Dステ16th×TSミュージカルファンデーション ミュージカル『GARANTIDO』製作発表会 - 2015年2月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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『ガランチード』会見 1 上段左から、橋本汰斗、高橋龍輝、三津谷亮、荒井敦史、前山剛久、大久保祥太郎、下段左から山田裕貴、マルシア、柳下大、荒木宏文、加治将樹

▲ 上段左から、橋本汰斗、高橋龍輝、三津谷亮、荒井敦史、前山剛久、大久保祥太郎、下段左から山田裕貴、マルシア、柳下大、荒木宏文、加治将樹

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『ガランチード』会見 3

▲ 劇中歌“ジャポネス・ガランチード”が披露された

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TSミュージカルファンデーションの2010年初演作を、主宰の謝珠栄(演出・振付・作詞)が新たに加筆し、俳優集団D-BOYSとそのOB、マルシアの出演で送る『GARANTIDO』の製作発表会が、2月19日、都内で行われた。

現代日本で存続の危機にある劇団と、彼らが演じる太平洋戦争前後のブラジルに移住した人びとの物語が、重なり合って立ち上がる本作。劇団員たちの苦悩ときずな、そしてブラジルの過酷な状況下で生きる日本人たちの奮闘と心のつながりが、情熱的な楽曲や軽快なダンスに乗せて描かれる。会見では、『チョンガンネ』(13年)以来の本格的なミュージカルへの挑戦となるD-BOYSの面々や、日本ブラジル外交関係樹立120周年の今年、親善大使に任命されたマルシア、そして、謝珠栄らが登壇。劇中歌“ジャポネス・ガランチード”を披露するシーンもあり、公演へ向けての気合いを見せた。登壇者のコメントは以下の通り。

■謝珠栄(演出・振付)
私は1960〜70年代に東京キッドブラザースに出会ったことで、舞台のスタッフとしての道を突き進んできたわけですけども、その劇団の主宰であった東由多加さんが亡くなられた時の追悼公演に選んだのが、ジョルジュ・アマード原作の『砂の戦士たち』でした。劇団の話と『砂の戦士たち』をリンクさせるような構成でつくったのですが、ブラジルの作品をやるにあたり、ブラジルに移住した人たちの話を調べたんですね。今度やる時は彼らの話をつくりたいと思って発表したのが、『ガランチード』です。D-BOYSさんのことを知った時に、ぜひ彼らと東京キットブラザースさんを重ね合わせたいなと思って話し合い、この演劇青年たちにミュージカルに挑戦していただくことになりました。(加筆については)前回の役者たちに当て書いた部分を、今回は年齢も全然違うので、加筆して。例えばマルシアさんの役は、シチュエーションは同じでも性格的なものを変えたり、皆さんそれぞれ個性や得意なものが違うので、そういうところを変えております。マルシアさんはおじいさま、おばあさまの姿を見ておられて、訴える力が強い。今は忘れ去られている、ふるさとを捨てて海外に飛び出していった方たちの思いを、マルシアさんのせりふ、歌から感じ取っていただきたいなと思っております。

■柳下大 紀本役
今回でDステは16作品目になります。ミュージカルは2作品目になるんですけど、今まで芝居を中心につくってきた僕たちが、僕たちなりのミュージカルを新しく提示できたらと思います。劇団員の話なので、それが僕たちD-BOYSとリンクして、生っぽい感じとか、集団の姿というのが見せられて、今のDステ、D-BOYSの形を見せていければなと思っています。

■荒木宏文 吉村役
僕は今、『ORANGE』という舞台で地方を回っているんですが、各地で劇場がなくなるという話をよく聞きます。お客さんが離れることによって劇場が保てなくなり、数が減ってしまう現状に歯がゆさを感じていて。今回、リアルで重苦しい題材の中、現代に生きる若者たちと1940年代に生きる若者たちの葛藤がリンクし、現代と日系ブラジル人の話が交錯した作品を僕らがやることに意味を感じています。Dステが本作での課題を成し遂げ、次の課題を見付け、さらに皆さんに舞台をより観てもらえるような時代が戻ってくるように、精一杯務めたいと思います。

■山田裕貴 伊藤役
舞台(の出演)は2度目で、ミュージカル初挑戦となるのですが、新たなことにチャレンジしていきたいです。“鬼の謝先生”のもと、厳しくご指導いただいて、この話の中心となる、苦悩や葛藤、若者の情熱を、ただ歌う、ただ踊るではなく、心の底からわき上がる感情とともに、しっかり表現していきたいと思います。

