マーティン・マクドナー作×古川雄輝主演×森新太郎演出『イニシュマン島のビリー』製作発表会 - 2016年2月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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『イニシュマン島のビリー』会見 1 左から鈴木杏、古川雄輝、柄本時生

▲ 左から鈴木杏、古川雄輝、柄本時生

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『イニシュマン島のビリー』会見 2 左から森新太郎、江波杏子、鈴木杏、古川雄輝、柄本時生、山西惇

▲ 左から森新太郎、江波杏子、鈴木杏、古川雄輝、柄本時生、山西惇

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古川雄輝主演×森新太郎演出の舞台『イニシュマン島のビリー』の製作発表会が、都内で行われた。

本作は、アイルランドの鬼才マーティン・マクドナーが、96年に発表した戯曲。ダニエル・ラドクリフを主演に迎え、13年にロンドンで行われたリバイバル公演は、14年にブロードウェイへ進出し好評を博した。

原題『The Cripple of Inishmaan』にある“Cripple”とは、手足が不自由な身体障がい者を指す言葉。主人公は、生まれつき左手と左足が不自由で、赤ん坊のころに両親を亡くした17歳の青年ビリーだ。物語の舞台は、1930年代、アイルランドの孤島・イニシュマン島。ビリーは大人しく理性的なのだが、周りの人間からは変人だと思われ“クリップル・ビリー”とバカにされていた。そんなある日、隣の島でハリウッド映画の撮影が行われるというニュースが舞い込んでくる。ビリーは、何もない島での退屈な日々から抜け出そうと、その映画に出演しようとするのだが……。

会見では、古川と鈴木杏、柄本時生が、作品の1シーンを朗読劇で披露。約100名のファンが集った場での朗読に、古川は「舞台は久しぶりだったんですが、お客さんが来てくれてうれしかたです」と笑顔を見せた。鈴木は「これからやる芝居の朗読は初めて。緊張してちょっと間違えましたが、本番ではこうならないようにします」と気を引き締めた。

そのほか、会見での主なコメントは以下の通り。

■森新太郎
今回の芝居は、ひと言で言ってコメディーです。コメディーといっても“ダーク・コメディー”と呼ばれるもので、単純にハッピーエンドで終わるのではなく、お客さまの心の中にほろ苦いビターなものを残すと思います。マクドナーの作品なので、全編暴力に満ちあふれていますが、同時にピュアな愛の物語も描かれています。そこがマクドナー作品の不思議であり、最大の魅力。気弱なビリーと凶暴なヘレンは、正反対なキャラクターですが、島から抜け出したいという情熱は、誰よりもお互い分かり合っているところがあって、二人がどう交差していくのかをマクドナーが面白く書いています。これをどう“スイートでビターに”届けられるのか、稽古あるのみ。二人(古川・鈴木)とも若いので体力はあると思いますから、とにかく稽古をしたいと思います(笑)。登場人物はみんな、エゴの塊のような感情むき出しのとんでもない奴らばかり。野性味を持った俳優を僕なりに集めて、とても“アニマル”なキャスティングが実現しました(会場笑)。顔合わせの時には、誰一人、都会の顔をしていなくて(笑)、良いマクドナーの芝居になると確信しました。チーム一丸となってお客さんに泣いて笑ってもらおうと思っています。

■古川雄輝
2年ぶりの舞台で、かつ主演ですので非常にプレッシャーを感じていますが、本当に素晴らしいキャスト・スタッフの皆さんと舞台ができるのをうれしく思っています。稽古は始まったばかりですが、皆さんにいい作品を届けられるよう稽古に励みたいと思います。ハンディーキャップを持ったキャラクターなので、どうしても表面的なところに注目されますけど、中身は普通の17歳の優しい少年なので、そこを重視しつつ、コンプレックスからの自信がなさや、人の目をしっかり見られなかったりする細かい仕草にも注意しながら演じたいです。

■鈴木杏
好きだったマクドナー作品に、森新太郎さんの演出で挑戦できるなんて、光栄だと思っています。私の演じるヘレンは、ちょっと変わった暴力的な女の子で、今、森さんからは「(役づくりに)女性は参考にならないと思う。あえて言うならジャイアン」と(笑)。恥じらいとか女性らしさとかを飛び超えて挑みたいと思いますが、ただ、それがプライベートまで侵食しないように気を付けなきゃいけないですね(笑)。共演には、特別な才能の塊みたいな人たちが集まっているので、埋もれないようにひるまずぶつかっていきたいと思います。

■柄本時生
アイルランドの作品ということで、森さんから歴史の授業みたいなものを受けたんですが、その話がすごく面白かったので、そういうことも考えながら、楽しくできたらいいなと思っています。

■山西惇
マクドナー作品が好きで、森新太郎さんともいつか一緒にできたらと思っていたので、二つの夢が同時にかなったところです。大きな声を出して発散するような役なので、稽古は楽しいのですが、今は競走馬で言う“かかっている”(ペース配分できていない)状態なので、第4コーナーくらいまでは手綱を引き締めないとと思っています(笑)。森さんのことを、知り合いの俳優からリサーチしまして、だいたいみんなの応えが「稽古が長い」「細かい」(笑)、でも「楽しい」と。稽古は始まったばかりですが、俳優の生理を大事にしてくださっているという印象です。

■江波杏子
90歳のアルコール中毒と、元気といえば元気な母親役です。素晴らしい作品であり、すごい才能の森新太郎さんの舞台に参加させていただけて光栄に思います。同時に怖いです。最後の最後までキチッと務め上げないといけないので、皆さんに助けていただきながら一生懸命頑張ってまいります。

この記事の写真

  • 『イニシュマン島のビリー』会見 1 左から鈴木杏、古川雄輝、柄本時生
  • 『イニシュマン島のビリー』会見 2 左から森新太郎、江波杏子、鈴木杏、古川雄輝、柄本時生、山西惇
  • 『イニシュマン島のビリー』会見 3 森新太郎
  • 『イニシュマン島のビリー』会見 4 古川雄輝
  • 『イニシュマン島のビリー』会見 5 鈴木杏
  • 『イニシュマン島のビリー』会見 6 柄本時生
  • 『イニシュマン島のビリー』会見 7 山西惇
  • 『イニシュマン島のビリー』会見 8 江波杏子
  • 『イニシュマン島のビリー』会見 9

インフォメーション

『イニシュマン島のビリー』

【スタッフ】作=マーティン・マクドナー 翻訳=目黒条 演出=森新太郎
【キャスト】古川雄輝/鈴木杏/柄本時生/山西惇/峯村リエ/平田敦子/小林正寛/藤木孝/江波杏子

2016年3月25日(金)〜4月10日(日)
・会場=世田谷パブリックシアター
・チケット発売中
・料金=全席指定S席8,500円/A席6,500円

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