中村勘九郎&松坂桃李&大島優子出演×堤幸彦監督「真田十勇士」クランクアップ報告会見 - 2016年3月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
サイト内検索
すべて|
公演名|
人名・劇団名|
劇場|
演劇ニュース
様々な条件で検索
こだわり検索
注目キーワード

演劇ニュース

このエントリーをはてなブックマークに追加
ニュースを購読する
映画「真田十勇士」クランクアップ会見 1

拡大する

映画「真田十勇士」クランクアップ会見 2 中村勘九郎

▲ 中村勘九郎

拡大する

このほかの写真も見る

中村勘九郎主演×堤幸彦演出のタッグで14年に上演された舞台『真田十勇士』が、堤自らの監督により映画化。本作の2カ月半に及ぶ撮影がクランクアップし、その報告と、9月22日(木・祝)の全国公開へ向けての“出陣式”が、17日、都内にて行われた。

マキノノゾミが脚本を手掛けた本作は、天下の名将と名高い真田幸村が、実は腰抜けの武将であったという大胆な発想をもとにしたもの。映画公開と同時期に舞台版の再演も予定され、映画界・演劇界にとって画期的なプロジェクトとなっている。

出陣式と銘打たれた会見では、長野県上田市と拠点に活動している和太鼓団体「信州上田 真田陣太鼓保存会」が、勇壮な演奏を披露。キャストたちは、劇中さながらの甲冑や着物姿で登壇し、本作への意気込みを語った。

猿飛佐助や霧隠才蔵といった忍者が活躍する本作では、アクションが大きな見どころとなる。猿飛佐助役を務める勘九郎は「私は飛べない役でワイヤーはなかったのですが、松坂桃李に抱えられて飛ぶというシーンがありました。心地よかったです(笑)。アクションは飛んだり爆弾の中を走ったり、日本では、阿部寛さんと石垣佑磨と私しか使ったことがないという“エアラム”というスタントをやらさせていただいたのがすごく楽しかったです」と語った。

一方、霧隠才蔵役の松坂桃李は「一番ビックリしたのは『馬と一緒に並走して走ってください』と言われたこと。何を言っているんだろうと思いました(笑)」と振り返った。「『馬と同じスピードはさすがに無理』と伝えたんですが、監督は『いや、大丈夫です。やってください。あと、忍者なので腕は絶対に振らないでください』と(会場笑)。『馬と同じスピードになったとことろを狙う』と言われまして、堤監督は不可能を可能にする監督です」とアクションの過酷さを語った。これに対し堤は「人間は10メートル走ならどんな動物にも勝てるんです。10メートルは映像で使えますから」と切り返し、会場の笑いを誘っていた。

そして、くのいちの娘・火垂を演じる大島は「木の幹を縦に走るというワイヤーアクションをさせていただきました。こんな経験はなかなかないですね。初めてのチャレンジだったので、幅が広がったと思います」と充実した様子で話すと、堤は「完璧でしたよ。木を縦に走る女優はあなたしかいない!」と太鼓判を押した。

そのほか、登壇者のコメントは以下の通り。

■中村勘九郎 猿飛佐助役
この「真田十勇士」は、14年に舞台を上演し、その公演中に監督とキャストのみなさんと「映画にしてくださいよ」なんて冗談で言ってたら本当になっちゃって(笑)。さすが堤監督だと思います。撮影自体は過酷なものでした。時代劇、戦国モノということで、ある程度は覚悟していたのですが、予想以上の大変さでした。しかし、顔だけではなく、心の中もカッコよく美しい俳優の皆さま、そして優秀で信頼できるスタッフの皆さまのおかげで無事撮影を終えました。セットも豪華で、ロケ地も広大で、夢みたいな2カ月半でした。この作品に参加できたことを本当に誇りに思います。今までにない時代劇映画になっていると思いますので、どうぞご期待ください。

■松坂桃李 霧隠才蔵役
霧隠才蔵を演じます、松坂桃李です。顔は半分隠れています(笑)。台本からでは想像ができないようなことが巻き起こっておりました。空を飛んだり、馬と走ったり、敵陣につっこんでバッサバッサと斬り倒したりと、忍者とは少年漫画を地でいくような動きの連続だと思いながら、本当に楽しい日々を過ごしておりました。この作品が出来上がるのがすごく楽しみですし、子どもから大人までたくさんの人に楽しんでいただける作品になっていると思います。

