中村獅童主演×岩松了作・演出『青い瞳』が開幕 - 2015年11月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
サイト内検索
すべて|
公演名|
人名・劇団名|
劇場|
演劇ニュース
様々な条件で検索
こだわり検索
注目キーワード

演劇ニュース

このエントリーをはてなブックマークに追加
ニュースを購読する
『青い瞳』開幕 1 中村獅童

▲ 中村獅童

拡大する

『青い瞳』開幕 6 左から岩松了、伊藤蘭、中村獅童、前田敦子、勝村政信

▲ 左から岩松了、伊藤蘭、中村獅童、前田敦子、勝村政信

拡大する

このほかの写真も見る

岩松了の新作『青い瞳』が、1日にBunkamuraシアターコクーンにて開幕。その初日公演を前に、一部シーンの公開舞台稽古と会見が行われた。

帰還兵の青年ツトムが、家族への思いと戦争の残酷さのはざまで揺れる日々を繊細なタッチで描きながら、戦争の意味を静かに激しく問いかける本作。岩松は「“自分のやってきたことに価値があるのか、ないのか?”ということを問いかけられる帰還兵は、われわれの生活の中にもある本質的な問題をはらんでいる」と、作品の意図を語った。

主演を務めるのは、岩松とは08年の『羊と兵隊』以来のタッグとなった中村獅童。「岩松さんは、一つひとつの場面を非常に丁寧につくり上げていく。丁寧とは、つまり何回も(稽古を)やるということで、(作品が)身体に叩き込まれていくんです。毎回毎回、勉強させていただいてます」と稽古を振り返ると、岩松作品に初参加の上田竜也と前田敦子は「何回も稽古をするうちに、せりふが自分のキャラクターになじんで、自分の言葉になっていく瞬間がある。いい時間だったなと思います」(上田)、「岩松さんは、いろいろなことを教えてくださる“先生”」(前田)とコメントした。

そして、岩松の演出を受けるのは20年ぶり2回目という勝村政信は「ほかの方の演出とはまるで違って、岩松さんのホンは裏側にものすごい激流みたいなものが流れている」と語ると、伊藤蘭は「岩松さんは厳しい演出家(笑)。じんわり効いてくる厳しさで(笑)、この年齢になってまだまだ勉強させてもらっている」と、感慨深い様子で述べた。

一方、演出家として岩松は「今回は、戦後の中に身を置いた人たちの話だし、ある意味、殺伐としている心象風景の人たちが多いので、(稽古では)役者さんたちが暗くならなければいいなと(笑)。上田くんと前田さんは、初めてだし若いし、どこかでフォローしてあげなきゃと思っていました」と明かしたが、そんな岩松の言葉に、前田は「岩松さんがたまに気さくに話しかけてくださった理由が、今、分かりました(笑)。私はそれに動揺してしまって……(笑)」と、告白。岩松は「通じてなかったか」と、少し残念そうな表情で笑った。

また、獅童は、稽古場の様子については「暗いですね(笑)」とキッパリ。「体重は減って5kgくらい減りました。こういう役なのでちょっとやせたいなと思ってたんですけど、あまり努力もせずに普通にやせました(笑)」と話すと、勝村は「暗いだけではありません。重さもあります(笑)。1メートル歩くのに3秒半くらいかかる感じ。でも、岩松さんの稽古はクセになりますね。ちょっと家に帰って泣いたりしますけど(笑)」と、会場を笑わせながらも、創作の苦労をのぞかせた。

作品の見どころを問われると、キャストたちは「生の舞台をぜひ体感していただきたい。デジタルな世の中で、家から一歩も出なくても、いろいろなことが分かる現代社会ですけど、ぜひ足を運んでいただいて、いろいろなことを想像しながら観ていただければうれしく思います」(獅童)、「自分としては感想を聞いてみたい。自分たちの発信したものをどう受け取って、どう返してくれるのかというやりとりをしてみたいですね」(上田)、「すてきな言葉がたくさん出てくるので、皆さんのせりふからすてきなせりふをいろいろと拾い取ってもらえたら」(前田)と、それぞれにアピール。最後に、岩松は「ここにいる役者さんはみんな魅力的な方なので、それぞれを味わっていただきたい。できれば、僕のことは見逃してほしい。(自分の)稽古は少ないので(笑)」と、笑いを誘った。

公演は26日(木)まで。

この記事の写真

  • 『青い瞳』開幕 1 中村獅童
  • 『青い瞳』開幕 2 中村獅童(左)と勝村政信
  • 『青い瞳』開幕 3 前田敦子
  • 『青い瞳』開幕 4 中村獅童(左)と岩松了
  • 『青い瞳』開幕 5 中村獅童(左)と伊藤蘭
  • 『青い瞳』開幕 6 左から岩松了、伊藤蘭、中村獅童、前田敦子、勝村政信

インフォメーション

関連サイト

トラックバック

この記事のトラックバックURL

http://www.theaterguide.co.jp/mt/mt-tb.cgi/7678