野田秀樹戯曲をマームとジプシー・藤田貴大が演出 『小指の思い出』が上演中 - 2014年10月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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『小指の思い出』開幕 3

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夢の遊眠社時代を代表する野田秀樹の戯曲を、気鋭の若手劇作家・演出家の藤田貴大(マームとジプシー)が演出した『小指の思い出』が、先月29日に東京芸術劇場 プレイハウスにて開幕。同日に公開舞台稽古が行われた。

野田が自身の小説「当たり屋ケンちゃん」をもとに戯曲化し、83年に初演された本作。軸となるのは、車にぶつかり、金銭をせしめる当たり屋の赤木圭一郎と、雑誌に出した広告をきっかけに彼と出会うことになる同業の粕羽聖子だ。物語は二人が出会った場外馬券場と、粕羽正月、六月、八月という3人の少年が、貴族の馬車に当り屋をしている中世ニュールンベルグを舞台に展開していく。

藤田にとっては、これまでで最も大きい劇場での演出となるが、舞台上に数台の車を配し、それらをシーンによって俳優が動かすなど、広い空間をダイナミックに使用。また、マームとジプシーの近作で用いられていた木の枠を使った演出も随所に施し、藤田の今までの試行が、より深化した形で立ち上がっていた。

藤田演出作品に初登場となる勝地涼、松重豊、宮崎吐夢、山中崇らと、常連の青柳いづみ、藤田と関係性の深い飴屋法水らの共演も見どころの一つ。彼らが発する詩的なせりふと、青葉市子、Kan Sano、山本達久による叙情性豊かな生演奏が相まり、現実と妄想の世界を行き交う作品世界がさらに奥行きを持ったものとして、目前に広がった。

初日を迎えた藤田は「20代最後の年に取り組んでみてよかった作品になりました。30年先まで生きたとして、野田さんと同い年になったとき。ぼくはこの世界の、どういう風景を見ているのだろう。2014年、今年としての、小指の思い出、ぜひ」とコメントしている。

公演は10月13日(月・祝)まで。

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