早見あかり主演×白井晃演出『夢の劇』公開舞台稽古 - 2016年4月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
サイト内検索
すべて|
公演名|
人名・劇団名|
劇場|
演劇ニュース
様々な条件で検索
こだわり検索
注目キーワード

演劇ニュース

このエントリーをはてなブックマークに追加
ニュースを購読する
『夢の劇』開幕 1 早見あかり

▲ 早見あかり

画像を見る(全6枚)


『夢の劇』開幕 6 左から白井晃、田中圭、早見あかり、長塚圭史

▲ 左から白井晃、田中圭、早見あかり、長塚圭史

画像を拡大

このほかの写真も見る

早見あかり主演×白井晃演出のタッグによりKAAT神奈川芸術劇場で上演される舞台『夢の劇−ドリーム・プレイ−』。12日からスタートしたプレビュー公演を前に、公開舞台稽古と囲み会見が行われた。

本作は、『令嬢ジュリー』『父』『死の舞踏』などで知られるヨハン・アウグスト・ストリンドベリが52歳の時、1901年に発表した戯曲が原作。もともと上演を目的として書かれた戯曲ではなく、精神世界の迷宮のような混沌とした内容ということもあり、世界でも上演機会が多くない作品だという。

本格的な舞台にこれが初挑戦となる早見。神・インドラの娘アグネス(早見)が、不条理で苦難に満ちた人間界を冒険していくという物語になぞらえて「私もアグネスのように、何も知らないところに挑んだのですが、皆さんが優しくて、いろいろな言葉やアドバイスを本当にたくさんくださいました。新しいことをやっているので緊張感はありましたけど、その中でもラフに私とお話してくれて、すんなり皆さんの輪の中に入れてもらえました」と稽古を振り返った。

製作発表会見では、緊張から思わず涙をこぼす姿を見せた早見だったが、開幕を前にして「ついにこの日が来るのかという感じ。もちろん緊張がないといえばウソになるけど、もう緊張している場合じゃない。舞台に立つ楽しみと、このカンパニーで乗り越えられる」と堂々と胸を張った。稽古で一番大変だったのは「セリフを覚えることだった」という早見。「すごく長いセリフをしゃべるシーンがあったりして、“これは覚えられません”って、最初に白井さんに言ったんですけど(笑)。もともと身体を動かさないと覚えられないので、立ち稽古に入ってからは自然とすんなりセリフが出てくるようになりました。覚えられたのでよかったです(笑)」と笑顔を見せた。

また、白井演出には「みんなが当たり前のように発する言葉が、私に理解できなくて、その言葉の意味を質問するたびに、一つひとつ分かりやすく丁寧に答えてくれました。(白井が)いろいろ提示してくれることによって、自分が発見できたものがたくさんあったので、本当に感謝しています」と感慨深い様子で頭を下げた。

そんな早見に白井は「度胸があるので堂々と大胆にやってくれますし、僕はよく(演出を)変えるんですけど、変えたことをちゃんとやれる、その勘はすごく良い」と太鼓判。共演の田中圭も「本番独特のギアやテンションを持っているだろうなと思います」と期待を寄せた。

そのほか、会見での主なコメントは以下の通り。

■白井晃
KAATの芸術監督に4月から就任しまして、その第1弾の演目がこの『夢の劇』です。非常に不思議なホンですが、色彩感豊かに仕上がっていると思いますので楽しみにしてください。早見君が出づっぱりですからね。早見あかりが演劇という世界に入り込んできて、どんなさまを見せてくれるのかが楽しみです。それを田中圭演じる詩人のドラマとどう展開するのかが、一番の見せどころだと思います。そこに音楽や踊り、舞台美術も楽しみがあって、大変なんですけど、すべて含めて総合的に観ていただけるすてきな作品になっています。

■早見あかり
初舞台なのでファンの方には観に来てほしいですね。舞台に対するイメージがちょっと難しそうだなって思っている人が、一歩踏み出せるきっかけになればいいなと思っています。全部ちゃんと観てほしいというのが、一番の正直な気持ち(笑)。ステージが三方囲みになっていたり、上からものが吊るされてたり、来てもらったら分かると思うんですけど、普通だと思ってきたものが、ここでは当たり前じゃない。“舞台ってこういうものだ”っていう自分の考えがくつがえされたのが衝撃で、そこがこの舞台の面白さ。お芝居はもちろんですが、細かいところまで、観てもらいたくて、すべてのものが重なった時に出来上がったものを観てほしい。細々しているところまでみんな頑張っているんです(笑)。

■田中圭
転換なども全部含めて、みんなでゼロからつくってきたので良いチームワークができて、間違いなくほかでは絶対に観られない舞台になっています。(森山)開次さんが「身体表現とお芝居の境界線をなくしたい」と目標を話していて、僕たちはそれに近付くようにやってきました。身体表現との融合や、生バンドが奏でるきれいな旋律もあるし……、「観に来れば分かるよ」としか言えないんですよね。隙間なくつくっているので、お客さんはどこを観ればいいんだ?ってなるかもしれないけど(笑)、でも、それは良い意味でどこを観てもいいということ。僕たちも頑張って稽古してきたので、ぜひ劇場に足を運んでください。

■長塚圭史
(白井の)芸術監督就任の最初の作品で大きなチャレンジだと思います。まだこれからのプレビューで積み上げていけると思うし、日々育っていくんじゃないかなと期待しています。劇場に入ると「これは出るんじゃなくて観たい」って思いますね(笑)。海外の方にこの作品をやると話したら「なんて勇気があるんだ! こんな難しい劇を、こんな大変な形でやるなんて」と言われますが、いろいろなシーンが演劇的に繰り広げられて、めくるめく世界が広がる、とてつもないチャレンジなのでぜひ観ていただきたいです。

公演はプレビュー公演を経て、明日15日(金)に開幕。30日(土)までKAAT神奈川芸術劇場で上演される。ツアー公演は、5月4日(水・祝)・5日(木・祝)に長野・まつもと市民芸術館 実験劇場、5月14日(土)・15日(日)に兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホールにて行われる。

なお、現在発売中の「シアターガイド」5月号では、早見、白井のインタビューを掲載している。公演と併せてぜひ本誌もチェックしていただきたい。

同じ記事の写真

  • 『夢の劇』開幕 1 早見あかり
  • 『夢の劇』開幕 2
  • 『夢の劇』開幕 3
  • 『夢の劇』開幕 4
  • 『夢の劇』開幕 5
  • 『夢の劇』開幕 6 左から白井晃、田中圭、早見あかり、長塚圭史

 

インフォメーション

関連サイト

トラックバック

この記事のトラックバックURL

http://www.theaterguide.co.jp/mt/mt-tb.cgi/8344