能と文楽が赤坂ACTシアターで共演 『赤坂サカス文楽』製作発表会 - 2015年3月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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『赤坂サカス文楽』会見 1 豊竹英大夫(左)と観世清和

▲ 豊竹英大夫(左)と観世清和

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『赤坂サカス文楽』会見 6

▲ 会見では『二人三番叟』の一部が披露された

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08年のオープン以来、ストレートプレイやミュージカル、歌舞伎、落語など、さまざまなジャンルのエンターテインメントを上演してきた赤坂ACTシアターに能と文楽が初登場。今月開催される『赤坂サカス文楽』の製作発表会が、都内で行われた。

能と文楽が一つの舞台に集結する本公演。能では、古来より天下泰平や国土安穏を祈祷する神事とされ、祝いごとの折に演じられてきた『翁 日吉之式』を上演。そして、文楽では、能の翁が狂言方で演じる『二人三番叟』と、座頭の沢市と妻お里の夫婦愛を描いた『壺坂観音霊験記 沢市内より山の段』を上演する。

また、今回は特別に詩人・高橋睦郎による解説や、太夫・三味線・人形それぞれの技芸員による「文楽解説」も盛り込まれ、初めて観る人にも分かりやすい公演になるという。

会見での主なコメントは以下の通り。

■豊竹英大夫 太夫
赤坂といういわゆる“アウェイ”の場所で、能の『翁』と、文楽の『三番叟』が同時上演されるというのは、どちらのファンにとっても本当に画期的なことだと思います。日本の古典芸能で、ユネスコの世界遺産に一番最初に認定されたのはお能、その次に認定されたのは文楽ですが、日本にはお能も文楽も一回も観たことのない方が、まだまだ大勢いらっしゃいます。この世界に通じる日本の伝統芸能を、現代が息吹いている空間でぜひご覧にいただきたいと思います。

■鶴澤清介 三味線
能も文楽も、発生当時は庶民の娯楽でしたが、何百年を経て、ちょっととっつきにくいとお考えになる方が増えたのは大変残念でございます。今でも日本人のDNAの中には、これらを理解し共感して、泣き笑い感動するものがあるんです。なじみのない方にも、一度でもご覧になっていただければ、必ず琴線に触れるものがございます。これを機会に、ぜひともお一人でも日本人の心の奥にある、光り輝く宝物を発掘していただければありがたいことでございます。

■豊松清十郎 人形
お能のことは、われわれ文楽からは“本業”と申しまして、文楽や歌舞伎の演目には、お能の演目をアレンジしたものが多くあります。そのお能の家元と同じ舞台に立たせていただけるのは非常に光栄です。普段、文楽を上演している国立劇場は良い劇場ですが、前が皇居で向かいが最高裁ということで非常に堅苦しく(笑)、どうしてもお客さまの背筋が伸びてしまいます。赤坂のような華やかな場所で、気軽にご覧いただきたいだけるのではないかと楽しみにしています。

■観世清和 二十六世観世宗家
能楽と文楽と同時上演で、しかも、私ども能の世界で一番大事にしております『翁』の能を私が勤めさせていただき、いつもは狂言方が受け持っています『三番叟』の部分を文楽の先生方が演奏なさります。これはかつてない画期的なことだと思っております。文楽では能を“本業もの”とおっしゃいますが、文楽はその域を超えて発展したものになっています。能と文楽の様式美の深さや美しさを皆さまに感じていただければと思います。

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  • 『赤坂サカス文楽』会見 8 左から豊松清十郎、豊竹英大夫、観世清和、鶴澤清介

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