市川猿之助がルフィ、ハンコック、シャンクスに スーパー歌舞伎II『ワンピース』製作発表会 - 2015年7月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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『ワンピース』会見 1 市川猿之助

▲ 市川猿之助

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『ワンピース』会見 4 横内謙介(左)と市川猿之助

▲ 横内謙介(左)と市川猿之助

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『ワンピース』市川猿之助扮装

▲ 市川猿之助

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集英社「週刊少年ジャンプ」で連載中の尾田栄一郎の大ヒット漫画が、市川猿之助主演で歌舞伎化。スーパー歌舞伎II(セカンド)『ワンピース』の製作発表会が都内で行われた。

“ゴムゴムの実”を食べ、身体が自在に伸びる“ゴム人間”となった主人公の海賊モンキー・D・ルフィをはじめ、個性豊かなキャラクターたちが“ひとつなぎの大秘宝”をめぐる大冒険を繰り広げる「ONE PIECE」。97年の連載開始から国民的人気を博し、単行本の累計発行部数は世界最高となる3億2000万部を突破。海外でも多くのファンを持つ大ヒット作だ。

同作が、四代目猿之助が先代からその精神を受け継いだ「スーパー歌舞伎II」として、新橋演舞場に登場。舞台版では、78巻まで発刊されている物語の中から、ファンの間でも高い人気を誇る「頂上戦争編」に焦点を当てる。

会見での主なコメントは以下の通り。

■市川猿之助
原作のある作品を舞台化するのは一番難しいのですが、ずばり今回は原作を知らない人にも楽しんでいただけるような作品をにしようと思います。歌舞伎では長い物語の名場面をクローズアップして上演するのが当たり前で、そういう意味では、歌舞伎は「ONE PIECE」を上演するに一番ふさわしい上演形態だと考えまして、今回は「頂上戦争編」を上演します。まだまだ分からないことだらけですけど、どういう“宝”が見つかるか? 私もお客さまとともに楽しみにこの作品の誕生を待ちたいと思います。
【原作は読みましたか?】
尾田先生から全巻いただきましたが、1巻の10ページくらいで終わりました(会場笑)。というのは、本当に原作好きな者同士でつくってしまうと、すごくこだわったオタク的なものになってしまい、原作を知らない人の目線がなくなってしまう。だからあえて触れていないようにして、横内先生にシロウト的な質問を出す立場になろうと。手元にはあります(笑)。仲間の歌舞伎役者をはじめ、いろいろな人から「俺はこの役がやりたい」と言われました。しかし、その名前が被らないんですね。キラ星のごとくキャラクターがいてすべて愛されていると感じています。
【ゴム人間をどう演じるか】
僕が「手足を伸ばしたくない。伸ばす必要があるのか?」と言ったら、横内先生は「それはお約束で伸ばさなきゃいけない」と(笑)。歌舞伎的な手法なのか現代的な手法をになるのかはこれからの相談ですが、さまざまな能力は宙乗りや本水といったスペクタクルを盛り込んで見せたいと思います。
【ルフィ、ハンコック、シャンクスと人気キャラを引き受けますが】
たぶん、知らないからこそできるんですね(笑)。知っていたら怖くてできない。実は、この話ではルフィは『義経千本桜』の義経のように、主人公だけどあまり活躍はしないんですね。そこで、僕は伯父と違って女方が主ですからその特性を生かして、また、早変わりができるところでハンコックもいただきました。猿之助の歌舞伎には、一人18役というのもありますが、今回はみんなが活躍できるようにしたいと思い、いつもは自分がやってしまう場を若手に活躍してもらおうと考えています。
【原作を知らずに決めた要因は?】
「ONE PIECE」を表現するには猿之助が最適だと思ってくださったことに対するお応え。私は“縁”を大事にして待っていれば、何かが生まれると考える性質。実は別のスーパー歌舞伎IIの次作を考えていたんですが、“猿之助ならできる”と思われたことに対する、喜びと使命感で、これはやらなきゃいけないと思いました。

■横内謙介(演出)
93年に先代のスーパー歌舞伎に初めてかかわり、いかに歌舞伎がすごいか叩き込まれました。しかも、その技法は僕ら現代演劇でも使えるものだと、大学教授のように細かく教えてくださった。まさか二代にわたり猿之助さんにお仕えできるとは思っていもいませんでしたので、今までのご恩返しも含めて頑張らなければと思います。僕もある程度、スーパー歌舞伎を分かっているつもりですが、四代目は先代のさらに先に行こうとしているんだと、ひしひしと感じており、さらにもう一つ新しい覚悟で入らなきゃいけないと。先代は、分かりやすく現代的な“ストーリー”と“スピード”、それから“スペクタクル”、この「3つのS」をもってスーパー歌舞伎だと、よくおっしゃっていました。ストーリーは原作通りですから大丈夫です。スペクタクル、ケレン味といった澤瀉屋歌舞伎の要素は、猿之助さんが継承なさっているので、恐らく何の心配もないでしょう。そして、今や中堅ですが(笑)、21世紀歌舞伎組と呼ばれた面々に、浅野和之さんや福士誠治君も加わって、とても現代的でスピード感はあふれるものになるはずだと思っています。神話的で世界的に愛されている巨大な物語に(挑むにあたり)、たとえ船が難破しようとも、僕たちは逃げずに王道を目指そうとしています。できれば、猿之助さんの“伸びる手足”になりたいと思いながら、まだ見ぬ秘宝を探しに出るところです。
【「頂上戦争編」を選んだ理由は?】
いくつか候補はありましたが、今のところの(ルフィ率いる)「麦わらの一味」が勢ぞろいしているのがいいんじゃないかというのが一つ。一番大きな戦いで、初めて観る人にも分かりやすいというのもあります。それから白ひげの絵を見せて「これ弁慶の立ち往生ですよね、歌舞伎っぽいですよね(笑)」と、猿之助さんにプレゼンをしたら、いろいろなアイデアが膨らんだようでしたので。

■尾田栄一郎(原作)コメント
演劇と歌舞伎の境界線はどこにあるのかと尋ねると「すべての所作が美しいのが歌舞伎です」と猿之助さんは言われました。僕は「ONE PIECE」を美しく描いたことはありません。つまりこれは、海賊と美しさのコラボレーション。歌舞伎というフィルターを通すと、海賊たちがどんな美しさを放つのか、制作の片りんを見せていただくに、すごいものになるという予感しかいたしません。言わずもがな、市川猿之助さんという才能に超ご期待ください!!

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  • 『ワンピース』会見 1 市川猿之助
  • 『ワンピース』会見 2 市川猿之助
  • 『ワンピース』会見 3 横内謙介
  • 『ワンピース』会見 4 横内謙介(左)と市川猿之助
  • 『ワンピース』市川猿之助扮装
  • 『ワンピース』ルフィ
  • 『ワンピース』仮チラシ

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