安蘭けい、石井一孝、中川晃教、田代万里生出演『CHESS THE MUSICAL』公開稽古 - 2015年9月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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『CHESS』公開稽古 1 左から田代万里生、石井一孝、安蘭けい、中川晃教

▲ 左から田代万里生、石井一孝、安蘭けい、中川晃教

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『CHESS』公開稽古 7

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安蘭けい、石井一孝、中川晃教、田代万里生の出演で今秋上演される『CHESS THE MUSICAL』。その開幕に先立って、本作の稽古場の様子が公開された。

人気ポップグループ「ABBA」のベニー・アンダーソン&ビョルン・ウルヴァースが作曲を、『エビータ』『ジーザス・クライスト=スーパースター』で知られるティム・ライスが原案・作詞を手掛け、86年に初演された本作。米ソの冷戦時代を背景に、アメリカのチェス世界チャンピオン、フレディと彼のセコンドのフローレンス、そして、ソビエト連邦のライバル、アナトリーらが織り成すスリリングなストーリーが描かれる。

オペラやポップス、ロックと幅広いジャンルの楽曲で構成されており、日本では、12年と13年にコンサート版が上演され好評を博してきた。ミュージカル版の日本初演となる今回。コンサート版に続き、安蘭けい、石井一孝、中川晃教が、それぞれフローレンス、アナトリー、フレディ役を担う。

そして、アービター(審判)役には、田代万里生を新たに迎えている。安蘭は「とても自由な石井さんや中川君を、万里生君は、本当の審判のように仕切れってくれてますね(笑)」と、チームワークの良さをアピール。石井も「ご存知の通りめちゃくちゃ歌がうまいので、すでに歌唱力で稽古場を支配してます」も太鼓判を押したが、「おすすめの楽曲は?」という質問に、石井は「“カルテット”っていう、ものすごく難しいナンバーがあるんです。僕は3回目で(歌を)手中に収めていますが、万里生君は『僕はできないかもしれない』って言っていたので、早くそのシーンであえぐ彼を見たい(笑)。でも、本番ではきっと完全に歌えると思うのできっとオススメになると思います」と笑わせた。

一方、田代はカンパニーの様子を「皆さんが、作品に対して熱い」と紹介。また「休憩中には、実際にみんなでチェスに夢中になっています。(演出の)荻田(浩一)さんが、なかなか稽古場に戻らずにずっとチェスを打っていたり(笑)」と、稽古場でのエピソードを明かした。

そのほか、会見での主なコメントは以下の通り。

■安蘭けい
ミュージカル版は、よりストーリーが分かりやすくなっていて、コンサートでは語られなかった、キャラクターのバックボーンや個性が色濃く出ていて、荻田さんらしい世界観のもとで、とても深い作品になっていると思います。私の演じるフローレンスは、ハンガリー動乱で両親を殺されたという背景があるんですが、表面的な個性が強いキャラクターではなく、深い傷を内面に秘めているという点で、役づくりに苦戦しています。題材になっているチェスを、どこかでシリアスでかしこまったイメージにとらえてしまっていているようで、チェスは、本来気軽な娯楽であるように、私ももっと自由にフローレンスの喜怒哀楽を表現豊か出せたらなと思っています。コンサートを観に来てくださった方の期待にも応えられる素晴らしい作品になっていると思うので、劇場でお会いできるのを楽しみにしています。

■石井一孝
もともと歌の比重が多い作品だったので、台本を読んだ時は、コンサート版とそんなに変わらないかなって思ったんですけど、演出がつけられると、ミュージカル版ではアナトリーの妻との関係性が色濃く表現されていたり、コンサート版とはずいぶん違う手触りを感じています。チェス盤になぞらえた米ソの対立を描いていて、アッキー(中川)の演じる役フレディは、奔放でロックで、ファンキーな役。アナトリーは、内面には燃えたぎる情熱があるんですけど、フレディと対比するように、寡黙で大人な感じを出せたら面白いかな。僕ともっとも遠いところにあるキャラクターですが(笑)。最高の『CHESS』にして世界の『CHESS』ファンにも「おお!」と、言ってもらえるものにしたいと思います。

■中川晃教
冷戦時代の中で生きている人間たちの心の動きが、チェスというゲームと重なって見えた時に、洪水のように物語が押し寄せてくるだろうなと日々実感しています。今回は、作品の一番の要であるABBAの音楽が、私たちの中で熟成されてきているのを感じています。その一方で、コンサートでは容易に歌えた歌詞の内容やフレーズが、ミュージカルのストーリーの中で意味を持ってくると、自分自身の歌がどんな意思を持って聞こえていくのか考えさせられますね。フレディは、ボビー・フィッシャーという実在した人物をモデルにしているので、今は勉強しながら役を掘り下げています。フレディはエキセントリックな人間と書かれてますが、僕は、彼の中にそう振る舞ってしまう理由があるのかなと考えています。そして、トーコちゃん(安蘭)演じるフローレンスより、年上の人物のようなので、立ち姿や見せ方に、男のセクシーな部分を出さないといけないなと思います。

■田代万里生
アービターは名前ではなくて“審判”という意味で、ほかの登場人物と違って、生い立ちやルーツが明かされないミステリアスな役。最初に、荻田さんには「アービターは芝居のキャッチボールをするな」「相手に合わせずに常に中立で、ペースを乱されないように」と言われました。ほかの国で上演される時はまったくコスチュームが違っていたり、いろいろなイメージがある役ですが、今回は、荻田さんや僕がつくろうとしているのは、きっと今までに世界にないアービターだと思います。まだ見ぬアービターと『CHESS』を早く完成させたいですね。ABBAというと、ダンスナンバーが印象的だと思うんですけど、今回は、ラップやクラシック、ロックとかいろいろなジャンルが入り乱れていて、楽譜を見ながらCDを聴いていたら五線譜がだんだんチェス盤に見えてくるくらいです(笑)。作品と音楽の奥深さがリンクした上に、人間模様や社会背景が重なっていて、今の時代にやるべき作品なんだなと感じています。

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