浦井健治&ソニン出演×鵜山仁演出『トロイラスとクレシダ』 新ビジュアルとキャストコメントが到着 - 2015年5月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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『トロイラスとクレシダ』ビジュアル2 浦井健治、ソニン

▲ 浦井健治(左)とソニン

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『トロイラスとクレシダ』ビジュアル2 浦井健治、ソニン

▲ 浦井健治(左)とソニン

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『トロイラスとクレシダ』ビジュアル 4 浦井健治(左)と江守徹

▲ 浦井健治(左)と江守徹

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撮影:細野晋司

浦井健治、ソニンらの出演と、鵜山仁の演出により、今夏上演されるシェイクスピア作『トロイラスとクレシダ』。本作の新たなイメージビジュアルとメインキャストのコメントが到着した。

トロイとギリシャによる「トロイ戦争」を背景に、トロイの王子・トロイラスと神官の娘・クレシダを中心とする人びとの悲劇を描いた本作。キャストには浦井&ソニンに加え、岡本健一、渡辺徹、今井朋彦、横田栄司、吉田栄作、江守徹ら実力派たちが集結する。

キャストのコメントは以下の通り。

浦井健治 トロイラス
男女の関係性とトロイ戦争の駆け引きがあいまって、浮き彫りになる人間の面白味、エゴ、憎悪など、現代の僕らにも共感しやすい部分であり、一筋縄ではいかない社会を風刺的に描いた作品です。現代的と言われますが、戯曲自体に「人間は昔から変わらないのかな」と思わせるすごさがあります。物語は破天荒であっても、描かれている役は人間くさくて、普通の感覚の人たちが葛藤する様子が滑稽で笑えるし、悲しくて涙を誘います。鵜山さんは大好きな演出家であり、絶大な信頼を寄せています。とても言葉選びが繊細で、一つひとつの言葉をお客さまに一番届きやすい状況を紡ぎ出されます。難解と言われる本作でも、軽やかなイメージが広がりながらも、大切なメッセージがお客さまの心に響くのではないかと確信しています。

ソニン クレシダ
これまで純粋、健気、悲しい女性の役が多かったのですが、年齢や経験を重ねて、少しずつ悪女や、複雑で屈折した役も増えてきて、クレシダも今だからこそなのかなと感じています。一面的ではなく、振れ幅があるのが面白い役です。浦井君からは「クレシダが主役。戦争に翻弄されているようで、実は彼女が戦争を翻弄しているのかもしれない」と言われました。でも人間って、生きるために順応しなければならない時もある。貫きたくても貫けない、揺れ動く複雑な感情をお客さまと共有できたらいいなと思います。

岡本健一 ダイアミディーズ
戦争の発端が男女の関係なのも面白いし、戦争の滑稽さも描かれています。ダイアミディーズは心も動きもシンプルで、クレシダに一目ぼれして、思いを伝えて、お互い駆け引きを楽しむ。戦争がどうでもよくなる部分もあって、男と女はいつの時代も同じだなと思わせてくれます。浦井君とは3度目の対立関係ですが、今回はクレシダを挟んでいるのが面白い。そして、文学座の皆さんと共演できることが僕にとってはとても大きい。演劇の基礎と経験を積み重ねた皆さんと共演する時は、いつも失礼にならないよう、負けないようにと挑む覚悟で臨みます。

渡辺徹 パンダラス
シェイクスピア作品の魅力はなんといっても、あふれるような言葉!言葉! 言葉! 言葉をつくし、巧みに言葉を操り、人間を表していく。すばらしい言葉が戯曲に散りばめられているので、お客さまには言葉のやりとりを楽しんでいただきたいです。僕は鵜山さんとは付き合いが長く、たくさんの作品でご一緒させていただいています。才能があり、作品を面白くする、役者を奮い立たせる、舞台を生き生きと展開させる魔術師、いや、詐欺師ですね。幕が開けば、今まで見たことのない世界が、みなさんの前に繰り広げられることと思います。

今井朋彦 ユリシーズ
ユリシーズはギリシャ側の策士という役どころですが、せりふの分量があるだけに、一文一文に何が含まれているのかを、稽古場でたくさん考えなければならないでしょうね。裏の裏まで表現して、ユリシーズをただの策士ではないところまでもっていけるように、身を引き締めて稽古に臨まなくてはならないと、あらためて思っているところです。鵜山さんは、俳優に対して、せりふに書かれていないこと、手触りや匂いまでも客席に届けるように求めてくるので、厳しいと言えば厳しい。けれど見方を変えれば俳優を信じ、期待してくれているわけですから、僕たちはそれに応えなければいけないと思っています。

横田栄司 アキリーズ
僕は、12年の蜷川幸雄さん演出の『トロイラスとクレシダ』に出演し、トロイ軍のヘクターを演じましたが、今回はギリシャ軍のアキリーズと立場が逆です。あらためてホンを読んでみると、以前とは真逆の風景が見えてきました。この物語は、登場人物全員が全力で破滅へ突き進んでいくという印象があります。現代を生きる私たちにはなかなか理解しにくいこの物語を、お客さまに切実に感じてもらうためには、僕たちが説得力のある演技をして、舞台の上に本当の人間がいると思わせなければならないですね。

吉田栄作 へクター
シェイクスピア作品初挑戦なので、期待と不安が渦巻いています。敷居が高いと思う人もいるでしょうし、僕自身もそう感じているところがあります。初めてシェイクスピアを観る人にも物語に入り込める、まるで絵本のような舞台に鵜山さんが演出してくれたらいいなと思っています。出演者にいろいろなカラーの人たちが集結する中、自分は、お客さまの目線を意識し、堅苦しくなく、自由さや分かりやすさを持ちこむ立ち位置でありたい。異なる個性のぶつかり合いが、稽古場でどんな化学反応を起こし、舞台上でどう展開していくか、どうぞ期待してください。

江守徹 トロイ王プライアム
シェイクスピアの魅力はやっぱり、世界的に知られている名作が多いことでしょう。現代人と共通する部分がたくさんありますから。なかでも『ハムレット』は最たるもので、“To be, or not to be”の独白に代表される、個人の生き方に対する悩みが作品の全面に出ています。筋は父親の復讐劇ですが、登場人物、個人個人の人生を感じさせ、現代人が共有できる戯曲です。ほかにも喜劇あり悲劇あり、どんな作品でも幅広く“人間”が描かれているのがシェイクスピアです。『トロイラスとクレシダ』はもとが有名なトロイア戦争の話ですし、ずいぶん前に読みました。でも僕自身が出たい、演出したいと思ったことはなかったので、そこを鵜山演出がどうしてくれるのか大いに期待しています。

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石川、兵庫、岐阜、滋賀でのツアー公演あり

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