前川知大×仲村トオル&瀬戸康史 「奇ッ怪」シリーズ第3弾『遠野物語』が今秋上演 - 2016年3月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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『遠野物語・奇ッ怪 其ノ参』仲村トオル(左)と瀬戸康史

▲ 仲村トオル(左)と瀬戸康史

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イキウメ・前川知大が脚本・演出を手掛ける世田谷パブリックシアター「奇ッ怪」シリーズの最新作が上演決定。今回は、仲村トオル&瀬戸康史らをキャストに迎え、柳田国男の「遠野物語」に挑む。

09年に第1弾『奇ッ怪〜小泉八雲から聞いた話』、11年に第2弾となる現代能楽集VI『奇ッ怪 其ノ弐』を上演してきた同シリーズ。第3弾となる今回は、民俗学者・柳田国男が、遠野盆地や遠野街道にまつわる民話を集録した「遠野物語」が原作となる。河童や天狗といった妖怪たちから、死者や神に至るまで、さまざまなな異界のものたちと生きてきた人びとの記憶の集積を、前川がどのように紡ぎ出すのか注目だ。

キャストにはシリーズ前2作にも出演した仲村と、前川作品初登場となる瀬戸康史に加え、山内圭哉、池谷のぶえ、銀粉蝶など実力派が顔をそろえる。

■前川知大(脚本・演出)
この世とあの世の境目に迷い込んだ者たちが、奇ッ怪な話を語り合う。語り、演じるうちに、語り手自身の物語が浮かび上がっていく。『奇ッ怪 其ノ参』では「遠野物語」を語りながら、語り手たち、つまり、私たちの現在を問い直します。「遠野物語」は柳田国男が不可思議な遠野の伝説を聞き記したもの。“願わくはこれを語りて平地人を戦慄せしめよ”と序文にある。昔話とも単なる怪談とも違う、孤高のテキスト。柳田はこれを語ることで、いったい何を語ろうとしたのか。舞台の上で考えます。

■仲村トオル
前川君の作品にかかわっているときは“これは偶然というには確率が随分と低い”と思う出来事がよくあります。娘が知人の親戚だという人に会い、その知人に聞きそびれていたことを教えてもらったり、饂飩を食べていたら見知らぬ人から携帯電話を差し出され、話してみたら、相手は初舞台の演出家の方だったり。『奇ッ怪 其ノ弐』の稽古休みの日には、波に倒された社と鳥居を見ました。おそらく前川君の持っている、此の世とあの世の中間辺りでとんでいる波のようなものをつかまえるアンテナに、僕の中にある、ふだんは只の鉄の棒のようなものが共鳴して何かを受信しやすい状態になるのだと思います。天才(多分)・前川知大が、力持ちの共演者たちに持ち前の【甘え上手(©イキウメ俳優部)】も大いに発揮して、昔の遠野のことを話しながら、たった今の真ん中のことを語ってしまう。そんな奇跡をまたやらかす! その力の一つになり、その場に立ち会いたいです。

■瀬戸康史
毎日刺激的で精いっぱい生きているつもりなのに、なんとなく1日が終わっていっている気がする。前川さんの作品はそんな僕の日常に問いかけてくる。「これでいいのか」「自分に見えているものだけが真実なのか」と僕に、そして世の中に対し揺さぶりをかける。それを僕なりに受け止め、表現者として作品に臨む。こんな気持ちになるようになったのは、前川作品に通いつめるようになったからです。それは決して強いられているわけではなく、じんわり頭の中に入ってきます。今作で初めてお芝居でご一緒でき、喜びはもちろん、妖怪や神が住む森に迷い込んだ遠野の村人のように、凄いところに足を踏み入れたようなワクワク感、そして、少しの不安や恐怖……。今はそんな心境です。取り上げる「遠野物語」は空想のようで、どこか現代を生きる僕らに通じるものを感じます。日本人の魂に刻まれた真実が蘇ってくる感覚になります。そして、仲村トオルさんをはじめ素晴らしい演者の皆さんの中でお芝居できることを幸せに思いますし、何が何でも食らいついていきます。そんな“奇ッ怪”な世界を皆さんにも体感していただきたいと思います。

インフォメーション

■新潟公演
2016年11月23日(水・祝)
・会場=りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館・劇場

■兵庫公演
2016年11月26日(土)・27日(日)
・会場=兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール

■岩手公演
2016年11月30日(水)
・会場=岩手県民会館 大ホール

■宮城公演
2016年12月3日(土)・4日(日)
・会場=イズミティ21(仙台市泉文化創造センター)小ホール

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