■大島優子 火垂役
現場は見ての通り、男臭い現場でした(笑)。舞台から映画に引き続き出演される方が多く、仲が良くて、撮影現場は朗らかでした。男同士の戦いなので、撮影に入るとキリッと表情が変わってすてきな雰囲気でした。そのすてきさが、きっと映像にも伝わっていると確信しています。堤監督もいい意味で“いちいちすごいな”と思います。いい意味で、いちいち、いちいち……(堤から「うるさい」とツッコミで会場笑)。うるさいわけじゃないんですけど(笑)。細かなところまでいき届く、かつ迫力ある斬新なものを伝えるパワーを秘めている方だと思っています。私もアクションシーンがたくさんありますので、圧倒的な映像を楽しみにしていてください。

■加藤雅也 真田幸村役
僕の演じる幸村は“希代の名称”と言われていますが、実は気の弱い男で、戦績を残したのはすべて偶然だった、という設定が非常に気に入っています。堤監督と、どの程度までコメディーにすればいいのかよく話し合いました。この男が死を覚悟し、修羅のごとく立ち向かって本物の武将になるまでのさじ加減がうまくいかないと、それまでの設定がウソになってしまうと監督と話し合ったのが思い出です。

■大竹しのぶ 淀殿役
ほとんど外に出なかったので、みんなが苦労した現場を見ることはできなかったのですが、監督に見せていただいた合戦のカット割りにあ然として「これを現実に人が演じるんですか? アニメにしたほうがいいんじゃないの?」というくらいでした。私は先に撮影が終わったのですが、当初の2月からクランクアップが延びて、すごく大変だったと聞きました。ワンカットごと画をつくることに誇りを持っていた現場だと思います。なかなかこういう現場はないので、それを動かす堤さんは何者なんだと思いました。

■永山絢斗 豊臣秀頼・根津仁八役
豊臣秀頼と根津仁八を演じました永山絢斗です。今回二役を演じられてすごくうれしいです。撮影は過酷でしたが、皆さんと戦国時代にトリップできてうれしかったです。

■加藤和樹 由利鎌之助役
撮影は過酷でした。しかし、それ以上に楽しかったというのが素直な気持ちです。僕は舞台から参加させていただいていますが、勘九郎さんを筆頭にしたメンバーをはじめ、今回新しく加入された方もチーム一丸となってつくりあげた作品だと思います。このメンバーでしかできない作品だと思っています。

■高橋光臣 筧十蔵役
時代劇を愛する人間として、このような時代劇がどんな形になるのか楽しみにしています。堤さんの演出にかかると、スケール感が大きくて、スピード感があり、笑って泣ける、そういう時代劇になるんだと、毎日感動していました。早く皆さんに見ていただけることを楽しみにしております。

■石垣佑磨 仙九郎役
勘九郎さん率いる十勇士は本当にチームワークが良くて、明るく楽しく元気よく撮影ができました。そんな中でも、戦って殺し合っていくという戦国の厳しさが、みんなの集中した演技から出ていると思います。個人的にはワイヤーアクションなどで、人としてありえない動きが多かったです。敵役で十勇士との共演はあまりなかったのですが、役者として一度こんな悪役を演じてみたかったので、夢がかなってうれしいです。

■駿河太郎 三好清海役
十勇士の中で一番年上でして、舞台も大変だったんですが、映画でこんなに走らされるとは思っていませんでした。役柄的にもう少し引いたところにいるかと思っていたのですが、ところどころでめちゃくちゃ戦っております。今年38歳になるんですが、まさか馬と並走するとは思っていませんでした(笑)。皆さん、期待してください。

■村井良太 海野六郎役
この作品はすてきなキャラクターばかりで、十勇士全員に個性があって、一度見れば好きになると思います。面白おかしく、最後は泣けるエンターテインメントな作品になると思います。撮影は冬で、雪が降るくらいの寒さでしたが、それをはじき飛ばす役者とスタッフの熱い気持ちと男気が、画面いっぱいに広がっていると思います。

