白井晃×長塚圭史×早見あかり『夢の劇−ドリーム・プレイ−』製作発表会 - 2016年1月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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『夢の劇』会見 後列左から那須佐代子、山崎一、江口のりこ、玉置玲央、前列左から白井晃、長塚圭史、早見あかり、田中圭、森山開次

▲ 後列左から那須佐代子、山崎一、江口のりこ、玉置玲央、前列左から白井晃、長塚圭史、早見あかり、田中圭、森山開次

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白井晃×長塚圭史×早見あかりの顔合わせで送る舞台『夢の劇−ドリーム・プレイ−』。本作の製作発表会が、KAAT神奈川芸術劇場にて行われた。

本作は、『令嬢ジュリー』『父』『死の舞踏』などで知られるヨハン・アウグスト・ストリンドベリが52歳の時、1901年に発表した戯曲が原作。もともと上演を目的として書かれた戯曲ではなく、精神世界の迷宮のような混沌とした内容ということもあり、世界でも上演機会が多くない作品だという。スタッフ陣は、白井演出、長塚台本、森山開次振付という顔合わせ。彼らは、キャストとしても参加することが決まっている。

アイドル・グループ「ももいろクローバー」から女優に転身し、NHK連続テレビ小説「マッサン」への出演などで注目を集める早見。本格的な舞台にはこれが初挑戦となる彼女は、緊張からか、会見中に思わず涙をこぼしてしまう場面が。それでも、公演に向けてきっちりと意気込みを見せた彼女に、白井は「泣きながらそんなにしゃべれるなら立派なもんだと思います」とフォローしつつも早見を評価した。

そのほか、会見での主なコメントは以下の通り。

■白井晃
作品は100年前に書かれた作品ですが、前回の『ペール・ギュント』と同様に、今とシンクロするものを感じていて、大きな社会の変化における登場人物たちの心象とか不安感が、現代と同期しているように思います。一つひとつのシチュエーションや会話を見ると、難しいことはないのですが、それらが夢のように脈絡なく展開するので、読む側は難しいと感じるのだと思います。ですが、意外と立体になる時は不思議と難しさはなくなっていくのではと考えています。分からないものをつくっていくのが面白いと思っているので、そういう意味では演劇的かと。結局は一人の人間の人生がにじみ出ていればいいなと思うので、決して難しくはないかなと考えています。ここにいる素晴らしいキャストの皆さんと面白いクリエーションができたらと思います。

■長塚圭史
神・インドラの娘が絶望的な人間界を冒険していく物語です。アリスが不思議な世界を旅したように、人間のグロテスクな世界を旅して行くわけですが、僕は、作品にある種の人間賛歌を見ています。しかも白井さんが、祝祭的につくっていこうと思っていますし、非常に明るい予感がします。難しいと言えば難しいですが、さまざまな風景に論理的なつながりがなく、川のように流れていくのが難しく感じさせるのだと思います。実は感覚的には非常に演劇的に即した戯曲。早見さんが中心になって、どこか荒唐無稽な汚れた人間世界を白馬のように駆けてくれたら、一つの祝祭になると思うし人間賛歌になるんじゃないかと思います。白井さんもいるし、なんとかしてくれるかなって思います(笑)。

■森山開次
この難解な台本を読んで、カギは身体表現ではないかと思っています。自分の夢もよく考えると、もっと難解でわけがわからない世界ですし、皆さんの夢の世界をのぞき見ながら、みんなの身体性を引き出していきたいと思います。白井さんは、役者やダンサーという垣根のない土壌でやらせてくれます。今回もダンサーですけど役者として参加したいですし、そういった意気込みでできる素晴らしい環境だと思います。

■早見あかり
今回、本格的な舞台は初めてで右も左も分からずに今ここに立っています。緊張や不安というよりも、“怖い”という気持ちが、今の私の心の声です。舞台をずっと避けてきたのに「なぜこれを選んだの?」って聞かれるんですけど、正直よく分からないです。でも、分からないこそワクワクしているといるところもあって、何もかも分からないところに放り出されて冒険して戻ってくるという役どころは、今の私と一緒では、と思っていてるので、舞台が終わった時に何かつかんで帰って来ることができたら。本番、千秋楽を迎えた時に、自分の中で変化がちゃんと起きると思いますし、観ている方、スタッフ・キャストの方々と皆さんとすてきなものをつくれたらと思います。こんなに幸せな記者発表の場で泣いちゃってごめんなさい! 頑張ります!

■田中圭
今回、白井さんとは4度目ですが、今までとはちょっと雰囲気が違うなと感じています。ダンスのセンスがないのでどうしようかと思ってますが。舞台をつくるのは、楽しさの中にもつらさがあって、そのつらさの中にも楽しさがあるもの。密な時間を過ごしていけたら。お話を受けてからホンを読んで「なんだこれ?」が、正直なところでした。暗い話だと思ったんですけど、白井さんは、一つの光を最後に持ってきてくださるだろうと思います。白井さんの演出は、稽古時間が長いのは嫌なんですけど(笑)、自分が気付かないものを気付かせてくれるのが好きで、そういう意味では不安はないです。

■江口のりこ
白井さん演出作品に一度出させていただいて、いい時間を過ごせたので、今回参加できて、すごくうれしいです。圭くん以上にダンスのセンスがないので、そこはすごく不安ですが、頑張ります。白井さん長塚さんの印象は「演劇が好きで好きでしょうがない」という印象で、今、お二人がそれぞれに演劇に対して何に挑戦しているのかということに、すごく興味がありますし、とても信頼しています。

■玉置玲央
自分が演劇を始めたころに観ていたのが長塚さん、白井さん、森山さんの作品なので、今回出演者として参加するのはものすごく感慨深いことです。ある意味、夢のような現場での“夢の劇”です。初めて創作させていただく方ばかりですが、精いっぱいできることをやらせていただこうと思います。世界観が難解なようですが、人びとの状況や抱えている目的、悩みは今に通ずることが多いので、そういうことがお客さまに伝わって良い作品になればと思います。

■那須佐代子
役者をやろうかと考えていたころから白井さんは活躍されていて、役者への思いに影響を受けたので、今回初めてご一緒させていただいて、光栄に思います。スタッフ・キャストの皆さんは、初めましての方ばかりで新人のような気持ち。お二人(白井・長塚)とも、美しい空間・ビジュアルをつくる方ですし、ビジュアルに対してのこだわりやイメージから、とても可能性や広がりのある作品になるのではと思います。

■山崎一
白井さん芸術監督おめでとうございます。白井さんとは同い年でして、同世代の方がこうして頑張っていることには力をもらえます。白井さんから依頼をいただいて、脚色は長塚圭史君、振付は森山開次君ということで、二つ返事でOKしました。OKした後に台本を読んで、これどうやってつくるんだろうなって思いました(笑)。でも、難しいけれど、実は舞台でやることにすごく最適な作品かもしれないと感じています。一生懸命に芝居を“遊びたい”と思います。白井さんとは10数年ぶりなんですが、白井さんは役者としても面白い方。今回は、演出家と戯曲家と振付家が役者として参加するので、ワクワクしていて楽しみです。

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