深津絵里&中村七之助主演 デヴィッド・ルヴォー演出『ETERNAL CHIKAMATSU』製作発表会 - 2016年2月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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『ETERNAL CHIKAMATSU』会見 1 左からデヴィッド・ルヴォー、深津絵里、中村七之助

▲ 左からデヴィッド・ルヴォー、深津絵里、中村七之助

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『ETERNAL CHIKAMATSU』会見 3 深津絵里

▲ 深津絵里

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『ETERNAL CHIKAMATSU』会見 4 中村七之助

▲中村七之助

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デヴィッド・ルヴォー演出『ETERNAL CHIKAMATSU』の、製作発表会が、都内の稽古場にて行われ、主演の深津絵里&中村七之助らが登壇した。

遊女小春、治兵衛、その妻おさんの三角関係を描いた近松門左衛門の代表作『心中天網島』をベースとする本作。もともとは、中村勘三郎とともに近松の世界を取り上げる作品としてスタートしたものだという。

やむにやまれぬ事情から売春婦になったハルと、彼女にほれ込んだダメ男・ジロウ。命懸けの恋に落ちるも、まっとうすることができず、自暴自棄になってしまったハルは、かつて遊女の涙であふれたという蜆川(曽根崎川)のあった場所で、妻子のある紙屋治兵衛との道ならぬ恋に苦しむ遊女・小春と出会い……。今回は、ルヴォーが温め続けてきたアイデアに基づき、谷賢一が戯曲を執筆。現代の日本と近松が描いた江戸の世界を交錯させながら“究極の愛”を描き出す。

七之助演じる遊女・小春とともに舞台に立つことになる深津。七之助のことを「本当に軽やかな方ですごく美しい。美しさでは負けているので(笑)、そこでは足掻かずに美しさを取り入れたい」とコメントすると、伊藤も「(美しさでは)本当に降参です(笑)。かなわないと思うので、愛の深さで競い合えたら」と語った。

そんな二人の絶賛に七之助は「なんだか公開処刑みたい(笑)。心の中で、すごく小さくなってます(笑)」と恐縮しながら、「伊藤さんの言う通り、やはり内面からの美しさにかなうものはないと思うので、そこを一生懸命やっていきたい」と意気込みを見せた。

また、この競演についてルヴォーは「女性が演じる女性と、男性を演じる女性が、同時に舞台に存在する時に生まれる緊張感や深みを探っていきたい。そこが面白いポイントになると思う」と期待を寄せた。

そのほかの登壇者の主なコメントは以下の通り。

■デヴィッド・ルヴォー
この作品は“愛”を問うものになります。近松が、私たちにくれた“地図”をもとに、この世界をもう一度見直す作品になると思います。当初、勘三郎さんと考えていたものとは別の形ですが、作品の中にオリジナルの思いは詰まっています。核となるのは、近松門左衛門が描いた登場人物を通して、現代と過去の日本が手を結ぶイメージ。これは過去と現在の議論であり、出合いの作品になると思います。また、売春婦や遊女である彼女たちを通して、社会における女性のあり方も問うていきたいと思います。今回は、ほとんどの方が初めてのニューチームですが、ホン読みをして、なんと良いキャストに集まってもらったのかと感じています。このプロジェクトは、情熱や勇気、スピリットが必要になるロックンロールな作品になると思いますし、それを持った役者に来てもらったと思っています。

■深津絵里
これまで何度も上演された近松の話をデヴィッドさんがどう演出されるのか非常に興味を持ちました。なかなか共演する機会のない七之助さんとご一緒できると聞いて、とてもうれしくてワクワクしました。作品には、デヴィッドさんのあふれ出る、アイデアがいたるところに散りばめれられているので、とてもユニークな作品になると思います。稽古は、まだまだこれからですけど、すてきな共演者の皆さんと一緒にたくさん知恵を出し合って、たくさん愛情をかけてより良い作品にできたらと思います。

■中村七之助
この作品に出会い、息子として父親の意思を受け継ぐことができました。一生懸命やらせていただきます。手法は違えど、根っこは歌舞伎もストレートプレイも一緒だと思っていますので、そこはあまり構えずにできると思いますが、父親がよく言っていた「型があるから“型破り”なんだよ。型がない人が破ったらただの“型なし”だよ」という言葉をちゃんと肝に銘じて、守りに入らず突き破れるように、いろいろな方とセッションしていきたいと思います。

■伊藤歩
現代のアキと江戸時代のおさんを演じます。二役が過去と現在でどんな輪廻でつながっているのか、また現代と過去がどう違ってくるのかを楽しみにしながら、これから稽古に励んでいきたいと思います。おさんは、とても心が広く、度量の深い女性なんですが、私自身はそんな境涯までたどり着けていないので、稽古を通して、私なりに愛の形を表現していけるように努力していきたいと思います。

■中嶋しゅう
江戸時代のじじいと現代のばばあの二役ですが、僕の中では一役だと思っています。ホン読みで、七之助さんの歌舞伎のせりふの読み方を、初めて間近で聞きました。今回、歌舞伎っぽい言い方もあるので、七之助さんに相談したら、本物を聞く機会をいただけたので、すごく楽しみですね。自分が、歌舞伎を真似てみた時に、歌舞伎のせりふって、どういうふうに入ってくるんだろうと楽しみにしています。

■音尾琢真
二役ということで、じじい、ばばあじゃなくて役名がついていて良かったなと思っています(会場笑)。深津絵里さん、中村七之助さんのそれぞれとマンツーマンで芝居ができます。役者にとってのご褒美とは、いい作品で素晴らしい俳優さんと向き合ってお芝居をすることだと思っていますので、かなりのご褒美をいただきました。役づくりは、まだ模索中ですけど、自分一人でできるものではないと思うので、目の前の素晴らしい俳優さんに引き出してもらおうと思っています。全幅の信頼を置いて、美しい七之助さんに頼っていきます(笑)。

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  • 『ETERNAL CHIKAMATSU』会見 1 左からデヴィッド・ルヴォー、深津絵里、中村七之助
  • 『ETERNAL CHIKAMATSU』会見 2 デヴィッド・ルヴォー
  • 『ETERNAL CHIKAMATSU』会見 3 深津絵里
  • 『ETERNAL CHIKAMATSU』会見 4 中村七之助
  • 『ETERNAL CHIKAMATSU』会見 5 伊藤歩
  • 『ETERNAL CHIKAMATSU』会見 6 中嶋しゅう
  • 『ETERNAL CHIKAMATSU』会見 7 音尾琢真
  • 『ETERNAL CHIKAMATSU』会見 3 左からデヴィッド・ルヴォー、中嶋しゅう、深津絵里、中村七之助、伊藤歩、音尾琢真

インフォメーション


■大阪公演
2016年2月29日(月)〜2016年3月6日(日)
・会場=梅田芸術劇場シアタードラマシティ
・料金=全席指定11,500円

■東京公演
2016年3月10日(木)〜2016年3月27日(日)
・会場=Bunkamuraシアターコクーン
・料金=全席指定S席11,500円/A席9,000円/コクーンシート6,000円

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