中山優馬主演 中原淳一を描いた舞台『それいゆ』が上演 - 2016年1月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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中原淳一 画・それいゆ昭和29年秋号

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中原淳一

▲ 中原淳一

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中山優馬が主演を務める舞台『それいゆ』が、5・6月に大阪と東京で上演される。

本作は、雑誌「少女の友」の挿絵などで知られる人気画家・中原淳一を題材とするもの。中原は、戦後には「それいゆ」「ひまわり」といった雑誌を創刊し、ファッションやインテリアなど、幅広い分野で時代をリードしてきた。「美しく生きる」という中原のメッセージを、今の時代に問い掛ける。

脚本は、「LIAR GAME」「ガリレオ」などヒットドラマを手掛けてきた古谷和尚が執筆する。

■古家和尚(脚本)
中原淳一という人物を最初に知ったきっかけは、2009年の新聞です。使い込まれた手帳の紹介記事でした。明治41年に創刊された雑誌「少女の友」の付録であるその手帳の表紙に、中原淳一の可憐な少女画が描かれていました。持ち主の女性は、戦中戦後の激動の時代から取材当時まで70年もの間、その手帳を宝物として手放さなかったのです。セーラー服姿の自分と友の写真、友が書いてくれた自作の詩、そして、仲良く海辺で遊んだ思い出を栞のように挟んで……。中原淳一は美しい少女画を描くだけでなく、“美しくあれ”という願いを発信し続けた人でした。“美しく生きる”ための具体的な方法を提案し、その描いた少女画同様、当時の少女や女性たちの瞳にも輝きを与えたのです。彼の作品は、戦時下では「華美」「時局に合わない」と圧力を受け、戦後のモノがあふれる時代が訪れると、一転して「素朴だ」と評されます。それは彼の目指した“美しさ”が、時代や社会に翻弄されることのない、“生きる姿勢そのもの”だったことを表しています。この物語は、今の時代を生きる私たちに向けての、中原淳一からの問い掛けです。「あなたは美しく生きていますか?」と……。

■木村淳(演出)
可憐な少女画、美しい詩、かわいらしい洋服などを通じて中原淳一が世の中に問い掛けたメッセージ「“美しく生きる”とはどういうことなのか……」を、不自由なまでにモノがあふれ、モノに囲まれて育ってきた若者に“いま”問い掛けます。中山優馬さんとは7年ぶりの作品づくりとなります。彼の中にある“潔癖性”と“かたくなさ”に魅かれ、今回オファーさせていただきました。天才アーティスト・中原淳一が世に送り出した数多くのかわいらしく、柔らかい作品と対極に存在していた固い信念、そして、その自らの信念に縛られて生きた天才の“狂気”と“渇き”を中山優馬演じる中原淳一を通して浮き彫りにしたいと思います。

■中山優馬
この物語は、中原淳一さんという“人”と、テーマである“美しく生きる”というところを、“美しく生きる”という言葉だけではなく、その本質の部分、その奥深さを追求するというところが見どころになると思います。今はまだ、中原淳一さんやその時代背景(戦中・戦後)を学んでいる途中です。そういう時代背景の中、つくり出した“希望”とか“色”っていうところがキーワードになってくると思います。普段から、人前に立つ仕事をしているので、“希望”や何かを伝えるというという意味では中原淳一さんに通じる部分はあるかもしれませんが、その人、そのキャラクターをちゃんと自分の中でかみ砕いて、中原淳一という“人”を演じたいと思っています。テーマがちょっと難しいかもしれませんが、“美しく生きる”ということ自体はいつの時代も変わっていないような気はします。誰もが持っているテーマであり、その人間の本質というか、どうやって一生を過ごすかということだと思います。そういったところをしっかりかみ砕いて、中原淳一さんをお届けしたいと思います。

インフォメーション

『それいゆ』

【スタッフ】脚本=古家和尚 演出=木村淳(関西テレビ放送)
【キャスト】中山優馬 ほか

■大阪公演
2016年5月26日(木)〜29日(日)
・会場=梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ

■東京公演
2016年6月1日(水)〜5日(日)
・会場=Zeppブルーシアター六本木

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