鈴木亮平主演×宮本亜門演出 三島由紀夫作『ライ王のテラス』製作発表会 - 2016年2月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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『ライ王のテラス』会見 1 宮本亜門(左)と鈴木亮平

▲ 宮本亜門(左)と鈴木亮平

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『ライ王のテラス』会見 2 後列左から神保悟志、吉沢亮、大野いと、前列左から宮本亜門、鳳蘭、鈴木亮平、倉科カナ、中村中

▲ 後列左から神保悟志、吉沢亮、大野いと、前列左から宮本亜門、鳳蘭、鈴木亮平、倉科カナ、中村中

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鈴木亮平主演×宮本亜門演出『ライ王のテラス』の製作発表会が、都内で行われた。

三島由紀夫が書いた最後の戯曲と呼ばれる本作は、カンボジア最強の王として現代にも語り継がれる、ジャヤ・ヴァルマン七世を題材としたもの。バイヨン寺院を建設し、栄華を極めた王が、夢と希望を託し“ライ王のテラス”を造営していく雄大なロマンを、アンコール王朝の衰亡を背景に描き出す。

“カンボジア最強の王”という役どころを担う鈴木。役づくりについて問われると「僕らがつくりあげようとしている王様は、威張るのではなくて、階級社会の国を仏教の国に変えた王様。自分の繊細なところを役に生かして、さわやなかな若い王様になれば」と意気込みを見せた。

また、「王様を演じるのは初めてなので、王様をさんざんやられた吉田鋼太郎さんに『王様を演じるのに一番大切なことは?』っ聞いたら『大きい声!』だと(笑)。それと『あとは、いつ誰にでも“お前死刑!”って言えること』と。そういうマインドも忘れないようにしたい(笑)」というエピソードを披露すると、宮本は「それ、忘れてください(笑)」と釘を刺して会場を笑わせた。

そのほか、登壇者の主なコメントは以下の通り。

■宮本亜門
大学のころからこの作品が好きで、誰か上演してくれないか、できれば自分で演出をしたいと思い続けてきた、念願の作品です。今、とても興奮していてうれしいです。三島由紀夫さんの最後の戯曲を開封して、若い人たちにも伝えていきたいと思います。今回、カンボジアの伝統舞踊や音楽を継承する方々に参加していただいてますが、彼らは、紛争を経て残った文化の細い糸を紡いで伝えようとしている人たちです。彼らの伝統や踊りに対する思いは、われわれ日本人の想像を超えるほどの思いなんです。彼らは、そんなエネルギーが高まっているカンボジアの代表選手です。ぜひ見守ってほしいと思いますし、その一つひとつの意味が深いものですので楽しんでいただけたらと思います。

■鈴木亮平
今回は本気です! もちろん今までも本気で全部やってきたつもりですけど、今回は一番本気です! なぜかと言うと、クリアしないといけないハードルが多過ぎるんです。三島由紀夫さんの美しい世界観を表現しないといけないこと、カンボジアの王様を演じること、そして、お客さまにカンボジアに来たように思ってもらえるほどの説得力を持たせないといけないこと、病の進行を演じないといけないこと。それに、肉体。戯曲では、身体をいろいろな形容詞で褒めちぎっていて、完璧な肉体と表現されているので、それに見合う肉体をつくり上げないといけない。さらに、精神と肉体の対立の話ですので、精神も高めていかないきゃいけない。これだけのハードルを超えるために、何度も言いますが本気です(笑)! 肉体と精神を極限に高めて、遺跡のバイヨン寺院をつくり上げた、王様の熱量に負けないだけの熱量で臨みたい。負けず嫌いなので、アンコール遺跡とさえ勝負しようと思っています(笑)。遺跡に負けないような1000年残る舞台をつくろうと思っています。

■倉科カナ
演技をやっていく上で、やはり通らないと行けない道だろうと、ずっと三島由紀夫さんの戯曲はやりたいという意識があったので、三島由紀夫さんの世界を心と身体で感じて、表現できる場を与えていただいたことに感謝しています。ユニークですてきなキャストの皆さんとこの戯曲をつくることができて、とてもうれしく思います。私の演じる第二王妃は、清らかでつつましやかな仏のような女性で、本当にそんな女性がいるのか? というくらい。でも、きっと心の中に嫉妬や憎悪も持ちながら、紙一重でそれを自制しているのではと、気持ちをつくっている最中です。カンボジアの風が吹くようなお芝居ができたらいいなと思っています。

