観客も“鳴り物”で舞台に参加 渡部豪太主演・つながる音楽劇『麦ふみクーツェ』が上演中 - 2015年4月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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『麦ふみクーツェ』 1 渡部豪太

▲渡部豪太

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『麦ふみクーツェ』 2

▲ “音の鳴る物”を持参して参加しよう

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『麦ふみクーツェ』 13 後列左からウォーリー木下、松尾貴史、尾藤イサオ、トクマルシューゴ、前列左から渡部豪太、皆本麻帆

▲ 後列左からウォーリー木下、松尾貴史、尾藤イサオ、トクマルシューゴ、前列左から渡部豪太、皆本麻帆

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独創的な作風で人気の小説家いしいしんじの同名小説を、渡部豪太の主演で舞台化。『つながる音楽劇「麦ふみクーツェ」〜everything is symphony!!〜』が、10日より世田谷パブリックシアターにて上演中だ。公演初日を直前に控え、公開舞台稽古と囲み会見が行われた

原作は、03年に坪田譲治文学賞を受賞したいしいの代表作。とある港町で、町民たちの吹奏楽団を軸に巻き起こる事件の数々や、音楽家を志す主人公“ねこ”(渡部)の成長譚が描かれる。

登場人物たちが、日用品やセットの一部を楽器にして、それを演奏しながら演じていく本作。役者だけでなく、観客も“音の鳴る物”を持参して物語に参加できるのも大きな特徴だ。会見で渡部は「稽古場では、ずっとお客さまの反応をいろいろ想定してつくってきました。でも、実際にはかみ合わないところもあると思うので、それも楽しみながらみんなで波をつくって、一つの大きな麦畑に到達したいと思います」と意欲を見せた。

「観客なら何を持参する?」という質問が飛び出すと、ヒロイン“みどり色”役の皆本麻帆は「リコーダーとか、100円ショップで売っていたカスタネットとか?」と、松尾貴史は「“火の用心”なんかで使う拍子木ですね」とそれぞれにアイデアを出し合った。しかし、音楽監督のトクマルシューゴが「ゲネプロで試しにピアニカとか笛を持ってきたんですけど、恥ずかしくなっちゃって」と明かすと、冒頭から観客を物語に導く役目を担う松尾貴史は「持ってきたものをカバンの中に眠らせてしまうのは避けたいですね。もっと盛り上げるように頑張ります」と意気込んだ。

また、ねこにしか見えないクーツェ役で、タップダンサーの熊谷和徳が出演しており、渡部が映像上の熊谷と競演するシーンも見どころの一つ。渡部は「すごく苦労しました。でも、踊りって“心が踊るもの”なんだなって思いました」と語った。

そのほか、登壇者のコメントは以下の通り。

渡部豪太
ヘンテコなキャスト、ヘンテコなスタッフ、みんなでお待ちしています。とってもヘンテコな舞台です。どれぐらいヘンテコか? 皆さん音の出るものを持参して観てください。ただし、“サイレン”はダメですよ。

皆本麻帆
お客さまがいないと始まらない舞台です。毎回毎回、新鮮な気持ちでお客さまと一緒に合奏したいと思います。今までにない新感覚な舞台になったと思うので、ぜひたくさんの方に観ていただきたいです。

松尾貴史
指揮者の役のためにバークレーに3カ月間行ったくらいの気持ちでやります(笑)。ものすごくアナログなものと、ものすごく最新のものが、生理的にフワーッと目や耳から入ってくる。その上、お客さまも表現を楽しめるという参加型で、これほど自由で珍しいものはないと思います。

尾藤イサオ
何十年とこの仕事をしてますが、今日のゲネプロの緊張感は普通の仕事では味わえないものでした。美術や舞台装置も素晴らしく見応えがあると思います。千秋楽まで一生懸命やらせていただきます。

ウォーリー木下(演出)
舞台上で起こるパフォーマンスは、すごく複雑に繊細に絡み合っているので、そういうところも楽しんでもらいたい。見どころはたくさんあります。

トクマルシューゴ(音楽監督)
自作楽器をつくるのは大変でしたが、すごく面白いものができたと思っています。映像や音楽、美術、俳優さんたちも面白い方がいっぱいいて、すごくいろいろな要素が詰まっているけどすごく繊細な舞台。一つが崩れるとすべてが崩れてしまうけど、うまくいくとすべてが波に乗る。その瞬間を観てもらえたら感動すると思います。

東京公演は19日(日)まで。大阪公演はシアターBRAVA!にて23日(木)から26日(日)まで。

この記事の写真

  • 『麦ふみクーツェ』 1 渡部豪太
  • 『麦ふみクーツェ』 2
  • 『麦ふみクーツェ』 3 皆本麻帆
  • 『麦ふみクーツェ』 4 朴王路美
  • 『麦ふみクーツェ』 5 植本潤(手前)と尾藤イサオ
  • 『麦ふみクーツェ』 6 木戸邑弥
  • 『麦ふみクーツェ』 7 中央左から小松利昌、渡部豪太、尾藤イサオ
  • 『麦ふみクーツェ』 8 松尾貴史
  • 『麦ふみクーツェ』 9 皆本麻帆(左)と渡部豪太
  • 『麦ふみクーツェ』 10
  • 『麦ふみクーツェ』 11
  • 『麦ふみクーツェ』 12 渡部豪太(左)と熊谷和徳
  • 『麦ふみクーツェ』 13 後列左からウォーリー木下、松尾貴史、尾藤イサオ、トクマルシューゴ、前列左から渡部豪太、皆本麻帆

インフォメーション


■大阪公演
2015年4月23日(木)〜26日(日)
・会場=シアターBRAVA!

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