大泉洋主演、原田眞人監督 映画「駆込み女と駆出し男」完成報告会見 - 2015年2月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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映画「駆込み女と駆出し男」完成報告会見 1 左から樹木希林、満島ひかり、大泉洋、戸田恵梨香、内山理名、原田眞人監督

▲ 左から樹木希林、満島ひかり、大泉洋、戸田恵梨香、内山理名、原田眞人監督

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映画「駆込み女と駆出し男」完成報告会見 2 大泉洋

▲ 大泉洋

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大泉洋主演、原田眞人監督の映画「駆込み女と駆出し男」の完成報告会見が、18日に都内で行われ、大泉と原田監督に加え、樹木希林、戸田恵梨香、満島ひかり、内山理名が登壇した。

井上ひさしが11年をかけて執筆した短編連作の時代小説「東慶寺花だより」を原案とし、原田監督が初めて時代劇に挑戦した本作。離縁を望む女たちの駆込み寺である鎌倉・東慶寺を舞台に、女たちの手助けをする駆け出しの医者で戯作者にあこがれる男と、さまざまな事情を抱えて駆込んでくる女たちの織り成す人情エンターテイメントだ。

駆け出しの離縁調停人・中村信次郎を演じた大泉と、御用宿「柏屋」の主でベテラン離縁調停人の三代目柏屋源兵衛を演じた樹木。作中では軽妙な掛け合いを見せている二人だが、「撮影中での印象深い出来事は?」と問われると、樹木は「印象深いことはありませんでしたね」と即答した。が、大泉は「そんなことないですよ! 多少はありますよ」とすかさず訂正。そして「希林さんの役者の在り方として勉強になったのは“すべて私が決める”ということ。まだ撮らなきゃいけないシーンあるのに『もう来ないわよ』って、帰る時間を自分で決めちゃう(笑)。逆に『今日はもう大丈夫です』っていう日に『宿に夕食いらないって言っちゃったのよ』って、映画の中で食べて帰った時があったり(笑)」とエピソードを明かした。

また、樹木は「撮影所で橋爪功さんに会った時に(源兵衛は原作では男性であるため)『あんた、男の役もやるようになったのか。僕らの役を取らないでくれよ』って言われましたね。そういうのは覚えてるけど、二人のシーンは特に印象ないのよねえ」と会場を笑わせた。

映画同様の二人の掛け合いが繰り広げられる笑いの絶えない会見だったが、樹木は登壇キャストの演技については「大泉さんはもちろん、ここにいる若い3人が力量以上のものを発揮していて感心いたしました」と太鼓判を押すと、会場からは大きな拍手が起こった。

そのほか、登壇者の主なコメントは以下の通り。

■大泉洋
井上ひさしさんの原案もそうですが、脚本もエネルギーに満ちていてすごく勢いを感じました。最初は脚本がとても厚かったことに驚きましたね。普通はどんどんカットしていくんですけど、原田監督は撮影中に増やしていくんですよ(笑)。助監督さんが「映画が4時間になる」と言っていたんですが、完成されたものが2時間23分になっていてビックリしました。テンポのよさが心地良くて、まったく長さを感じません。時代劇ですが現代の映像感覚で、演じる側としては長いせりふも話しやすかったですね。江戸時代の離婚は大変で、それを救済する縁切り寺でのいろいろな女性の生きざまが描かれていますので、さまざまな年代の方に楽しめる作品になっていると思います。

■戸田恵梨香
時代劇映画は初めてでしたが、見やすくて笑えて泣ける作品。テンポが良く、画も美しく、時代劇なのに古さを感じさせないですね。若い人にも楽しんでもらえる映画になっていると思います。

■満島ひかり
べらんめえ口調で、荒っぽく粋に演じなければならなくて難しい役柄でした。撮影は苦しかったけれど楽しく、進む方向を決め過ぎずに、その時の感覚で進んでいく、原田監督の感性がとてもすてきでした。今までに見たことのない時代劇で、現代に通じる作品だと思います。

■内山理名
映画は久しぶりだったのですが、原田監督の「わが母の記」を観て、いつかご一緒したいと思っていました。時代劇はたくさん出ているのですが、原田監督には“こうしなきゃいけない”という固定概念を崩していただき、新しい時代劇の役をつくることができました。

■樹木希林
こういうところに出てきても映画に役立ったことがないんですけど、行きがかり上ね。いまだに題名を覚えられないんですけど(会場笑)。この時代の庶民の日常を描いている時代劇で、ちょっといやらしい場面があるから小学生には見せられないかもしれないけど、勉強になると思いました。(キャストの)皆さん「画がきれい」と言うのは、監督の腕ですからね。原田監督のすごいところは、低予算でもお金がかかっているかのようにつくるんですよ(会場笑)。見て損はありません。この作品は私の好きな映画です。

■原田眞人
江戸から鎌倉までの距離感、その道中描写、登場人物たちの生きざま、女たちの連帯、信次郎の成長物語などの背景を考えて、脚本を書く前に時間がかかりました。苦労したのは原作では時代がはっきりとは書かれていない点。「振袖火事(明暦の大火)」が起こったころで、戯作者が弾圧されていた「天保の改革」辺りの時代と決めてからはすんなりといきました。初めての時代劇ですが、信次郎をはじめ、じょご(戸田)の鉄練りとか、お吟(満島)の粋な深川芸者ぶりとか、素晴らしい芝居がたくさんあります。最初はNGにしたものの、後でどうしても使いたくなって入れたシーンもありました。ここにいる全員にそういうシーンがありました。また、このメンバーで撮りたい! この面子で作品を撮り続けられるよう、応援よろしくお願いします。

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インフォメーション

映画「駆込み女と駆出し男」

【スタッフ】原案=井上ひさし「東慶寺花だより」(文春文庫刊) 監督・脚本=原田眞人
【キャスト】大泉洋/戸田恵梨香/満島ひかり/内山理名/陽月華/キムラ緑子/木場勝己/神野三鈴/武田真治/北村有起哉/橋本じゅん/山崎一/麿赤兒/中村嘉葎雄/樹木希林/堤真一/山崎努

2015年5月16日(土)全国ロードショー
・配給=松竹

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