北村想作×寺十吾演出『草枕』稽古場から段田安則&小泉今日子のコメントが到着 - 2015年5月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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『草枕』稽古場 2

▲ 段田安則(左)と小泉今日子

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劇作家・北村想が、近代日本文学の名作をモチーフにオリジナル戯曲を書き下ろすシリーズ「日本文学シアター」。その第2弾『草枕』が、6月5日(金)よりシアタートラムで上演される。

本シリーズは、シス・カンパニーが北村想に書き下ろしを依頼し、13年からスタートさせた新作上演企画。太宰治の未完の絶筆を取り上げた前作『グッドバイ』は、第17回鶴屋南北戯曲賞に選ばれるなど好評を博した。

今回の題材は、一人の画工が熊本の山中を旅する中での独白をつづった夏目漱石初期の名作「草枕」。主人公の画工を演じるのは前作からの続投となる段田安則。物語のカギを握る謎めいたヒロイン・那美を小泉今日子が担う。そして、画工が行く先々に登場する5人の老若男女を浅野和之が演じ分け、春海四方、山田悠介(D-BOYS)が画工と那美にかかわりながら、物語は進行していくという。北村と演出・寺十吾のタッグにより、「草枕」がどのようにリミックスされるのか注目だ。

北村、段田、小泉のコメントは以下の通り。

北村想
初期漱石の筆頭ともいえる「草枕」が、極めて心地よい文体加速度を持っていることを、私たちは舞台で実験してご覧にいれます。明治文学は「はやぶさ2」のごとく、未知への冒険をしていたのです。“智に働けど角立てず。情に棹させど流されず。意地を通して窮屈な人の世を切り拓く。”今度はそんな作品です。

段田安則
第1弾の『グッドバイ』が好評だったので、前作に続けて出演させていただく以上、「前のほうが良かった」などと言われたら困る……、というプレッシャーは少なからずあります(笑)。もともと漱石作品は好きですが、「草枕」はその中でも観念的で少し難解とも言える小説。それが北村想さんの独特で巧みなせりふ術で、漱石の世界をたどりつつも、ちゃんと想さんの世界になっているのが前回の太宰同様、面白いところです。僕が演じる「画工」は、時として漱石であり、時として北村想でもあるという、演じる層が幾重にもなっているような感覚です。稽古を通して、もっと繊細に取り組まなければならないと感じているところです。

小泉今日子
「草枕」は、漱石好きの方々の中でも評価がわかれる問題作と聞いていましたが、北村想さんの戯曲の世界になると、一見小難しく感じられていた「芸術論」についての話も、とてもポップなものになっていて、そこがすてきだなあと感じています。戯曲を読んだ段階では那美さんは、神秘的なとらえどころのない女性のイメージだったのですが、稽古に入り、寺十さんの細やかで丁寧な演出を受けるうちに、当たり前のことですが、一つひとつのセリフにそれをしゃべる“理由”がある。それを探すのが今の楽しみです。お芝居が心から大好きな共演者の皆さんの中で、まだまだ自分の不器用さを痛感する毎日ですが(笑)、素敵な舞台にできたらと思っています。頑張りマス!

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  • 『草枕』稽古場 1
  • 『草枕』稽古場 2
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  • 『草枕』稽古場 4
  • 『草枕』ビジュアル

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