市川染五郎&中村勘九郎&中村七之助出演 歌舞伎NEXT『阿弖流為』製作発表会 - 2015年5月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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『阿弖流為』会見 1 左から中村七之助、市川染五郎、中村勘九郎

▲ 左から中村七之助、市川染五郎、中村勘九郎

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『阿弖流為』会見 2 左から中島かずき、中村七之助、市川染五郎、中村勘九郎、いのうえひでのり

▲ 左から中島かずき、中村七之助、市川染五郎、中村勘九郎、いのうえひでのり

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劇団☆新感線と松竹株式会社がタッグを組み、市川染五郎主演で上演された“Inouekabuki Shochiku-mix”第2弾『アテルイ』。同作が、濃密なドラマ性、両花道を使った臨場感ある演出はそのままに、13年の時を経て歌舞伎化される。主人公・阿弖流為を市川染五郎、対する坂上田村麻呂を中村勘九郎、物語の鍵を握る立烏帽子と鈴鹿の二役を中村七之助が演じる。

舞台は8世紀終わりから9世紀の初め、桓武天皇の時代。東北征伐を目指す大和朝廷は、東北地方の民族・蝦夷と戦になる。蝦夷の指導者・阿弖流為は、征夷大将軍の田村麻呂と対峙することになるが……。

7月の上演に先駆け、脚本を手掛ける中島かずき、演出のいのうえひでのりをはじめ出演者たちが製作発表会に出席、意気込みを語った。コメントは以下の通り。

中島かずき(作)
こんな日が来るとは! いつか自分たちの作品が歌舞伎になればと思っていましたが、今回のキャストで『阿弖流為』がやれるということで、作家冥利に尽きます。2002年に書いたものですが、非常にくだらないシーンも多くて、こんなにギャグが多かったかと若気の至りを感じながら(笑)、今回歌舞伎バージョンに書き直しました。具体的には、『アテルイ』では田村麻呂の方が阿弖流為より年上の設定で書いたんです。でも今回は、田村麻呂をかなり若くして、彼自身のドラマを増やしました。また、鈴鹿と立烏帽子は、前回は二人の女優さんに演じていただきましたが、今回は七之助さんに二役でやっていただきます。物語もよりドラマチックになっています。一度歌舞伎として上演していただけたら、何度も再演になるような作品になればいいなと個人的には願っております。

いのうえひでのり(演出)
2002年の『アテルイ』を先代の市川猿之助さんがご覧になって、「ギャグを抜けばそのまま歌舞伎になるよ」と言ってくださって。当時、歌舞伎ってどうやってつくるんだろうなと思っていたので、すごく心強いお言葉をいただきました。もともとアテルイは、染五郎君がいつか歌舞伎にならないかと温めていたのを僕らが横取りしたようなところがあるので(笑)、その染五郎君の想いも含めて歌舞伎になるのはうれしいしわくわくします。そして、中村勘三郎さんともいつか一緒にやりたいと思っており、その時には勘九郎君や七之助君にも出てもらいたいと思っていたので、今回そういうことも含めて非常にうれしいです、頑張りたいです。

市川染五郎
『アテルイ』から13年も経ちますが、それが歌舞伎化される、また、歌舞伎NEXTっていう新しい演劇(のジャンル)が誕生するそのスタートが今日だ、と思っています。歌舞伎NEXTで僕がキーワードの一つだと思っているのは、“交ぜる”ということ。400年以上の歌舞伎の歴史をすべてひもといて、例えば昔は軽業師という専門職がいましたが、そういう人たちがやっていたテクニックも含めて今回掘り起こし、それに新しいことを交ぜ合わせた、新しい歌舞伎をつくりたいと思っております。アテルイのことは、そもそもだいぶ前に歌舞伎にしようと思って、友人と台本を書いてみたり、ゆかりの地を訪れたり、資料をたくさん集めたりしていたんです。その後、新感線さんと出合いまして、アテルイの物語が新感線の芝居になったらすごくかっこいいんじゃないかと思って提案したんですね。でも13年前はまだ“アルテイ”と間違って呼ばれるほど知られてない人物だった(笑)。それが13年経った今、「あの『アテルイ』が歌舞伎化される!」と言われるまでになり、感慨深いです。アテルイは、ぶれないというか、ここにいるために闘うこと、生きるために何をするかが分かっている人物。鬼として描かれることが多いのですが、この作品はアテルイを初めて人として描いたものではないかと思います。根拠はないんですけど、すごいものになるって確信はあって。僕と勘九郎君が花道に立って名乗り合い、その間に七之助君がいるって、その画を自分が観たいんですよ。かっこいい……でしょ(笑)? かっこいいことはやりたい、そういうことです!

中村勘九郎
うれしいです! 本当にうれしいの一言です。というのも私、劇団☆新感線が本当に大好きで、いつか出たいと思っていたんです。それがこの歌舞伎バージョンで参加させていただけるので感無量です。『アテルイ』を拝見した感想は、染五郎さんがとにかくかっこよかった。そのかっこいい染五郎さんと日々闘えることが楽しみですね。さきほど“歌舞伎なる”というお話がありましたが、私ネタものが大好きなので、これが成功してちょっとでも良かったら、次回はネタもので呼んでください(笑)! 田村麻呂は一本気で情に厚く、漢の中の漢って感じ。それは前回と変わらないんですが、“若さ故の……”という部分がところどころ出て来たりするので、今回はそこで葛藤する、より等身大の田村麻呂になっているんじゃないかなと思います。

中村七之助
兄は楽しみだと言いましたが、僕は怖くて。僕も劇団☆新感線が好きでずっと観ていて、もちろん『アテルイ』も生で観たのですが、染五郎兄さんはこんなすごい人たちの中でよく芝居ができるなと尊敬していました。その伝説の舞台が、まさか歌舞伎になって、しかも私がやらせていただけるなんて夢のようです。歌舞伎にしなくても良かったんじゃないの?ってお客さまに思われないように(笑)、頑張りたいと思います。また、二人の女優さんが一役ずつおやりになった役を二役でやることもプレッシャーですが、立烏帽子と鈴鹿をなぜ二役で演じたか、そこにちゃんと意味を感じていただけるようにやりたいと思います。

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  • 『阿弖流為』会見 1 左から中村七之助、市川染五郎、中村勘九郎
  • 『阿弖流為』会見 2 左から中島かずき、中村七之助、市川染五郎、中村勘九郎、いのうえひでのり
  • 『阿弖流為』イメージビジュアル

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