銀河劇場ニュージェネレーションシリーズ第1弾 高橋正徳演出『春のめざめ』稽古場リポートが到着 - 2014年12月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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『春のめざめ』稽古場 1 中島歩(左)と相葉裕樹

▲ 中島歩(左)と相葉裕樹

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『春のめざめ』稽古場 12 後列左から、金沢映子、木戸邑弥、横田美紀、栗原類、武田航平、櫻井章喜、前列左から、笹本玲奈、高橋正徳、相葉裕樹、中島歩

▲ 後列左から、金沢映子、木戸邑弥、横田美紀、栗原類、武田航平、櫻井章喜、前列左から、笹本玲奈、高橋正徳、相葉裕樹、中島歩

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現在の小劇場で活躍する次世代のクリエーターたちを、若手俳優たちとのコラボレーションで紹介する、天王洲 銀河劇場の新企画「ニュージェネレーションシリーズ」。その第1弾として上演されるのが、高橋正徳(文学座)と中屋敷法仁(柿喰う客)演出による朗読劇だ。このたび、高橋演出『春のめざめ』のオフィシャル稽古場リポートが到着した。 

フランク・ヴェデキント作『春のめざめ』は、100年前にドイツで生まれた戯曲。思春期の少年少女たちの性のめざめと、それを抑圧する大人たちと、だからこそ起こってしまう悲劇を描いている。若い俳優たちを生かせるものをと、本作を選んだ高橋は、戯曲のリライトを鐘下辰男に依頼。現代の日本にも通じる普遍的な要素を抽出した上演台本に仕上がっているとのことだ。

舞台セットはイスだけが置かれる予定。その席は決められているものではなく、9名のキャストに対し、イスの数はその倍以上の20脚になる。俳優は、出演シーンが終われば周囲に並べられたイスに引っ込むという演出で、それもどこに座ってもいいという。せりふを読む時でさえ、その位置は不確定で「明日にはまた変わるかもしれないけど」と、高橋もゆるやかに演出していく。通常の朗読劇よりも躍動的なステージになるようだ。 

台本もただ読むのではなく、相手に向かって語ることもあれば、客席に向かうこともある。それにより、相葉裕樹演じるメルヒオールに、中島歩演じるモーリッツが自身の性のめざめを告白するやりとりも、よりメリハリが付いたものになっている。互いを見ていた視線が客席に向くことで、メルヒオールがモーリッツを未知の世界へ引きずり込もうとする緊迫感をより高めていく。「言葉を語るということにこだわりながら、朗読劇と芝居の真ん中を見つけていきたい」と高橋も語る。 

また、殴り合うシーンでは、実際に相手を殴ることなく、足を踏み鳴らし、にらむことで、それを想像させている。「言葉の熱量だけでなく、身体の熱量でも、そのシーンを動かしていきたい」と高橋が言うように、俳優たちはさまざまなアイデアを繰り出していく。そして、ト書きを含め、ひとりで何役ものせりふを読み、少年少女を演じた俳優が大人も演じる。まじめに一生懸命読む場面もあれば、遊びを取り入れるシーンもある。この自由さで、多感な思春期を描く本作の豊かさを生み出している。

公演は12月6日(土)・7日(日)開催。14日(日)・15日(月)には、吉田恵里香の同名小説を原作とした、中屋敷演出『僕とあいつの関ヶ原』が上演される。

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インフォメーション

銀河劇場ニュージェネレーションシリーズ

朗読劇『春のめざめ』

【スタッフ】作=フランク・ヴェデキント 翻訳=長田紫乃 上演台本=鐘下辰男 脚色・演出=高橋正徳(文学座)
【キャスト】相葉裕樹/木戸邑弥/栗原類/武田航平/中島歩/笹本玲奈/横田美紀/金沢映子(文学座)/櫻井章喜(文学座)

2014年12月6日(土)・7日(日)

朗読劇『僕とあいつの関ヶ原』

【スタッフ】作=吉田恵里香(東京書籍刊) 演出=中屋敷法仁(柿喰う客)
【キャスト】木戸邑弥/武田航平/玉城裕規/三上真史(D-BOYS)/宮下雄也(RUN&GUN)

2014年12月14日(日)・15日(月)

各公演とも
・会場=天王洲 銀河劇場
・料金=全席指定5,500円/両作品応援シート(2作品セット券)11,000円(1階前方席&非売品オリジナルグッズ付)
・一般前売=11月13日(木)開始

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