池田純矢、鈴木勝吾、松尾貴史出演 中島らも作『ベイビーさん』が開幕 - 2015年11月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
サイト内検索
すべて|
公演名|
人名・劇団名|
劇場|
演劇ニュース
様々な条件で検索
こだわり検索
注目キーワード

演劇ニュース

このエントリーをはてなブックマークに追加
ニュースを購読する
『ベイビーさん』開幕 1 池田純矢

▲ 池田純矢

拡大する

『ベイビーさん』開幕 2 鈴木勝吾

▲ 鈴木勝吾

拡大する

このほかの写真も見る

中島らもが92年に発表した戯曲がG2の演出で復活。舞台『ベイビーさん〜あるいは笑う曲馬団について』が、Zeppブルーシアター六本木にて開幕した。

舞台は、日本が第二次世界大戦へ突入しようとしている昭和16年の満州。軍隊慰問のために活動するサーカス団のもとに、彼らの活動を検閲する視察団がやって来る。視察団の軍人から、日本では食べ物を制限している時に、動物たちに餌をやることへの不服をぶつけられたサーカス団員たちは「餌を食わない動物もいるんですよ」と1頭の動物を連れてくる……。

馬や虎など、見る人によってその姿が異なる不思議な生き物“ベイビーさん”をめぐる騒動が展開する本作。キャストには、若手俳優の池田純矢と鈴木勝吾をはじめ、小須田康人や松尾貴史など個性豊かなメンバーが集結した。ユニークでにぎやかな掛け合いはもちろん、舞台上で役者たちが実際に繰り広げるサーカス・パフォーマンスにも注目だ。

開幕を前にした、G2、池田、松尾のコメントは以下の通り。

■G2(演出)
中島らもさんが亡くなられてはや11年。文字で残されたらもさんの想念が、舞台上に再び具体的な形を伴って現れる。なんとも不思議な気持ちです。
【稽古でのエピソード】
手を抜かず、余計なことをせず、テキストから感じたままを頼りに稽古場で芝居をつくってきました。あとはお客さまにどう感じていただけるか……。とても楽しみです。もともと演劇というのは人が集まらねばつくることができないものですが、今回は特に、人の集まりの大切さと素晴らしさを感じています。20代の若者を3人も迎えたカンパニーは自分にとって珍しいし、ダンスも殺陣も役者兼任で頑張ってくれました。ベテランも手を抜いてません。スタッフは実現不可能とも思える演出プランを具現化してくれました。
【メッセージ】
疲れた心の栄養補給にお勧めの一品。理屈抜きに楽しめる作品になったかと思います。

■池田純矢
あこがれの中島らも戯曲、いつかはと思い描いていたG2さんの演出、しかも光栄にも、そこに主演という立場で立たせていただける喜びに高揚しています。そして、この夢のような作品が日々確実に現実となっていく中、最高潮に気持ちが高ぶっています。
【稽古でのエピソード】
自分なりに役を解釈して、稽古で演じて提示するのですが、G2さんから「ここはこういう方がいいんじゃない?」というように提案されると「分からない!」と思ってしまうことがあったんです。でも、疑問を持っていたのに、言われた通りにやってみると、なぜか腑に落ちる、という不思議な感覚がありました。後半になって気付いたのは、イエスマンになって、分かっていないのに「はい!」と言って、マシーンになってしまうよりも、自分の中で疑問を持ち、それを伝え、なぜ分からないのか? どうすれば納得できるのか?を考え、それを探す作業がすごく楽しかったのが印象的でした。これまでは、お芝居の質的にも、身体的にも、どちらかと言うと普段は発散する役どころの方が多かったのですが、今作ではどちらにも大きな縛りがあり、自分を抑圧することが課題でした。何もしない、しかし、そこにある、ということがどれほど難しいか、痛感したように思います。逆に、不自由の中に生まれる自由を見つけた時は何よりもうれしかったです。
【メッセージ】
この作品は純粋に「面白い!」と言ってもらえる作品だと思います。コメディー、シリアス、エンターテインメントのいろいろなものが詰まっています。舞台観劇が初めての方にも優しい作品です。ぜひ、ワクワクした気持ちでいらしていただければと思います。

■松尾貴史
実にすがすがしいです。やることはやったという感じです。初演を青山円形劇場で観て、出演したかったなあと思った時から、20年が経ち、ひたすら感慨深いです。
【稽古でのエピソード】
らもさんがご自分で演じることを想定して書いた役なので、どういう人格設定をしていたのか、想像する作業が楽しかったです。サーカス団のあらゆる娯楽を盛り込んで良いという状況設定に、いろいろな工夫があり、稽古場で実際にやってみて、組み立てていくプロセスが、無邪気に楽しめました。
【メッセージ】
いろいろな部分で、役者おのおのが、薄氷を踏む場面が多いので、そこを楽しみに、皆さまお誘いの上、にぎやかにお越しください。2度3度と観ていただくと楽しさも倍増です。

公演は14日(土)まで。

この記事の写真

  • 『ベイビーさん』開幕 1 池田純矢
  • 『ベイビーさん』開幕 2 鈴木勝吾
  • 『ベイビーさん』開幕 3 後列左から松尾貴史、植本潤、木下政治、鈴木勝吾、井澤勇貴、前列左から坂元健児、入来茉里、林希
  • 『ベイビーさん』開幕 4 池田純矢(左)と小須田康人
  • 『ベイビーさん』開幕 5 鈴木勝吾(左)と久保酎吉

 

インフォメーション

関連サイト

トラックバック

この記事のトラックバックURL

http://www.theaterguide.co.jp/mt/mt-tb.cgi/7692