井上芳雄ヴォルフガングのファイナル・ステージ! ミュージカル『モーツァルト!』製作発表会 - 2014年8月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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『モーツァルト!』会見 1 香寿たつき、春野寿美礼、花總まり、山崎育三郎、小池修一郎、井上芳雄、平野綾、ソニン、山口祐一郎

▲ 左から香寿たつき、春野寿美礼、花總まり、山崎育三郎、小池修一郎、井上芳雄、平野綾、ソニン、山口祐一郎

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『エリザベート』のゴールデン・トリオ、ミヒャエル・クンツェ(脚本・歌詞)&シルヴェスター・リーヴァイ(音楽・編曲)&小池修一郎(演出・訳詞)によるヒット・ミュージカル『モーツァルト!』が、4年ぶりに上演される。11月からの上演に先駆け、今月7日に演出家、主演キャストが集い、製作発表記者会見が開催された。

天才作曲家ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの生涯をベースに、彼が神童と呼ばれた幼少期の姿の化身“アマデ”を登場させ、ドラマチックな音楽に乗せて描いた同作。今回の注目は、2002年の日本初演以来、タイトルロールを務めてきた井上芳雄が“卒業”を発表したことだ。2000年にデビューした彼の出演作の中で、もっとも長い歳月、続投してきたミュージカルとあって、ファンの注目が集まっている。

会見の冒頭では、作曲家のシルヴェスター・リーヴァイ、キャストの一人で現在は療養中の市村正親からのメッセージも紹介された。

■シルヴェスター・リーヴァイ(音楽・編曲)
『モーツァルト!』は、彼の人生と作曲について描いていますが、仕事で闘うこと、父親や妻との関係など、一般の方々にも通じる普遍性のある作品です。井上芳雄さんが最後となるのは悲しいですが、世界初演から15年目の今年、モーツァルトが亡くなったのと同じ35歳で演じてくれることはうれしく思います。ヨシ(井上)! これからの活躍を心から応援しています。育さん(山崎育三郎)は、(地方で)上演中の『レディ・ベス』にも出演してくれています。今回も彼にしかできないヴォルフをつくり上げてくれると信じています。日本のファンは心が大きく、優しいので大好き。皆さんの『モーツァルト!』への感動的な拍手が支えです。これからも良い作品をつくるよう努力しますので、観にいらしてください。

■市村正親 レオポルト役
『モーツァルト!』は、初めて父親役を演じた、とても思い入れのある作品です。井上さん、山崎さん演じる二人の息子たちへ。平野(綾)さん、ソニン演じる二人の娘たちへ。パパの帰りを待っていてください。

続いて、登壇者の主なコメントは下記の通り。

■小池修一郎(演出・訳詞)
大阪公演中に500回を迎えるとのこと。井上君と山口祐一郎さんを除くメンバーが代わりながら引き継がれてきましたが、今回は新しい方が多いので、作品的にもリフレッシュできればと思います。
市村さんからは手術後すぐにメールをいただき、「無事に成功したし、バッチリ。『モーツァルト!』で元気で会いましょう」というメッセージに、安心しました。
演出面では、新しい場面が加わる予定はありません。ですが大人の俳優になった井上君が、以前は想像で演じていたであろうヴォルフガングの晩年を、今回は自分の生きざまと重ねてやれるだろうと思うので楽しみです。山崎君は、前回は無我夢中でやっていたと思いますが、今回はヴォルフガングの生き方などをあらためて考えてくれるはず。また、彼はまだ青春の真っただ中にいるので……井上君も終わったわけではないと思いますけれども(一同笑)、ヴォルフガングのビビットな部分を、等身大の感受性で表現してくれることでしょう。平野綾さんは優れた歌唱力の持ち主。エゴが強いけれど愛情深いコンスタンツェになると思います。ソニンさんはNY留学から帰国後、初めてのミュージカルとのことで、本場の味わいを加えていただくのが楽しみ。花總まりさんには、子ども時代のナンネールもやってもらうので、長い歳月にわたる姉の一生をどう見せてくれるのか期待しています。春野寿美礼さんは男爵夫人の知性と品格をうまく表現してくれるはず。香寿たつきさんには艶っぽい男爵夫人を楽しみにしています。山口祐一郎さんは、この方がいたからウィーン・ミュージカルが日本に定着したというくらいの方。ミュージカルの守護神です。山口さんの歌声を聴くのは、この仕事をしていて良かったなと思う瞬間です。

『モーツァルト!』会見 2 井上芳雄

▲ 井上芳雄

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『モーツァルト!』会見 3 山崎育三郎

▲ 山崎育三郎

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■井上芳雄 ヴォルフガング・モーツァルト役
今回でヴォルフガングという役を最後にさせていただきます。僕の青春は終わったことですし(笑)、歌も踊りもハードな役なので、体力的にもそろそろ……それは冗談ですが(笑)。実際、いつまで自分がその役をできるかは毎回分からないので、今回またできるだけでうれしい。モーツァルトが亡くなったのと同じ35歳までやれたら幸せだと、かねがね言っていたので、実現して幸せです。先日、TV番組の収録でウィーンへ行き、モーツァルトの縁の地をたどり直し、気持ちを新たにしました。僕は最後ではありますけれども、軽やかに、今回の『モーツァルト!』をつくれたらいいなと思っています。

■山崎育三郎 ヴォルフガング・モーツァルト役
“ファイナル”まであと7年ある山崎です(笑)。前回は初めての主演で、帝国劇場のセンターに立つだけで不安と緊張の毎日。がむしゃらに千秋楽までたどり着いたという感覚でした。それから4年の間にいろいろな経験をさせていただいて、今の28歳の自分ができるヴォルフガングがすでに思い浮かんでいるので、すべてを出し切りたいと思います。僕もウィーンのモーツァルトの家などに行き、お墓参りもして、彼をたどりました。その経験も生かして、4年前とは違う自分を見せられたらと思います。

