堤真一&寺島しのぶ&井上芳雄&浦井健治出演『アルカディア』が開幕 - 2016年4月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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『アルカディア』開幕 1 左から浦井健治、寺島しのぶ、趣里、井上芳雄

▲ 左から浦井健治、寺島しのぶ、趣里、井上芳雄

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トム・ストッパードの名戯曲を栗山民也の演出で送るシス・カンパニー公演『アルカディア』。本作が、本日6日にBunkamuraシアターコクーンにて幕を開ける。

舞台『コースト・オブ・ユートピア』、『ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ』、映画「恋におちたシェイクスピア」などで知られるストッパードが、93年に発表した本作。満を持しての日本初演となる今回は、堤真一、寺島しのぶ、井上芳雄、浦井健治といった豪華キャストの顔合わせが実現した。

物語の舞台は、詩人バイロンも逗留した、イギリス貴族・カヴァリー家のとある屋敷。天才的な頭脳を持ち、好奇心旺盛な屋敷の令嬢トマシナ(趣里)は、ある日、庭園の手直し用設計図にある書き込みをしてしまう。一方、約200年の時を経た現代では、屋敷や庭園、バイロンにまつわる謎を熱心に調べるベスト・セラー作家ハンナ(寺島)とバイロン研究家のバーナード(堤)が、研究の成果を争っていた。やがて、トマシナの取った何気ない行動が、約200後の世界に大きな波紋を広げていくことになる……。

“19世紀初頭”と“現代”の二つの時代が、時には交互に、時には複雑に交錯し合いながら進行。一見何の関連もなさそうな二つの世界が、“ある謎の追究”をめぐり、絶妙にリンクし合いながら、スリリングに躍動していく。

■堤真一 バイロン研究家・バーナード(現代)
膨大なセリフの多くは、哲学的であったり数学的な言葉なので、高尚で重苦しい文芸作品のように思われがちです。ところが、実はそういう学術的な言葉は本筋ではなく、軽やかでユーモラスに、登場人物たちの恋愛熱や研究への情熱が200年の時空を駆けめぐります。学術的な話が多いので、確かにセリフを喋る役者は大変(笑)。でも、そこで描かれている人間たちの姿をハッキリとお見せできれば、お客さまにより一層楽しんでいただけるはず。まずはその“人間ドラマ”に集中したいと思っています。

■寺島しのぶ ベストセラー作家・ハンナ(現代)
ここに登場する人物は皆、研究なり恋愛なり、一つのことに“熱”を傾けている人たちです。私が演じるハンナも、19世紀の詩人バイロンの研究にエネルギーを燃やしていて、研究以外にはまったく無頓着。でも自分の研究への愛と情熱は誰にも負けない。そんな、熱が伝えられれば、素晴らしい舞台になると思っています。栗山さんが、「これは愛の話」とおっしゃっていたように、劇中にはいろいろな形の愛があり、ハンナもその中で成長していきます。劇中に生まれる変化を演じられるのは、とても楽しいことですね。

■井上芳雄 家庭教師・セプティマス(19世紀)
ストッパードの伝説的な作品で、それを栗山民也さんの演出で、堤真一さん、寺島しのぶさんをはじめとする憧れの役者さんたちとご一緒できる! それだけで、台本を読む前に即答で出演を決めました。栗山さんの舵取りで、皆さんと一緒に掘り下げて行った稽古は、謎解きの面白さと演劇の喜びにあふれた現場でした。間違いなく、「日本最高峰のメンバーが集結した舞台」と言っても過言ではないです! ぜひ多くの方々に観に来ていただきたいですね。

■浦井健治 貴族の末裔で数理生物学を専攻するヴァレンタイン(現代)
稽古初日のホン読み後、思わずため息をつきながら、机に突っ伏してしまったんです(笑)。学術的なセリフが多いし、意味もよく分からないし……。それが、立ち稽古が進むにつれ、どんどん見えてくる景色も広がって、この戯曲のすごさや面白さを発見する毎日でした。栗山さんや皆さんとご一緒できる現場は、僕にはかけがえのない時間。そこから生まれる熱をお客さまに感じていただけたらうれしいですね。

公演は30日(土)まで。大阪公演は5月4日(水・祝)から8日(日)まで森ノ宮ピロティホールにて。

なお、現在発売中の本誌「シアターガイド」5月号では、巻頭特集として本作を紹介している。堤&寺島&井上&浦井の座談、安西慎太郎&趣里の対談、そして栗山へのインタビューを通し、作品の魅力に迫っている。公演と併せてぜひこちらもチェックしていただきたい。

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