市川海老蔵、父・團十郎さんとの最後の共演 映画「利休にたずねよ」完成披露試写会 - 2013年7月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
サイト内検索
すべて|
公演名|
人名・劇団名|
劇場|
演劇ニュース
様々な条件で検索
こだわり検索
注目キーワード

演劇ニュース

このエントリーをはてなブックマークに追加
ニュースを購読する
映画「利休にたずねよ」5 市川團十郎(左)と市川海老蔵

▲ 市川團十郎さん(左)と市川海老蔵

拡大する

映画「利休にたずねよ」完成披露試写会 左から田中光敏監督、市川海老蔵、中谷美紀

▲ 左から田中光敏監督、市川海老蔵、中谷美紀

拡大する

このほかの写真も見る

© 2013「利休にたずねよ」製作委員会

市川海老蔵が主演を務める映画「利休にたずねよ」の完成披露試写会が、10日、新宿バルト9にて行われ、会見に海老蔵と中谷美紀、田中光敏監督が出席した。

山本兼一が「第140回直木賞」を受賞した同名小説を原作とした本作。海老蔵は、美への熱い情熱を秘めた、エネルギッシュで人間味あふれる千利休を演じている。

当初は「今まで数々の名優が演じていましたので、僕じゃないだろうと思って丁重にお断りをした」という海老蔵。「(監督から)“どうしても君がいい”と、手紙が来たんです。それからわざわざ会いにきてくださいまして、そこで“なんで僕なんですか?”と聞いたら“パッションです”と、わけの分からないことを言われて(笑)、そこから前向きにいろいろ作品のことを聞いて、お受けすることになりました」と、出演を決めるまでの経緯を明かした。

作品については「僕は自分の作品では泣かないし、自分が出ているからってひいき目で見ないんですが、終わった後に泣いたな。涙が出たな」「若い方にも見てもらえたら、芸術は普通の人から始まったんだなと、分かってもらえるんじゃないかな。良い映画だと思いました」と自信を見せた。

また、利休の妻・宗恩を演じた中谷は「海老蔵さんの演じている利休を見て3カ所ほど涙するシーンがあったんですが、そんな作品をご一緒することができて、監督、海老蔵さんには感謝しています」と述べた。

本作では、利休の師・武野紹鴎役として、今年2月に亡くなった海老蔵の父・團十郎さんが特別出演をしており、これが父子での最後の共演作品となった。

團十郎さんが出演を決めた時のことを、海老蔵は「家に呼ばれて“出させていただきます”と言われたんです。私たちは普段から敬語ですし、距離もあり師弟関係でもあるんですが、“今回はあなたが主役です”ということで、そんな言い方をされたんです」と話し、「父は3、4シーンの出演なのに、資料を山のように積んで、かなりこだわって役づくりをしていた。監督に対しても、このシーンは利休にこうさせた方がいいと話していた」と、作品に臨む姿を語った。

團十郎さんは普段、演技や演出などの主張が違う場合は、なかなか意見を曲げることがなかったという。「撮影中に監督が、父に意見を言いにいくと言った時に抵抗すると思ったが、父は二つ返事で“うん”と言った。それを聞いた時にドキッとしました」「父はこの映画が公開する時に、もしかしたら自分の命はないのかも知れないと、認識していたのかもしれない」と振り返った。

そして、「武野紹鴎と与四郎(利休)という関係性は、父じゃなかったらダメだったと思う。父の姿を映画で見ると、あらためてこの作品に出演してくださったことに、言葉で言い表せないものがありました」と、感慨深く語った。

映画は、12月7日(土)公開。また、本作は「第37回モントリオール世界映画祭」のワールド・コンペティション部門に正式出品される。

この記事の写真

  • 映画「利休にたずねよ」1
  • 映画「利休にたずねよ」2
  • 映画「利休にたずねよ」3
  • 映画「利休にたずねよ」4
  • 映画「利休にたずねよ」5
  • 映画「利休にたずねよ」6
  • 映画「利休にたずねよ」完成披露試写会 左から田中光敏監督、市川海老蔵、中谷美紀

インフォメーション

映画「利休にたずねよ」

【スタッフ】原作=「利休にたずねよ」山本兼一著(PHP文芸文庫刊) 監督=田中光敏 脚本=小松江里子
【キャスト】市川海老蔵/中谷美紀/成海璃子/福士誠治/クララ/袴田吉彦/黒谷友香/市川團十郎(特別出演)/壇れい/大谷直子/柄本明/伊武雅刀/中村嘉葎雄/伊勢谷友介/大森南朋

2013年12月7日(土)全国ロードショー

関連サイト

関連アイテム

トラックバック

この記事のトラックバックURL

http://www.theaterguide.co.jp/mt/mt-tb.cgi/5415