ピーター・ブルック最新作『Battlefield』フランス公演が開幕 - 2015年9月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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11月に新国立劇場 中劇場で上演されるピーター・ブルックの最新作『Battlefield(バトルフィールド)「マハーバーラタ」より』。本作の世界初演となるフランス公演が、パリのブッフ・デュ・ノール劇場にて15日に幕を開けた。

本作は、85年にアビニョン・フェスティバルで初演され、日本を含む世界各地で上演された『マハーバーラタ』に、90歳を迎えたブルックが、30年ぶりに再び挑んだもの。“再び”ではあるが、前回とは様相はだいぶ異なったものになっている。全18編、約10万の詩句からなるインドの長大な叙事詩「マハーバーラタ」を読み解いたブルックと脚本のジャン=クロード・カリエール、マリー=エレーヌ・エティエンヌ(共同演出)は、前作ではこれを“賭け”“追放”“戦争”の3部作に集約し、全9時間かけて上演した。今回は、すべての戦いが終わり、無数の骸(しかばね)で大地が覆われた戦場(battlefield)を舞台とした、80分間の作品に仕上げられている。

舞台セットは、後方の朽ちた赤い壁に数本の竹が立てかけられ、壁と同じ色の地面に黒い箱が2つ置かれただけの“なにもない空間”。『マハーバーラタ』でも音楽監督をつとめた土取利行が一人ジャンベの音を響かせる中、4人の俳優が、何色かの大きなショールを使い分けて、さまざまな人や動物を演じ分ける。やがて、大量殺戮によって勝者となったパーンダヴァ軍の総帥ユディシュティラが「この勝利は敗北だ」と吐き捨て、悔恨や罪悪感にさいなまれる……。

初日の翌日に応じた取材で「沈黙に耳を澄ませていたら、今やるべきなのはシェイクスピアでもオペラでもなく、これだろう。そう時代に促されたのだよ」と語ったブルック。今、なぜ彼が再び「マハーバーラタ」に向き合ったのか、その答えは11月の来日公演で体験しよう。

パリ公演は10月17日(土)まで。その後、ワールドツアーが行われ、日本公演は、11月25日(水)から29日(日)まで、新国立劇場 中劇場にて行われる。

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インフォメーション

『Battlefield 「マハーバーラタ」より』

【スタッフ】脚本=ピーター・ブルック/ジャン・クロード・カリエール/マリー=エレーヌ・エティエンヌ 演出=ピーター・ブルック/マリー=エレーヌ・エティエンヌ 音楽=土取利行 照明=フィリップ・ヴァラット
【キャスト】キャロル・カルメラ/ジェア・マクニール/エリ・ザラムンバ/ショーン・オカラン

2015年11月25日(水)〜11月29日(日)
・会場=新国立劇場 中劇場
・料金=全席指定7,000円/U-25チケット3,500円(25歳以下対象・当日指定券引換・要身分証)

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