■荒井敦史 三好伊三役
僕はこの映画からの参加ですが、この素晴らしい先輩方と共演するということで、とても緊張しておりました。すごく勉強になりましたし、まさかこんな超大作に出演できるなんて考えもしなかったので、すごくいい経験になりました。撮影では、重い甲冑が僕にとっては防寒具になっていました。

■青木健 望月六郎役
200名のエキストラさんたちが甲冑をつけて走り回るという、実際の合戦を体感しているようなすさまじい音と砂埃でした。少しでも本物の戦に近づけようと、みんなが本気でぶつかり合う姿のすさまじさが、スクリーンを通して伝わるといいなと思います。

■堤幸彦(監督)
とにかく面白いものにしなくちゃいけないというプレッシャーを受けております。ここに並んでいる素晴らしいキャストの皆さんが記録されている映像は、監督の私でも何度観ても手に力が入り、笑い、涙するカットが大量にございまして、現在、鋭意編集中です。かなりいいところまで攻め上っているんですが、なにしろ舞台からやっていますので、役者の皆さんの熱量がハンパないです。舞台ではその熱量を全面的に出せばいいんですが、映画ではさらに映像技術や特殊効果やグラフィックなど、さまざまな面で映画の楽しみを加えていかなくてはいけない。そのプレッシャーも感じています。何度見ても面白い、これはハマるなと思っています。盆暮れ正月がいっぺんに来たような、そんな作品にしたいと思っています。
【舞台版について】
初演では、プロジェクションマッピングやワイヤーアクションなど、舞台でできる限りのパワーと技術を詰め込みましたが、とにかく役者の熱量を楽しんでいただくことが一番の目的でした。今回は再演ですので、さらにそれを上回るものにしなくてはいけない。初演時に「俳優の皆さん、しんどいですよ」と申しあげたんですが、本当にしんどかったようです(笑)。舞台裏で針の先生が常駐して、毎日十数人の役者さんが針医療を受けながら上演したんですが、再演はもっとすごいです(会場笑)。出演される方は覚悟していただきたい。この映画があまりにもすごいものになりつつあるので「映画はすごかった、でも舞台は変わらないね」と言われるとツラいんです。舞台は映画を超えるものにしたいし、映画は今できる最高峰を狙っていきたい。いろいろな意味でパワーを叩き付ける作品にしたいと思っています。

この記事の写真

  • 映画「真田十勇士」クランクアップ会見 1
  • 映画「真田十勇士」クランクアップ会見 2 中村勘九郎
  • 映画「真田十勇士」クランクアップ会見 3 松坂桃李
  • 映画「真田十勇士」クランクアップ会見 4 大島優子
  • 映画「真田十勇士」クランクアップ会見 5 加藤雅也
  • 映画「真田十勇士」クランクアップ会見 6 大竹しのぶ
  • 映画「真田十勇士」クランクアップ会見 7 永山絢斗
  • 映画「真田十勇士」クランクアップ会見 8 加藤和樹
  • 映画「真田十勇士」クランクアップ会見 10 高橋光臣
  • 映画「真田十勇士」クランクアップ会見 10 石垣佑磨
  • 映画「真田十勇士」クランクアップ会見 11 駿河太郎
  • 映画「真田十勇士」クランクアップ会見 12 村井良大
  • 映画「真田十勇士」クランクアップ会見 13 荒井敦史
  • 映画「真田十勇士」クランクアップ会見 14 青木健
  • 映画「真田十勇士」クランクアップ会見 15 堤幸彦
  • 映画「真田十勇士」クランクアップ会見 16
  • 映画「真田十勇士」クランクアップ会見 17

インフォメーション

映画「真田十勇士」

【スタッフ】監督=堤幸彦 脚本=マキノノゾミ/鈴木哲也
【キャスト】中村勘九郎/松坂桃李/大島優子/永山絢斗/駿河太郎/村井良大/荒井敦史/望月歩/青木健/石垣佑磨/加藤和樹/伊武雅刀/佐藤二朗/野添義弘/松平健(特別出演)/加藤雅也/大竹しのぶ

2016年9月22日(木・祝)全国ロードショー

関連サイト

トラックバック

この記事のトラックバックURL

http://www.theaterguide.co.jp/mt/mt-tb.cgi/8281