後藤ひろひと脚本×G2演出×佐藤隆太主演『ダブリンの鐘つきカビ人間』が開幕 - 2015年10月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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『ダブリンの鐘つきカビ人間』2015開幕 1 佐藤隆太(左)と上西星来

▲ 佐藤隆太(左)と上西星来

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『ダブリンの鐘つきカビ人間』2015開幕 18 後列左から大塚千弘、白洲迅、小西遼生、前列左から篠井英介、佐藤隆太、上西星来

▲ 後列左から大塚千弘、白洲迅、小西遼生、前列左から篠井英介、佐藤隆太、上西星来

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後藤ひろひと脚本×G2演出のタッグによる舞台『ダブリンの鐘つきカビ人間』が、佐藤隆太を主演に迎えて10年ぶりに再演。3日に、PARCO劇場にて幕を開けた。

舞台は中世アイルランドを思わせるとある町。住民皆が異なる症状の奇病に冒されているというその町で暮らす、鐘つき男の“カビ人間”は、かつては美しい容姿に醜い心を持った男であった。しかし今は、病から心と容姿が入れ替わり、純粋な心とカビに包まれた醜い姿となり、町の嫌われ者となっていた。ある日彼は、思ったことと反対の言葉しか話せない病に苦しむ娘・おさえに出会う。二人は惹かれ合うのだが、周囲の思惑や裏切りが、いつしか二人を思わぬ悲劇に巻き込んでいく……。

96年に後藤が当時座長を務めていた劇団「遊気舎」で初演された本作。ファンタジックな世界観と胸に刺さる寓話性を盛り込み、笑いと感動でつづる“大人の童話”ともいえる人気作だ。

PARCO劇場のプロデュース公演としては、G2の演出により、02年(大倉孝二主演)と05年(片桐仁主演)に上演されてきた。10年ぶりの上演で主演を担う佐藤は「G2さんは“今までの『カビ人間』のイメージはありつつも、2015年の『カビ人間』をつくっていきたい”と。稽古を経て、今の僕たちの新しい『カビ人間』ができ上がったんじゃないかなと思います」と自信をのぞかせた。

一方、水野真紀、中越典子が演じてきたヒロイン・おさえ役に抜てきされたのは、13年に新生したガールズグループ「東京パフォーマンスドール(TPD)」のメンバー・上西星来。演じるにあたっては「台本を読んだ後にDVDを拝見したら、自分が思い描いたおさえと、全然違うものだったので、上西星来のおさえをやろうと思いました」と語り、報道陣からの“プレッシャーはある?”という質問にも「自分は自分なので、(プレッシャーは)ないです」と、キッパリ答え胸を張った。

そのほか囲み会見での主なコメントは以下の通り。

■佐藤隆太
ファンタジー世界ですけど、まったくの別世界ではなくて、どこか自分と置き換えられたりとか、リアルと幻の世界を行き来できる、幅の広い旅をしてもらえるかなと思います。後藤さんのホンは、こんなに笑いながら読んだのは久しぶりというくらいで、これを自分ができるのかと、ワクワクしながら読みました。また、後藤さんは唯一、初演・再演に出演されいる方で、僕らの頼りどころを担ってくれたと思います。G2さんは本当に細やかな演出を付けてくれて、ちょっとした僕らの変化とかにすぐにビビッドに反応してくれる、すごく刺激的な稽古場でした。本気で笑えて本気で泣ける後藤さん&G2さんタッグの極上のエンターテインメントだと思います。ぜひ劇場に足を運んでください。

■上西星来
稽古場の蛍光灯の明かりや音とは違う、劇場のスポットライトや音楽の大きさを実感していて、早く作品を上演したいなという気持ちがです。感情移入していくと、思っていることをそのまま言ってしまったり、せりふが出てこなかったりと、難しいことがたくさんあって不安でしたが、稽古を何回も積んできたので、もう大丈夫です(笑)。観に来てくださる方がいろいろな感情になってくださるように、頑張りますのでぜひ観に来てください。

