劇団鹿殺しが再始動 復活公演が15年1月に開催 - 2014年10月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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劇団鹿殺し充電前公演『無休電車』(2013.9 青山円形劇場)より

▲ 劇団鹿殺し充電前公演『無休電車』(2013.9 青山円形劇場)より

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劇団鹿殺し・丸尾丸一郎(左)と菜月チョビ

▲ 丸尾丸一郎(左)と菜月チョビ

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「文化庁新進芸術家海外派遣制度」で1年間にわたりカナダへ留学していた菜月チョビが、劇団鹿殺しに復帰。15年1月に、1年3カ月ぶりの本公演を行う。

菜月の留学中、Cocco主演『ジルゼの事情』や、⿃肌実、森下くるみらを迎えた『山犬』といったプロデュース公演を行ってきた彼ら。復活公演と銘打つ今回は、09年に上演した『ベルゼブブ兄弟』を原案とした新作『ランドスライドワールド』を上演する。丸尾丸⼀郎作、菜月演出、入交星士×オレノグラフィティ音楽、劇団員総出演という顔合わせに加え、木村了をゲストに迎える。

■菜月チョビ
約1年半の充電期間を経て活動を再開し作品をつくるにあたり、私の心に浮んだのは『ベルゼブブ兄弟』という作品でした。09年3月に東京、⼤阪、神戸、福岡と⼩規模ながら初の4都市ツアーをした作品です。1年の留学期間、日本の演劇シーンをすこし離れたところから見つめる中で、自分を支える根幹があまりにも脆弱になってしまっていることを感じました。「観たいお芝居を自分でつくる」というシンプルな出発点が、「みんなが観たいもの」「人が価値を認めてくれるもの」であるべきか否か?という他者への期待だったり、良い格好をしたい欲に埋もれて見えなくなりそうになっていたのです。
『ベルゼブブ兄弟』は山奥の古い⼀軒家という狭い狭い世界から、外の世界へのあこがれを募らせ、最もそばにある家族や自分自身という最も深くて大きな愛の世界を見落として幸せになれないでいる人びとを描いた作品です。この作品をやっていた時にも初の4都市ツアー、人に好かれたくて褒めてほしくてたまりませんでした。東京でやっと定期的に劇場公演ができるようになったところで、褒めてほしい対象の“世界”は、目の前にあるすべてに思えていました。だからただただ目の前に広がる空間に向かって叫び続けていればよかった。それから5年が経った今、“世界”とは一体何なのだろうと思うのです。“演劇シーン”と呼ばれる“世界”はとても⼩さく窮屈なものに感じるようになってきました。どのジャンルにも⾔えることですが、音楽でも何でも誰かが誰かを評価して「これはいいもの」「これは価値のないもの」と決めていくけれど、そこに広がる世界地図のようなものは⼀体誰のためのものなのだろうかと。
「私たちが向きあいたい“世界”は本当はどこにあるのか。」世界が小さく無価値に見えたり、途方もなくとりとめのない不動のものに見えたり、5年前と同じ動力では⾛れなくなった今、『ベルゼブブ兄弟』の小さな小さな世界から、大きな、そして無限の可能性のある“世界”を探したいと思います。

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  • 劇団鹿殺し充電前公演『無休電車』(2013.9 青山円形劇場)より
  • 劇団鹿殺し・丸尾丸一郎(左)と菜月チョビ
  • 劇団鹿殺し『ランドスライドワールド』仮チラシ

インフォメーション

劇団鹿殺し復活公演
『ランドスライドワールド』

【スタッフ】作=丸尾丸一郎 演出=菜月チョビ 音楽=入交星士×オレノグラフィティ
【キャスト】丸尾丸一郎/オレノグラフィティ/山岸門人/橘輝/傳田うに/円山チカ/坂本けこ美/鷺沼恵美子/浅野康之/近藤茶/峰ゆとり/有田杏子/木村了 ほか

■東京公演
2015年1月11日(日)〜25日(日)
・会場=本多劇場

■大阪公演
2015年1月29日(木)〜2月1日(日)
・会場=ABCホール

各公演とも
・一般前売=11月16日(月)開始
・料金=全席指定4,900円/学生3,500円

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