大竹しのぶ&三浦春馬出演『地獄のオルフェウス』製作発表会 - 2015年4月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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『地獄のオルフェウス』会見 左からフィリップ・ブリーン、水川あさみ、大竹しのぶ、三浦春馬、三田和代

▲ 左からフィリップ・ブリーン、水川あさみ、大竹しのぶ、三浦春馬、三田和代

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テネシー・ウィリアムズの名作戯曲『地獄のオルフェウス』が、大竹しのぶ、三浦春馬、水川あさみ、三田和代らの出演で上演されることとなり、製作発表が行われた。

アメリカ現代演劇を代表する作家テネシー・ウィリアムズが、1957年に発表した本作。1940年初演の『天使のたたかい』を17年かけて改訂したもので、偏見と慣習に囚われた小さなコミュニティーの中、愛のない結婚をし、淡々と日常を生きる女の前に現れた一人の青年が、周囲の人びとの欲望を触発していくさまを描いている。

主人公レイディ・トーランスを演じるのは、同じウィリアムズの戯曲『欲望という名の電車』のブランチ役で紀伊國屋演劇賞を受賞した大竹しのぶ。自由な魂の象徴である青年ヴァルには、ストレートプレイ初挑戦となる三浦春馬が挑む。そして、自由な生き方が世間の反発を招いてしまうキャロル役を水川あさみ、ヴァルの美しさに心奪われるもう一人の女性・ヴィー役を三田和代が務める。

演出を、イギリスのフィリップ・ブリーンが担当。ロイヤル・シェイクスピア・カンパニー(RSC)などでの演出経験を持ち、昨年ロンドンで上演した『TRUE WEST』や、12月に開幕したRSC『The Shoemaker's Holiday』で好評を博す気鋭の演出家だ。

会見での主なコメントは以下の通り。

■フィリップ・ブリーン(演出)
蜷川幸雄さんが芸術監督を務める劇場でお仕事をさせていただくことを光栄に思うと同時に、大竹しのぶさんをはじめとする素晴らしい皆さんとご一緒できることを楽しみにしています。この作品はイギリスでもアメリカでも頻繁に上演されるものではなく、テネシー・ウィリアムズの戯曲の中でも『欲望という名の電車』『ガラスの動物園』と比べて知られていませんが、豊かな洞察を持って、愛や人生のケレンを描いた素晴らしい戯曲です。主人公のレイディ・トーランスはテネシー・ウィリアムズが書いた登場人物の中でも繊細でいろいろなニュアンスを持った素晴らしい人物。そういった人物を、素晴らしい俳優の皆さんと再現できるのが楽しみです。愛というものの難しさが描かれた作品です。

■大竹しのぶ レイディ・トーランス役
テネシー・ウィリアムズの作品は『欲望という名の電車』に出演しましたが、その時は、やってもやりきれず、どこまで追求すれば「今日は良し」という日が来るんだろうと思う毎日でした。今回、新たなテネシー・ウィリアムズの作品に出演できて、すごくうれしいです。フィリップさんが私たちをどこに連れて行ってくれるのか楽しみですし、絶対面白い作品になるという予感がしています。それにはやはり、とことん彼と話して、役者同士も正直に向かい合って、観劇する人が刺激的な時間を過ごせるような、すごい芝居をつくりたいなと。劇場を出た時に、心地よい疲労感の残る芝居にしたいと思います。次の日から日常に戻るとしても、劇場は本来そのような空間であることを伝えることができたらと思います。

■三浦春馬 ヴァル役
ストレートプレイを初めて経験させていただくことになりました。諸先輩方の中で自分とも作品とも向き合える機会をいただけたことを、本当にうれしく思っていて……。こんな機会は一生の中で一度あるかないかだと思うので、稽古に入っての一瞬一瞬を大切にしていければなと思います。昨日フィリップさんとお話させていただいたのですが、とてもユーモアがあり、この作品に対するしっかりとした哲学を感じました。ずっと話をしていても聞き入ってしまうようなセンスと面白さがある方で、稽古場でも、いつまた自分のためになることを言ってくれるのではと期待せずにはいられないと感じました。疑問があれば遠慮せずに先輩方に聞き、胸を借りる思いで頑張っていきたいと思います。

■水川あさみ キャロル役
私は舞台の経験がまだまだ浅く、正直言って、今この時点では本当に不安です。キャロルは、自分を表現しようとすればするほど世界から孤立するような娘で、露出狂のクセがある女性です。どこか心が飢えていないとできないような役で、それを今、模索中です。自分の中を空っぽにし、飢えている状態で演じられたらと思います。フィリップさんの第一印象は、かわいいくまさん(笑)。信頼する役者さんばかりですし、充実した稽古にして、本番を迎えられるように頑張りたいと思います。

■三田和代 ヴィー役
『ガラスの動物園』や『欲望という名の電車』はソフィスティケートされた作品だと思うのですが、この作品は原木がぼーんと舞台に出たような、すごく野太い作品で、最初に読んだ時は日本人にできるのかなと心配になりました。ですが、出てくる女はみんな三浦さん(演じるヴァル)を好きになり、男はみんな嫉妬するという、すごく分かりやすいストーリーでもあって(笑)。その上、三浦さんがギターを弾いて歌うシーンもあり……これは楽しい芝居ではないかと(笑)、今は思っています。“ため息”とか“息の詰まり”など一人ひとりの息がドラマとなってお客さまに伝わっていく、生々しい面が要求される作品です。私の役はラブストーリーを悲劇に追いやってしまうような役なので、なぜ彼女がそこにいるのかを、きちんとお客さまに伝えられるように……。フィリップさんと相談し、躍動的なラブストーリーをつくりたいと思います。

インフォメーション

『地獄のオルフェウス』

【スタッフ】作=テネシー・ウィリアムズ 演出=フィリップ・ブリーン 翻訳=広田敦郎
【キャスト】大竹しのぶ/三浦春馬/水川あさみ/三田和代 ほか

2015年5月7日(木)〜31日(日)
・会場=Bunkamuraシアターコクーン
・チケット発売中
・料金=全席指定S席10,000円/A席8,000円/コクーンシート5,000円

大阪公演あり

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