■小西遼生
現実離れした世界の中でも、毒があったりシリアスで人間味のある部分もあったりするので、生きていて楽しい世界です。初演・再演とはまた違った作品になるんじゃないかなと思います。このメンバーでできたことがすごくうれしくて、きっと本番が始まったら、今はまだまだ見えない、みんなの姿が舞台上にできあがると思います。

■白洲迅
あっという間の1カ月間の稽古でした。正直、まだ不安な部分はたくさんありますけど、明日の初日までにできることを尽くして本番はとにかく楽しんでできればと思っています。いろいろなものが詰まりに詰まった作品です。これを見ている間は、感情が波を打つかのように動くと思いますので、それをぜひ楽しんでください。

■大塚千弘
毎日たくさん笑っていた思い出がたくさんあって、先輩にいろいろなことを教えてもらいながら、ここまでやって来ました。この作品は、お客さまとの呼吸が大切だと後藤さんからも教えてもらったので、その呼吸を楽しみながら、G2さんとつくり上げた作品をすてきなカンパニーの皆さんと一緒に届けたいと思います。笑いあり涙ありアクションあり、ダンスあり、夢のような時間だと思いますので一緒にこの楽しい時間を過ごせればいいなと思います。

■篠井英介
この二人(白洲・大塚)と同じ芝居に出ている人とは思えないしょ?(笑) 演劇って不思議だね。演劇ならではのファンタジーで、「お芝居ってこんなにも想像力をかき立てて、別世界に連れてってくれるんだ」と感じさせられて、いっぱい余韻が残るような作品です。そんな演劇ならではのファンタジーです。これを観ずして何を観る!? もともと、小劇場で初演された作品で、多少の物語の破綻がありつつも、当時のパワーが満ち満ちたものです。それが今、老舗のPARCO劇場で、若い人たちのみなぎるパワーで演じられるのが、すごく新鮮で、ある種の日本の演劇の歴史を観られるような瞬間があるなと思います。出演している自分も外から舞台を観たいと感じる作品ですね。

東京公演は25日(日)まで。その後、福岡、広島、大阪、宮城、北海道をめぐるツアー公演が行われる。

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  • 『ダブリンの鐘つきカビ人間』2015開幕 1 佐藤隆太(左)と上西星来
  • 『ダブリンの鐘つきカビ人間』2015開幕 2 佐藤隆太
  • 『ダブリンの鐘つきカビ人間』2015開幕 3 上西星来
  • 『ダブリンの鐘つきカビ人間』2015開幕 4 後藤ひろひと(左)とマギー
  • 『ダブリンの鐘つきカビ人間』2015開幕 5
  • 『ダブリンの鐘つきカビ人間』2015開幕 6 左から白洲迅、大塚千弘、マギー、吉野圭吾\
  • 『ダブリンの鐘つきカビ人間』2015開幕 7 小西遼生(左)と大塚千弘
  • 『ダブリンの鐘つきカビ人間』2015開幕 8 大塚千弘(左)と白洲迅
  • 『ダブリンの鐘つきカビ人間』2015開幕 9 左から村井國夫、小西遼生
  • 『ダブリンの鐘つきカビ人間』2015開幕 10 手前左は篠井英介
  • 『ダブリンの鐘つきカビ人間』2015開幕 11 上西星来
  • 『ダブリンの鐘つきカビ人間』2015開幕 12 左から大塚千弘、後藤ひろひと、白洲迅、小西遼生
  • 『ダブリンの鐘つきカビ人間』2015開幕 13 左から明樂哲典、木戸邑弥、中村昌也
  • 『ダブリンの鐘つきカビ人間』2015開幕 14 左から大塚千弘、吉野圭吾、白洲迅
  • 『ダブリンの鐘つきカビ人間』2015開幕 15 佐藤隆太(左)と村井國夫
  • 『ダブリンの鐘つきカビ人間』2015開幕 16 篠井英介(左)と吉野圭吾\
  • 『ダブリンの鐘つきカビ人間』2015開幕 17 上西星来(左)と佐藤隆太
  • 『ダブリンの鐘つきカビ人間』2015開幕 18 後列左から大塚千弘、白洲迅、小西遼生、前列左から篠井英介、佐藤隆太、上西星来

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