蜷川幸雄×藤田貴大『蜷の綿』が公演延期に - 2016年1月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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蜷川幸雄×藤田貴大のタッグで2月に上演が予定されていた『蜷の綿−Nina's Cotton−』の公演延期が発表された。

『蜷の綿』は、「マームとジプシー」主宰の藤田が、蜷川の半生を題材に書き下ろした新作。蜷川演出版と藤田演出版での上演が予定されていたが、両バージョンとも延期となった。

蜷川は、昨年12月に中旬に『元禄港歌−千年の恋の森−』の稽古中に軽度の肺炎と診断され入院。その後、1月上旬から稽古に入る予定だった『蜷の綿』に向けての療養を続けてきたが、体力の回復が十分ではなく、話し合いを重ねてた結果、公演延期の決定に至ったという。

チケットの払い戻し方法については、劇場チケットセンターほか、各プレイガイドからチケット購入者へ連絡される。

なお、代替公演として、さいたまネクスト・シアター×さいたまゴールド・シアターで15年4月に上演された『リチャード二世』の再演と、藤田の過去作品『夜、さよなら』『夜が明けないまま、朝』『Kと真夜中のほとりで』の同時上演が行われる。

■蜷川幸雄
『蜷の綿−Nina's Cotton−』は、50歳離れた藤田貴大さんが時間をかけて僕のことを戯曲に書き上げてくれました。恥ずかしい気持ちはあるのですがとても面白いので、演出しようと決意していただけに、悔しい気持ちでいっぱいです。早く回復して劇場に戻ります。

■藤田貴大
蜷川さんが「やはり現場に来て、自分が演出をしたい」とおっしゃったのは、とてもポジティブなことだと、僕は思いました。稽古初日に彼の姿はなかったのです。彼が不在のまま、作品が進んでいこうとしていました。
作品が一番良い状態でつくられていくこと、すなわち彼自身が演出を施していくことを、やはり彼は選んだわけです。
『蜷の綿』は彼自身の物語です。
長い時間をかけて、僕が彼にインタビューをしながら書き進めてきた作品です。ここ最近の彼の姿を見つめながら、僕が感じたことも正直に書いています。
「自分自身の身体が、だんだん自分の作品が存在する場所に行かせてくれなくなった」
彼は、そんな現実の中で葛藤しています。身体はもうとっくに、僕らが想像できないくらい苦しいはずなのに、演出家としての彼はまだまだつくりたいともがいている。
だから、「やはり現場に来て、自分が演出をしたい」とおっしゃったのを聞いて、とてもうれしかった。彼が用意してくれたこんなにも大切な時間の中で、僕は彼を待っていたいと思っていました。
『蜷の綿』という作品においては、僕もマームとジプシーも蜷川チームに付随するものだという自覚があります。チームの方針に合わせながら、僕らも動いていきたい。
彼がまた稽古場に戻ってくることができて、作品づくりの環境が整ったら、僕らも再始動します。その日まで、きちんと準備を進めていきながら、待っています。

インフォメーション

【代替公演】

さいたまネクスト・シアター×さいたまゴールド・シアター
『リチャード二世』

【スタッフ】作=W.シェイクスピア 翻訳=松岡和子 演出=蜷川幸雄 演出補=井上尊晶
【キャスト】さいたまネクスト・シアター/さいたまゴールド・シアター

2016年2月18日(木)〜28日(日)
・会場=彩の国さいたま芸術劇場 インサイド・シアター(大ホール内)
・一般前売=1月31日(日)開始
・料金=全席自由(整理番号付)4,000円

マームとジプシー
『夜、さよなら』『夜が明けないまま、朝』『Kと真夜中のほとりで』

【スタッフ】作・演出=藤田貴大
【スタッフ】石井亮介/尾野島慎太朗/川崎ゆり子/斎藤章子/中島広隆/成田亜佑美/波佐谷聡/長谷川洋子/船津健太/吉田聡子

2016年2月18日(木)〜28日(日)
・会場=彩の国さいたま芸術劇場 小ホール
・一般前売=1月31日(日)開始
・料金=全席自由(整理番号付)3,800円

観劇特典「nina’s cotton zero」

藤田貴大が向き合った『蜷の綿』を“戯曲”として完成させるまでの時間を空間として展示(公演期間中に劇場内で開催)。
*いずれかのチケットの半券提示で入場可

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