“歌舞伎NEXT”として新生 市川染五郎主演×中島かずき作&いのうえひでのり演出『阿弖流為』が開幕 - 2015年7月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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『阿弖流為』開幕 1 市川染五郎

▲ 市川染五郎

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『阿弖流為』開幕 4 左から中村七之助、市川染五郎、中村勘九郎

▲ 左から中村七之助、市川染五郎、中村勘九郎

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市川染五郎主演×中島かずき作&いのうえひでのり演出による歌舞伎NEXT『阿弖流為』が、5日、新橋演舞場にて開幕した。

劇団☆新感線と松竹がタッグを組み、02年に上演された『アテルイ』を新たにみがえらせた本作。古代日本を舞台に、国家統一を目指し戦いを仕掛けた大和朝廷から、北の地の故郷・蝦夷(えみし)を守るために立ち上がった主人公・阿弖流為(染五郎)と立烏帽子(中村七之助)、彼らと対立する立場の征夷大将軍・坂上田村麻呂(中村勘九郎)らが織り成す熱い人間ドラマが描かれる。

初日を前に囲み会見が行われ、染五郎、勘九郎、七之助が登壇。染五郎は、仕上がりについて「完璧です」ときっぱり。そして、「すごいものをやろうとしている気持ちが強いので、それを信じてやるしかないです」と気合を入れた。勘九郎と七之助も、それぞれに「ワクワクしてます。お客さまの反応が楽しみ」(勘九郎)、「みんなで同じ方向を向いて稽古してきたので、それをぶつけるのみ」(七之助)と語り、充実した様子を見せた。

稽古を振り返って、染五郎は、勘九郎・七之助に「先輩後輩は関係なく同じ舞台に立つ仲間・戦友として、カッコいいし、すごいなと思いましたね」とコメント。一方、勘九郎は「(染五郎は)いのうえさんの演出を受けた、唯一の方だったので、稽古ではみんなが頼りにしてましたし、僕も頼れる兄貴のような存在」と、七之助は「(新感線の)舞台を観ていましたし、やはりこういう稽古なんだと実感しました。(染五郎が)稽古場に早く来て遅くまでやっているのを見てますから、おのずとやらなきゃいけないという気持ちにさせてくれる先輩でした」と、染五郎の座長ぶりを語った。

また、稽古場に女性がいないとボヤいていたという勘九郎は「新感線の舞台なら女優さんやダンサーさんがいて、カッコいい立ち回りをしたら、黄色い声援が飛ぶんでしょうけど、おじさんのうめき声しか聞こえないという……(笑)。そんな、地獄のような稽古場から脱出して、(劇場では)女性のお客さまも来てくださるので、フラストレーションを開放します」と笑いを誘うと、七之助も「全員どこかが痛い(笑)」とかぶせ、染五郎は「ケガなく万全の状態で初日を迎えられるのが一番」と笑顔を見せた。

今回、“歌舞伎NEXT”という、新たな挑戦に取り組んだ染五郎。その理由を「古典には、いろいろな時代を生き抜いて洗練された傑作がありますが、そのすごさを感じれば感じるほど“それを今つくれないだろうか?”と、新しいものをつくるエネルギーが芽生えました」と明かした。本作の見どころを問われると「歌舞伎ではやったことないことのないもの、新しいものを探してやったわけではなく、ただただ『阿弖流為』というすごい芝居をつくろうという思いでやってきました。すべてにおいて今までに観たことのないものですので、お客さまそれぞれが、どこかに引っ掛かって感じてもらえれば」と語った。

そして、最後に「“歌舞伎NEXT”という今までになかった歌舞伎が、今日、誕生しますので、その第一歩の生き証人になっていただきたい」と力強い言葉で会見を締めくくった。

東京公演は27日(月)まで。大阪公演は、大阪松竹座にて10月3日(土)から17日(土)まで行われる。

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  • 『阿弖流為』開幕 1 市川染五郎
  • 『阿弖流為』開幕 2 市川染五郎
  • 『阿弖流為』開幕 3 中村勘九郎(手前左)と市川染五郎、奥は中村七之助
  • 『阿弖流為』開幕 4 左から中村七之助、市川染五郎、中村勘九郎

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