平田オリザのアンドロイド演劇を映画化 深田晃司監督「さようなら」が今秋公開 - 2015年7月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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映画「さようなら」ビジュアル

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平田オリザとロボット研究の第一人者・石黒浩(大阪大学教授)のコラボレーションから誕生した、アンドロイド演劇『さようなら』。10年に「あいちトリエンナーレ」で初演され、人間とアンドロイドが舞台上で共演したことも話題となった同作が映画化される。

映画版の舞台は、原発事故により国土が放射能に侵され、政府が“棄国”を宣言した近未来の日本。日本に取り残されたターニャと、彼女をサポートするアンドロイドのレオナを通して、生と死を鋭く問い掛ける。

メガホンを取ったのは、「歓待」や「ほとりの朔子」で海外からも注目を集める気鋭・深田晃司。映画の中心となるアンドロイド・レオナ役は、石黒が中心となり大阪大学で開発された、本物のアンドロイド「ジェミノイドF」が、アンドロイドと暮らす主人公ターニャは、舞台版でも同役を演じているブライアリー・ロングが務める。

■深田晃司(脚本・監督)
【映画化しようと思ったきっかけ】
2011年に原作となる演劇『さようなら』を初めて鑑賞し、即座に原作者の平田オリザ氏に映画化を熱望しました。惹きつけられたのは、その劇空間に満ち満ちた予兆のような死の匂いです。死にゆく人間と死を知らないアンドロイドの対話は、芸術家がこれまで連綿と描いてきた「メメント・モリ(死を想え)」の芸術の最前衛にあるものだと思いました。死へと至る濃密な時間、それと裏返しの生の輝きをスクリーンに刻みつけたい、そんな欲望に私は舞台を前にして震えたのです。そしてまた、死の闇を思い出させないよう高度に制度化された現代社会にこそ、『さようなら』のような死を見据えた表現は求められ、その価値を増すのだと確信しています。私たちはいつか必ず、自らの死と向き合う日が来るのだから。
【撮影について】
撮影は時間と天候との戦いでしたが、素晴らしいスタッフ、キャストに支えられ最高の結果を出すことができました。特筆すべきは、レオナ役を演じたアンドロイドのジェミノイドFさん。彼女は映画初出演でありながらほとんどNGも出さず過酷な撮影にも文句を言わない見事な女優ぶりで、すぐに現場の人気者になりました。ぜひ、彼女の銀幕デビューを目撃してください。
【メッセージ】
これまでの私の作品を見てくれている人にも、初めましての映画ファンの方にも、ぜひ見てほしい作品に仕上がりました。まったく新しい日本映画が完成したと自負しています。劇場公開をどうぞ楽しみにしていてください。

インフォメーション

映画「さようなら」

【スタッフ】原作=平田オリザ アンドロイドアドバイザー=石黒浩 脚本・監督:深田晃司
【キャスト】ブライアリー・ロング/新井浩文/ジェミノイドF/村田牧子/村上虹郎/木引優子

2015年秋公開予定

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