■加治将樹 畠野上役
年々、Dステが自分たちの中で盛り上がってきているなと感じます。これが、自分たちの中だけでなく、一人でも多くの方にお届けできることを目標にしていきたいですね。なかなかミュージカルに縁がなかったメンバーが多いので、特に振りや歌に対する瞬発力・表現力を高めていきたいなと。今回、ダンスや歌を通していろんな表現を身に付け、役者としてより成長し、Dステを盛り上げていくためのいろんなことが学べるのではないかと思っております。

■橋本汰斗 知田役
僕がDステで一番好きな作品が『ラストゲーム』(08・10年)と『鴉〜KARASU〜』(09年)なんですね。どちらも“生きること”がテーマであって、みんなが熱量とチャレンジ精神を持ってやっているところがすごく好きでした。この作品も、生きることがテーマだと思っているので、精一杯走っていこうと。謝先生の踊りって(身体が)柔らかいだけで、身体の表現が全然違うように見えるんです。それを前回(『ちぬの誓い』/14年で)経験したので、今回は180度開脚して、胸を床に付けられるくらい柔らかくなってやろうと思っています。

■高橋龍輝 田口役
ミュージカルということでダンスと歌もありますし、また、一人ひとりが作品の意味を理解しなければなと思っています。僕の課題は歌。普段歌っている時と、ミュージカルで歌っている時の発声の仕方や伝え方が違うと思うので、稽古段階からスキルを磨いていきたい。あとは気持ちで勝負したいと思います。

■三津谷亮 西尾役
“ガランチード”は、“保証”“信頼”という意味なのですが、信頼できる仲間やスタッフとともに面白さ保証書付きでお届けしてまいります! 僕は今どきの草食系男子代表なので(笑)、作品の中で自分の知らない男らしさの引き出しを、“鬼の謝先生”に油を塗ってもらって出しやすいようにしてもらえたらなと思います。ぜひ劇場でお待ちしております!

■荒井敦史 根岸役
劇団で芝居をする若者たちの群像劇となっているんですが、そこが、僕たちが本格ミュージカルに挑戦するという姿と本当にリンクすると思います。僕自身も歌というものに興味がそこまでなかったのですが、プロである以上、お客さまにいいものをお見せできるよう、稽古場で努力して頑張りますので、よろしくお願いします。

■大久保祥太郎 川上役
個人的にマルシアさんと10年ぶりに共演させていただくので、すごくうれしく、感慨深いです(マルシアは過去の共演作が分からない様子。2005年の『レ・ミゼラブル』に大久保はガブローシュ役で、マルシアはファンテーヌ役で出演。そのことをマルシアに話すと、「本当に!? 大きくなったのね〜」とコメント。会場は笑いに包まれた)。この中では最年少なので、若さと熱さで頑張りたいと思います。

■前山剛久 島役
この作品は、“信頼”と“仲間”がキーワードになるのですが、今年の自分のテーマが“愛”でして(会場失笑)。歌とかダンスとかお芝居って、気持ちが大事だと思うので、そこにどれだけ愛を乗せられるかが自分の課題ですね。しっかり仲間とメンバー、作品に愛を持って臨んで、すてきな舞台をつくりたいと思っています。

■マルシア 千里役
同じ事務所の後輩たちの16回目のステージで、とてもうれしい。日本とリンクしながらブラジルの話をさせていただくのですが、その中で私は、ブラジルで葛藤を持って生き抜く女性の役だそうです。祖父母が1920年代に移住したブラジル日系三世ですので、(作品に対する思いは)一言では言い表せません。移住された方々にそれぞれのドラマがありますし、社会問題もあって、そういうことを一つのテーマにしてお届けできたら。もう一つのテーマは生命力。生きてれば生命力があるのはもちろんなのですが、今回それをさらに表現したいですね。ミュージカルは歌、芝居、ダンス……と愛だな。すてきなD-BOYSの皆さんと一緒に手を取り合ってつくっていけたらと。自分の国、家族、いろんな思いが複雑に巻き込まれていて、ただ演じるだけじゃなくて、本気で“生きたい”ですし、私この作品を歴史に残る舞台にしたいと思っています。

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  • Dステ『ガランチード』会見 1
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  • Dステ『ガランチード』会見 3
  • Dステ『ガランチード』会見 4

インフォメーション


■兵庫公演
2015年5月30日(土)・31日(日)
・会場=兵庫県立芸術文化センター
・一般発売=2月21日(土)開始
・料金=全席指定A席7,500円/B席5,000円

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