佐々木蔵之介が初の一人芝居に挑戦 『マクベス』製作発表会 - 2015年2月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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『マクベス』会見 1 佐々木蔵之介

▲ 佐々木蔵之介

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『マクベス』会見 2 アンドリュー・ゴールドバーグ(左)と佐々木蔵之介

▲アンドリュー・ゴールドバーグ(左)と佐々木蔵之介

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佐々木蔵之介が主演を務める舞台『マクベス』の製作発表会が、12日に都内で開催された。

物語の舞台は精神病院。登場人物は病室に隔離された、たった一人の患者と、彼を見守る看護師と女医だけ。やがて、患者の中に内在する『マクベス』の登場人物たちが、そのドラマを再現し始め、観客は患者を通して『マクベス』を追体験する……。

スコットランド・ナショナル・シアター(NTS)版の本作は、シェイクスピアの4大悲劇の一つ『マクベス』の登場人物をほとんど一人で演じきるというもの。ジョン・ティファニー&アンドリュー・ゴールドバーグの演出と、俳優アラン・カミングの共同リハーサルによって練り上げられ、12年6月にスコットランドで初演されたものだ。同年7月には「NY・リンカーンセンター・フェスティバル」に招聘され、さらに翌年には、ブロードウェイでアンコール上演も行われるなど好評を博した。

今回は、オリジナルの演出家であるゴールドバーグが来日。さらに、NTSの全面協力のもと、オリジナルの美術や衣裳、照明、映像、音響デザインと、オリジナルスタッフを迎えての上演となる。

会見での主なコメントは以下の通り。

■アンドリュー・ゴールドバーグ(日本版演出)
今回、日本に来るのは初めて。このような機会を与えていただきうれしく思います。お客さまにとって50回目の『マクベス』であろうと、初めての『マクベス』であろうと、エキサイティングなものにしたい。本作はNTS版がオリジナルですが、新しい日本版としてつくっていきたいと思っています。というのも、日本の伝統的な演劇が好きで尊敬してますし、日本の観客は、僕らとは違う演劇の考え方や関係性を持っていると思うからです。夏からの稽古では、そういったところを意識しながら日本の方々とコラボレーションして、新しい創作をしたいと思います。

■佐々木蔵之介
これまで、一人芝居のオファーは断ってきました。今回も「僕、やるって言ったかな?」って何度もマネージャーに聞きました(笑)。なので、今日こういう形で記者発表されるのはすごく怖いですね。『マクベス』のせりふに“ひどいのか良いのか、こんな日は初めてだ”とありますが、まさにそんな日。もちろんやる気ではありますが、いつでも逃げる準備はできてます(笑)。アンディーは「今までいろいろな国でいろいろな人が『マクベス』をやってきたけど、今回は、このカンパニーならではの面白さのある革新的な『マクベス』にしたい」と話していて、そういう方と一緒に芝居をできることはとてもうれしく思います。

【作品が生まれた経緯】
■アンドリュー・ゴールドバーグ
スコットランド出身のアラン・カミングが、『マクベス』をやりたい、同時にマクベス夫人も演じてみたいと、長い間希望していたんです。最初は、彼が1公演ごとにマクベスとマクベス夫人を交互に演じるというリーディングからスタートしましたが、思ったほどの成果は得られなかったそうです。僕は『マクベス』の“白痴が喋る物語”というせりふから、精神病院を舞台に、患者が主人公の『マクベス』というアイデアを考えていて、アランたちとそのアイデアをシェアしたところから始まりました。

【ワークショップをやってみて】
■アンドリュー・ゴールドバーグ
やはり、文化を超えても普遍的で変わらないものがあるんだと、大きな発見がありました。蔵之介さんのせりふはもちろん日本語ですが、テキストを深くまで分析していて、繊細さや知性を感じさせる素晴らしい演技だと思いました。
■佐々木蔵之介
何を心配して、何を不安がったらいいの分からないような状況でワークショップに入ったんですが、さらに心配と不安が増えました(笑)。膨大なせりふの量に、体力・精神力はどうしようかと。でも、かすかな一筋の光は見えたかも。『マクベス』のせりふはすごくカッコ良く、こんなせりふが言えるなんてと、役者冥利に尽きるものがたくさんありますね。

【アラン・カミングの映像を見て】
■佐々木蔵之介
映像を見たのはこのカンパニーが動き出してから。もしオファーを受ける時だったら「ノー」と言っいてたと思います(笑)。生身の役者一人の肉体にものすごくドラマがあって、本当に驚きました。
■アンドリュー・ゴールドバーグ
オファーの時に、蔵之介さんはお酒をたくさん飲んでいたんでしょう(笑)。アランも今回のプロダクションを楽しみにしていて、彼自身「この『マクベス』は今までの俳優人生の中でも一番大変だった」と話していて、蔵之介さんへの「頑張って、グッドラック!」というメッセージを預かってきました(笑)。

【『マクベス』を演じる上で必要なものは?】
■アンドリュー・ゴールドバーグ
お客さまが物語についていくためには、役が変わったことをきちんと認識させなければいけない。衣裳が変わるわけでもないし、それほど小道具がないし、テンポよく役が変わるシーンもある。すべては蔵之介さんの演技にかかっていると思います。身体の使い方や声の多様性、見せ方が一番大切。20人分の俳優の仕事をしなければいけないので、20人分頑張っていただかないと(笑)。

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  • 『マクベス』会見 1 佐々木蔵之介
  • 『マクベス』会見 2 アンドリュー・ゴールドバーグ(左)と佐々木蔵之介
  • 『マクベス』会見 3 アンドリュー・ゴールドバーグ
  • 『マクベス』会見 4 佐々木蔵之介
  • 『マクベス』会見 5 左からブルボンヌ、アンドリュー・ゴールドバーグ、佐々木蔵之介
  • 『マクベス』会見 6
  • 『マクベス』会見 7 佐々木蔵之介
  • 『マクベス』会見 8 アンドリュー・ゴールドバーグ(左)と佐々木蔵之介

インフォメーション

『マクベス』

【スタッフ】作=W.シェイクスピア 日本版演出=アンドリュー・ゴールドバーグ 翻訳=松岡和子訳『マクベス』より 演出補=谷賢一
【キャスト】佐々木蔵之介 ほか

2015年7月12日(日)〜8月2日(日)
*12日はプレビュー公演
・会場=PARCO劇場
・一般前売=4月25日(土)開始
・料金=全席指定8,500円、プレビュー公演8,000円、U-25チケット5,000円(ぴあにて前売のみ、観劇時25歳以下対象、当日指定席券引換、要身分証)

愛知、大阪、神奈川、福岡でのツアー公演あり

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