富山発! ミュージカル『ハロー・ドーリー!』東京公演 記者懇談会 - 2013年6月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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ミュージカル『ハロー・ドーリー!』東京公演 記者懇談会1 左から野田久美子、本間憲一、剣幸、モト冬樹、井料瑠美

▲ 左から野田久美子、本間憲一、剣幸、モト冬樹、井料瑠美

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富山県富山市が創造発信する企画「オーバード・ホール名作ミュージカル上演シリーズ」。プロ・アマ問わず公募で出演者を選抜し、ミュージカル界で活躍する演出・振付家を招いて名作ミュージカルを上演する企画で、これまでに『回転木馬』(11年3月)、『ハロー・ドーリー!』(12年2月)、『ミー&マイガール』(13年2月)が制作された。また県立工業高校吹奏楽部をはじめ、市民キャストも多数出演しており、市民参加型の企画であることも特徴の一つだ。

これまで富山でしか観ることのできなかったこのシリーズが、今夏、東京に初登場する。演目は、日本語版の初上演として話題になった『ハロー・ドーリー!』の再演で、8月23〜25日東京芸術劇場 プレイハウスにて上演される。

先月同劇場で行われた記者懇談会では、メインキャストやスタッフが集結し、東京で上演するまでの経緯や再演への意気込みを語った。

以下、登壇者のコメント。

ミュージカル『ハロー・ドーリー!』2012年初演 1

▲ 初演(2012年)より
写真提供:(公財)富山市民文化事業団

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剣幸 ミセス・ドーリー ギャラガー リーヴァイ役
あり得ないことが起こったと思っております(笑)。富山でできるというだけでも幸せだと思っていましたが、それが東京でもできるということは本当に奇跡だと思います。地方から発信しているものを観ていただける機会って本当にそうそうないと思うので、こんなにうれしいことはありません。それに伴うプレッシャー……、やはり再演はより良くしようとみんな練りに練るものなので、初演を超えなきゃいけない。ドンと重いものが背中には乗っているのですが、多分『ハロー・ドーリー!』ってそれをも覆してくれるぐらいの楽しさを作品自体が持っているので、われわれが楽しくやらないと、その楽しさは伝わらないとも思っています。でも久しぶりに仲間と顔を合わせた時、いろいろなことがよみがえってきて、楽しい、ハッピーなミュージカルをみなさんにお届けできると確信しました。みなさんにもこのムードを味わっていただければと思います。

モト冬樹 ホレス・ヴァンダゲルダー役
日本語で初めての上演ということで、いろいろなお芝居をこれまでしてきましたが、こんなに長い間稽古をしたのはこれが初めてでした(笑)。みんな一丸となって稽古をし、オーバード・ホールという素晴らしいところでやれて、この作品に参加できて本当によかったなという気持ちで終わったのですが……、またやれるということで(笑)、あれだけ素晴らしい作品だったので、(今後の)ハードルが高くなってしまったのではないかと。自分の中で、また大変だなって気持ちと、東京でも上演できるというワクワク感がありますね。でも長い間練習しただけあって、みんな本当の家族みたいな感じなので、きっと前回より素晴らしい『ハロー・ドーリー!』ができるのではないかと思っておりますので、みなさん期待していてください。

井料瑠美 アイリーン・モロイ役
古き良き時代のアメリカのグランドミュージカルは私にとっても初めてでした。それまではロンドンの歌中心のミュージカル(への出演)が多かったので不安もたくさんありましたが、歌があって、お芝居があって、踊りがあって、そしてメッセージ性も素晴らしくて……。もう『ハロー・ドーリー!』の魅力を言い始めると尽きません! そしてもう一つ素晴らしかったのは、 “ミラクル・カンパニー”とでも言いますか、本当にミュージカルを愛しておられるスタッフさん、剣さんを始め夢のようなキャストがそろっていて、丁寧な稽古を東京から積み重ねていき、そして冬の富山で3週間も山ごもりするかのごとくお稽古をしました(笑)。お稽古場が劇場と同じサイズで、そこで2週間、本番と同じように段取りを組み、そしてオーバード・ホールに入って1週間、細かいところまで全部劇場でやらせていただきました。豊かで丁寧な環境できちんとつくることができ、本当に幸せだなと思う日々でした。その夢がまた叶うということで、さらにパワーアップしたものをお届けしたいと思います。ぜひ楽しみに観に来てください!