■花總まり ナンネール役
『モーツァルト!』は初参加となります。素晴らしい作品なので、参加できることをうれしく思います。ナンネールはとても難しい役だと思っております。一生懸命頑張りますので、よろしくお願いいたします。

■平野綾 コンスタンツェ役
今、上演中の『レディ・ベス』に続き、リーヴァイさんの作品に出演させていただけるのが本当にうれしいです。昨年の今ごろに『〜ベス』のオーディションがあり、その課題曲の一つが(コンスタンツェの持ち歌である)“ダンスはやめられない”でした。実はベス役よりも先にコンスタンツェ役が決まっていたので、やっとこの役をやらせていただけるなという思いで、楽しみです。

■ソニン コンスタンツェ役
何度も上演されている、とても愛されている作品に参加できることが光栄です。個人的にモーツァルトが書いた曲が大好きでよく聴いているので、彼の人生の一部である妻役を担えてうれしく思います。初参加なので緊張と恐縮の気持ですけれども、新しい風をビュッと吹かせられるように頑張りたいと思いますのでご期待ください。

■香寿たつき ヴァルトシュテッテン男爵夫人
今回で4回目、9年前の初参加から年月を重ねた分、さらに重みのある男爵夫人を演じられたらなと思います。これほど歌う前に緊張する作品はありませんし、こんなに長く一つの役を演じるのも初めてです。1回1回を大事に精いっぱい頑張ろうと思います。

■春野寿美礼 ヴァルトシュテッテン男爵夫人
“星から降る金”という歌は、これまで幾度となく耳にしてきましたが、そのたびに心地よさを覚えておりました。自分が歌うとなるとエネルギーのいる歌だと実感し、勉強させていただけそうだなと思っております。ミュージカルへの出演が久しぶりですので、キャストやスタッフの方々、先生方のお力をお借りして、一生懸命努めてまいりたいと思います。

■山口祐一郎 コロレド大司教役
新しい風がお稽古場と舞台上で吹いている時、その風でちょっとでも自分が新しくなれればと、こっそり思っております。先ほど、何年も演じているので役に重みが増していくというお話があったんですが、それが一番、私には難しいんじゃないかとも思っています。それから青春真っただ中の方が、劇場にもいらっしゃるのでしょう。ボチボチ終わりかけているという方も足をお運びくださるでしょう。そして、とうの昔にそういうのが終わってしまったという方もいらして、この『モーツァルト!』の夢のようなひとときを、皆さんと過ごせたらと思っています。

『モーツァルト!』会見 12 山崎育三郎(左)と井上芳雄“僕こそ音楽(ミュージック)”

▲ 山崎育三郎(左)と井上芳雄による“僕こそ音楽(ミュージック)”

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さらに質疑応答では、本作で舞台復帰予定の市村との共演について、キャストが言及。すでに共演経験のある面々は、「“演劇界でのお父さん”から勉強させていただくことは山のようにあるので、再会の時を楽しみにしています」(井上)、「初めて共演させていただいた時は“お母さん(『ラ・カージュ・オ・フォール』のザザ役)”、この作品では“お父さん”と両親をやっていただいて(笑)、息子のようにかわいがっていただいています。今回も本当の親子に見えたら」(山崎)、「共演は3、4年ぶり。留学中に一時帰国した時、市村さんの出演作を観て、ごあいさつしました。何倍も元気になって帰っていらっしゃるはず」(ソニン)、「宝塚歌劇団を卒業してから、一番共演の多い俳優さんが市村さん。尊敬する大先輩ですので、今回も市村さんから学ばせていただけたらと思います」(香寿)。そして、公私ともに30年以上の親交がある山口は、「こんなに皆さんが市村さんのことを待っています。尊敬しています。愛してるという言葉ではなかったんですけど、この仕事をしている仲間であったり、先輩であったりに対する敬意を感じる、とってもチャーミングな記者発表でした。きっと市村さんの回復への大きなエネルギーになると思います。すてきな再会が、稽古場で、舞台上で行われると信じています」とエールを送った。

会見の最後には、劇中の人気ナンバーより、平野綾が“ダンスはやめられない”、春野寿美礼が“星から降る金”、井上芳雄と山崎育三郎が“僕こそ音楽(ミュージック)”を披露。中でもWキャストの井上と山崎のデュエットは、本公演では観られないとあって、抽選で入場した400人のオーディエンスを大いに沸かせた。

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インフォメーション

ミュージカル『モーツァルト!』

【スタッフ】脚本・歌詞=ミヒャエル・クンツェ 音楽・編曲=シルヴェスター・リーヴァイ 演出・訳詞=小池修一郎

【キャスト】井上芳雄、山崎育三郎(Wキャスト)/花總まり/平野綾、ソニン(Wキャスト)/香寿たつき、春野寿美礼(Wキャスト)/山口祐一郎/市村正親/阿知波悟美/武岡淳一/吉野圭吾 ほか

■東京公演

2014年11月8日(土)〜12月24日(水)
・会場=帝国劇場
・一般前売=11月分:9月6日(土)開始/12月分:9月13日(土)開始
・料金=全席指定S席13,000円/A席8,000円/B席4,000円

■大阪公演

2015年1月3日(土)〜15日(木)
・会場=梅田芸術劇場 メインホール
・一般前売=9月27日(土)開始
・料金=S席13,000円/A席9,000円/B席5,000円

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