サプライズで安田顕の誕生日をお祝い　映画「俳優亀岡拓次」特別試写会

2015/12/3

▲ 左から横浜聡子、安田顕、麻生久美子

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安田顕（TEAM NACS）主演で1月に公開される映画「俳優亀岡拓次」の特別試写会が、11月30日に都内の映画館で行われた。

戌井昭人の同名小説を、「ウルトラミラクルラブストーリー」の横浜聡子監督が映画化した本作。あらゆるドラマや映画で数多くの役を演じるも、名前はまったく知られていない脇役俳優・亀岡拓次に訪れた、とある人生の転機が描かれる。

試写会には、主人公・亀岡を演じた安田と、横浜監督、そして、亀岡が恋心を寄せるヒロインで、飲み屋の女将・安曇を演じた麻生久美子が登壇した。

「亀岡は下心があるけれど欲のない人」と亀岡のキャラクターを語った横浜の言葉に、「私は欲のかたまり」と自身のことを語った安田。「撮影現場では、監督の言っていることが全然分からず“口をパクパクしてください”とか言われて、ぶうたれていました。試写も見ないよ、と言っていたくらいです」と告白したが、「試写を見て、監督の世界観に圧倒され、“おもしれー”となりました。監督、大変失礼しました」と絶賛し、横浜監督に深々と頭を下げた。そして「ビックリしたし、面白かったです。こんなに面白い作品に出られてよかったし、謝れてよかった」と、胸をなでおろしていた。

12月を前にしたタイミングで行われたイベントだったこともあり、クリスマスの思い出について話が及ぶと、3人が語ったのは「高校生の時、雪の降る夜に（片思いの）彼女の家の前の公衆電話から、映画を見に行こうと電話しましたが、フラれました。帰りの雪が冷たかった……」（安田）、「子どもの時に、おもちゃ屋さんの新聞広告に、ほしいものに丸を付けてサンタさんにお願いしましたが、一度ももらえなかったんです。どうして買ってくれなかったんでしょう」（麻生）、「昨年、亀岡の気持ちを知るために、一人飲みをしましたが、寂しくて死にそうになりました……」（横浜）と、切ないエピソードばかり。

しかし、最後には12月8日で42歳の誕生日を迎える安田のために、サプライズ演出が用意されていた。安田の似顔絵が描かれたバースデーケーキが登場し、会場全体で誕生日を祝うと、安田は「誕生日は主役になれる日。“カメタク”は脇役が主役の映画です。Wな主役に感謝しています」と、笑顔を見せた。

映画は、1月30日（土）より、テアトル新宿、ヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて全国公開。