本間憲一 コーネリアス・ハックル役
再演はあったらいいなと思っていましたが、それが実現したということは、ハードルが上がっているぞ、と。お客さまの期待に応えるのはもちろん、DVDとも違うところをお見せしなければなりませんし(笑)。僕もいろいろブロードウェイ・ミュージカルにかかわらせていただきましたが、この作品は本当に音楽もいいし、とってもハッピーになれるし、これが東京でできるということをとてもうれしく思います。昨年(の初演時)から1年ちょっとしか経っていませんが、その雰囲気を伝えられたらなと思っておりますし、リニューアルされた東京芸術劇場でやれることにもワクワクしております。どうぞよろしくお願いいたします。

野田久美子 ミニー・フェイ役
私は徳島県出身なのですが、地方で初演を迎えたミュージカルがこうして東京に出てくるということは、本当に私自身もすごくうれしいです。
初演時の稽古で私がとても緊張していた時、剣さんが「久美ちゃん、もっと軽くやっちゃいな! 大丈夫だから。稽古やってるの見ててあげるから」とおっしゃってくださった時にすごく安心したのを覚えています。その数分後にモトさんが「あれ? おまえ緊張してんの? 周りみんなジャガイモだと思えばいいじゃん」と、すごくラフな感じでアドバイスしてくださったり(笑)、本当にキャスト・スタッフの方々に支えられて立つことができたこの舞台を、こうして再演できることを本当にうれしく思っております。出演者である私自身、本当に楽しみにしておりますので、ぜひ東京公演を観に来てください! お待ちしております。

奈木隆(富山市民文化事業団 芸術監督)
オーバード・ホールは日本でも有数の可動式床機構を持つ三面半舞台のオペラハウスです。そして世界的に見ても珍しい「富山市民芸術創造センター」という立派な稽古場施設も併設されています。
そこで制作した『ハロー・ドーリー!』を、ぜひとも東京で上演してほしい!と多くの声が寄せられ、急遽、再演することとなりました。
東京公演でも、オーケストラは初演時同様ほぼ富山市民(弦のみ桐朋オーケストラアカデミー)で構成しますが、富山と東京の演出はまったく異なるものなので、ぜひ両方観ていただきたいなと思っております。

高萩宏(東京芸術劇場 副館長)
昨年3月に(演劇評論家の)扇田(昭彦)さんから「富山で素晴らしいミュージカルを観てきた。東京でもできればいいんだけど、どうだろうか」と言われたのが、ちょうどリニューアル後の演目を探していた時でした。当初‘地方での参加型ミュージカル’と聞くと、あまりいいイメージを抱けなくて……「そういう固定観念がなくなるほどすごいんだ!」と扇田さんに力説され(笑)、DVDを見たら本当に素晴らしかったんです。オーバード・ホールと劇場機構がまったく異なるのがネックでしたが、技術担当の方から「工夫してできるよ」と言っていただけたので、ここまでこぎつけました。私も本番を観られるのを楽しみにしています。

扇田昭彦(演劇評論家)
昨年の2月に『ハロー・ドーリー!』を観劇した際、これほどのものが地方の公共劇場でつくれるのか、とびっくりしました。ブロードウェイ・ミュージカルの、しかも日本語で上演されたことのないものをやるという企画自体すごいと思いました。十分に稽古を積んでいるので歌と踊りのレベルもかなり高かったです。これを富山だけで終わらせるのは本当にもったいないと思い、高萩さんに話を持ち掛け実現に至りました。私はただつないだだけですが今後もこういう流れが続いていけばいいと思っています。

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