■鳳蘭
最近、王妃とか王太后とか、気品のある役が多くて、私が気品があるからなんでしょうけど(笑)、私が演じる王太后は「情けが残酷、涙が殺人、優しい心が無慈悲」と、私のような凡人には三島由紀夫は分かりません(笑)。台本を読んで、私が感じたことを、亜門さんと感じたことをディスカッションしたら、まったく覆されました。亜門さんは、いろいろな角度から奥の奥の奥まで読み取っていて、三島由紀夫は本当に深いんだと感じました。昨日、もう一度台本をイチから読んで裏の裏の裏の裏を読み取るように、やり直してます。本当に大変です(笑)。

■中村中
三島由紀夫さんが書き残したノートというものがあるらしく、そこには、私が演じる第一王妃は、美に絶対の自信を持っている人だということです。美しいものは手に入れた時ではなく、手に入らない時が一番美しく、輝くものなのかなと感じました。王のあらゆるものを追い求める姿が一番美しいと、もしこの台本に描かれているのならば、それもうなずけるなと思っています。したたかな役なので、真っ向から裏から、全力でこの役を追い求めようと思います。

■神保悟志
三島由紀夫さんの作品は高校のころからあこがれていて、それに出られるだけで大変感動していますが、その上で宮本亜門さんに演出していただけると、この上ない幸せを感じています。三島さんが残したノートには宰相は悪の権化ということなので、徹底して悪になりきって、頑張りたいと思います。個人的には、妻が宝塚出身でして、鳳蘭さんにはくれぐれも無礼のないようにと、言われておりますので、無礼のないように頑張ります(笑)。

■吉沢亮
僕の役は心から王様を尊敬して、とても素直でエネルギーにあふれている役です。僕自身はまだまだ経験が浅く、亜門さんのご指導を受けながら、皆さんのすてきなお芝居を見ながらいろいろ吸収させていただけたらいいなと思っています。僕個人としては、今回ACTシアターは2回目で、前回感じた悔しい思いを克服できるように、精いっぱい頑張りたいと思っています。

■大野いと
今回、私は初めて舞台に立たせていただくのですが、こんなに素晴らしいキャストの方々に囲まれて、宮本亜門さんに優しくご指導いただいていて、毎日毎日濃い一日を過ごさせていただいてます。私は大学一年生の時に三島由紀夫さんの戯曲を一年間研究していたので、何かの縁があるのかなと、魂みたいなものを少しでも感じながら頑張りたいなと思っています。

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  • 『ライ王のテラス』会見 1 宮本亜門(左)と鈴木亮平
  • 『ライ王のテラス』会見 2 後列左から神保悟志、吉沢亮、大野いと、前列左から宮本亜門、鳳蘭、鈴木亮平、倉科カナ、中村中
  • 『ライ王のテラス』会見 3 宮本亜門
  • 『ライ王のテラス』会見 4 鈴木亮平
  • 『ライ王のテラス』会見 5 倉科カナ
  • 『ライ王のテラス』会見 6 鳳蘭
  • 『ライ王のテラス』会見 7 中村中
  • 『ライ王のテラス』会見 8 神保悟志
  • 『ライ王のテラス』会見 9 吉沢亮
  • 『ライ王のテラス』会見 10 大野いと
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インフォメーション

『ライ王のテラス』

【スタッフ】作=三島由紀夫 演出=宮本亜門
【キャスト】鈴木亮平/倉科カナ/中村中/吉沢亮/大野いと/芋洗坂係長/澤田育子/市川勇/市川しんぺー/長江英和/赤星満/神保悟志/鳳蘭 ほか

2016年3月4日(金)〜17日(木)
・会場=赤坂ACTシアター
・料金=全席指定S席9,800円/A席7,800円/U25(25歳以下当日引換券)5,500円

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