風間杜夫&平田満コンビが復活 いのうえひでのり演出『熱海殺人事件』が開幕 - 2015年12月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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『熱海殺人事件』開幕 1

▲ 平田満(手前左)と風間杜夫(手前右)

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『熱海殺人事件』開幕 7 左から中尾明慶、風間杜夫、平田満、愛原実花

▲ 左から中尾明慶、風間杜夫、平田満、愛原実花

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故・つかこうへいの代表作『熱海殺人事件』が、劇団☆新感線のいのうえひでのりの演出により上演。紀伊國屋ホールでの8日の開幕を前に、一部シーンの公開舞台稽古と囲み会見が行われた。

部長刑事・木村伝兵衛と新任刑事・熊田留吉には、70〜80年代初頭の“つかブーム”を牽引した風間杜夫&平田満の名コンビが、33年ぶりに復活。さらに、婦人警官・片桐ハナ子をつかの長女である愛原実花が担い、犯人・大山金太郎を中尾明慶が演じる。

ひさびさのコンビ復活に、風間は「稽古では、せりふを交わしただけで33年前に戻りましたね」とコメント。平田は「一人だけだったら浮いていると思うので(笑)、二人で良かったです」と笑わせると、風間も「僕も平田君がいてよかったよ(笑)」と笑顔を見せた。

“新米”という役どころについては、平田は「33年前ですでに、新人と言ったら笑いが起こっていたので、今はもう、皆さんの情にすがりついてなんとかやっています(笑)」と苦笑い。風間は「(平田は)部長刑事になっていていい年ですけど、しょうがないですよね。僕もシラを切って、相当サバを読んでやっています」と続けた。

「4〜5年前から『熱海〜』をやりたいと、いろいろな人に声を掛けていた」という風間。今回の舞台を「うれしいことに、いのうえさんの演出で、つかさんのお嬢さんとできるなんて、こんな奇跡的なことを逃してはいかんと。平田君も参加するし、ワクワクして参加しました」と喜ぶと、平田は「最初はこの年で、無理じゃないかと思ったんですけど、あと何年か先はどうなってるか分からないし(笑)、まだ身体が動くうちにと、天からお言葉をいただいたんだと思って。つかさんのホンをやれる機会をくださって本当にありがたい」と、しみじみと述べた。

一方、愛原と中尾は、今回がつか作品初挑戦となる。つかの娘である愛原は、本作について「小さいころは理解できないところがあり、難しい内容でしたけど、今回、あらためてお稽古をして台本を読み込んでいくと、いろいろ理解できるところがたくさんありました」と語った。そして、公演に向けて「初めて父の作品をやるということで、命懸けというか、かなり頑張らなくてはいけない、甘えは許されないと、すごく強い思いでお稽古を始めました。力強いお3人と、いのうえさんの演出に、ただただ私はついていこうと思って今日までやってきたので、その成果が見せられたらいいなと思っています」と気合を入れた。

丸刈り頭で臨んだ中尾は「気合はもちろん入ってますし、できるだけ先輩方についていこうという気持ちなので、剃れるところ、どこでも剃りますよ(笑)」と、笑いを取ったが「正直、ものすごく苦しい」と告白。「もちろん、稽古は楽しくやってきましたけど、つかさんが、もし生きてたら“お前、もう帰れ”って言われてたんじゃないかと、重圧のようなものがあって。今、必死に食らいつくことは、すごく自分にとってはとても貴重なことだと思います。僕自身は。まだまだ完成してないので、今はただ初日に全部ぶつけて、これから自分のものにできるようにつかめたら」と、気を引き締めた。

演出を手掛けたいのうえは、つか作品に多大な影響を受けたという。彼との創作過程を振り返った二人は「いのうえさんが、つかさんの演出を尊重してやるとおっしゃってくださった。もちろん今風、いのうえさん流に直したところはあるんですけど、昔そのままのところもあって、とても感慨深いですね」(平田)、「つかさんが、劇団を解散された後にも、いろいろなバージョンを上演されましたが、『熱海〜』は“やっぱり僕たちがやったやつが正解だろう”と、変な自負心というか嫉妬心のようなものがあって、解散後のものはあまり観てないかったんです。今回は、平田君もいのうえさんも、一番オリジナルな形で『熱海〜』をやりたいと言ってくれた」(風間)と、それぞれに語った。

しかし、報道陣からの“もし、つかが生きていたら?”という質問には、風間は「つかさんが生きてたらこんなことやってないですよ(笑)、亡くなったからできるんです」と応えると、会場は笑いに包まれた。

東京公演は、26日(日)まで。その後、全国各地を巡るツアー公演が行われる。東京・ツアーともに全日程、前売は完売となってしまっているが、当日券は用意される。

なお、本誌「シアターガイド 1月号」では、いのうえ×風間×平田の鼎談のほか、愛原、中尾のコメントを掲載。公演と併せてこちらもチェックしてほしい。

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