観月ありさ主演 新歌舞伎座 新開場5周年記念『GS近松商店』製作発表会 - 2015年8月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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『GS近松商店』会見 1 左から渡部豪太、観月ありさ、鄭義信

▲ 左から渡部豪太、観月ありさ、鄭義信

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大阪新歌舞伎座の新開場5周年を記念して上演される『GS近松商店』の製作発表会が都内で行なわれ、主演の観月ありさ、渡部豪太、作・演出の鄭義信が登壇した。

近松門左衛門原作の歌舞伎『女殺油地獄』『曾根崎心中』をモチーフとした本作。劇作家・秋元松代の言葉「人間における愛の事象と、金銭の呪縛は、元禄期の町人もわれわれも、空恐ろしいほど変わっていない」をエピグラフに掲げ、あらためて人びとに“生きるということは?”と問い掛ける。

舞台は、閉塞感漂う関西地方の田舎町。県道脇にある寂れたガソリンスタンド(GS)を切り盛りしている人妻とその家族、ある事件をきっかけに人妻のもとに通うようになった若者を中心に巻き起こる愛憎劇だ。

今回、鄭作品に初出演となる観月と渡部。観月は、「今回、出演のお話しをいただいた時はすごく意外で、“鄭さん私のこと見てくれていたんだな”と感じてすごくうれしかった」と喜びを表現。一方の渡部は、「各現場の共演者の方に“鄭さんは厳しいからね”という言葉をいただくので、“そうですか!”という気持ちでいます」と語った。

会見での主なコメントは以下の通り。

■観月ありさ
新歌舞伎座新開場5周年という記念の舞台に参加できて、とても光栄です。近松が描き続けた“生と死の世界”、この難しいテーマを頑張って表現していきたい。関西弁を操るのも久々ですし、何より鄭さんに演出していただくことで新しい自分を表現できると思います。ガソリンスタンドの女将の役は、とても保守的でまじめな役。町を出て外に行きたいという気持ちがありながらも、臆病でなかなか出ていけなかったりと内向的な感じもあり、ドラマではいつもものをハッキリ言ったりする役を演じることが多いので、そのイメージとはちょっと違う配役をしてくれたことは意外でした。どういうふうにリアルにしていくかということが課題です。今回が3作目の舞台出演ですが、舞台のお芝居は、映像のお芝居のスケールとまったく違うので稽古の時からいつも戸惑います。舞台ならではの見せ方みたいなものがあると思うので、そういうものを学んでいきたいと思います。でも、舞台はお客さまがすぐ目の前にいて、その都度反応がその場で返ってくるので、それが毎回楽しみ。大阪だけの公演になりますがなるべく多くの方に観ていただけたらうれしいです。

■渡部豪太
この作品に携われることをとてもうれしく誇りに思います。すべてを出し尽くして素晴らしい作品にしたいです。この『GS近松商店』は、以前にも上演されたことがありますが、ホンがとてもシンプルかつ大胆なので、たぶんまったく違うものになると思います。今回のわれわれにしかできない『GS近松商店』になるようにつくっていきたいです。観月さんがおっしゃったように、舞台と映像では見せ方とかは違うと思うんですけど、根幹は一緒。私が演じる片岡光という役は吃音者で、町の中でくすぶっている若者なんですが、ホンに描かれていることに空白が多すぎて。なので今日、鄭さんとお会いできたので後で質問攻めにさせていただこうと思っています(笑)。とても余白があるのでこれからつくっていけるところがあると思います。

■鄭義信(作・演出)
近松の作品は以前から好きなんですが、元禄時代の作品ということもあり、お金に縛られてギリギリの状態に堕ちていく人間がすごく丁寧に描かれている。なおかつそれが現代的だったので、モチーフに選びました。元禄の時代であっても現代においても、お金に困ってきゅうきゅうとしている、愚かで悲しくて、それでも美しい人間をこの『GS近松商店』で描きたいなと思いました。(原作が歌舞伎ということで)歌舞伎を彷彿させるような演出を考えています。もちろん『女殺油地獄』がモチーフなので、観月さんと渡部さんにはとても申し訳ないんですが油まみれになっていただくというのは大前提(笑)。ほかにも、歌舞伎の荒事というか、舞台の上に軽トラを乗せたり、花道をオートバイが通り過ぎたりというものを考えています。ですが、様式美というよりも、できるだけ近松の精神性、現代につながる精神性というものを表現できたらいいなと思っています。役のイメージにぴったりな観月さんに演じていただけることが光栄です。昔書いた作品に興味を持ってくださり、キャストを新しくして再び上演できることが大変ありがたく、幸福に思います。暗い話の中でも、笑いどころもいっぱい入れて“笑って泣ける芝居”をたくさんの方に楽しんでいただける作品にしていきたいです。

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  • 『GS近松商店』会見 1 左から渡部豪太、観月ありさ、鄭義信
  • 『GS近松商店』会見 2 観月ありさ
  • 『GS近松商店』会見 3 渡部豪太

インフォメーション

新歌舞伎座 新開場五周年記念
『GS近松商店』

【スタッフ】作・演出=鄭義信
【キャスト】観月ありさ/渡部豪太/小島聖/姜暢雄/朴王路美/みのすけ/星田英利/山崎銀之丞/升毅/石田えり ほか

2015年9月27日(日)〜10月14日(水)
・会場=新歌舞伎座
・チケット発売中
・料金=全席指定1階席9,500円/2階席5,000円/3階席3,000 円/特別席11,000円

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