花總まりが大賞を受賞 「第41回菊田一夫演劇賞」授賞式 - 2016年4月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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「第41回菊田一夫演劇賞」授賞式 1 左から竜真知子、小川絵梨子、ソニン、駒田一、梅沢昌代、花總まり

▲ 左から竜真知子、小川絵梨子、ソニン、駒田一、梅沢昌代、花總まり

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「第41回菊田一夫演劇賞」授賞式 2 花總まり

▲ 花總まり

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「第41回菊田一夫演劇賞」の授賞式が、22日に行われ、大賞を受賞した花總まりをはじめとした受賞者らが登壇した。

受賞者の主なコメントは下記の通り。

【菊田一夫演劇賞 大賞】

■花總まり(『エリザベート』におけるエリザベートの役の演技に対して)
本日は歴史あるこのような素晴らしい賞をいただくことができ、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。あまりにも大きな賞なので、昨日まで実感がなかったのですが、今日こうして授賞式に出席させていいただき、初めて大変な賞をいただいたのだと、心の底から実感しております。私は、宝塚を退団してからしばらく舞台から離れておりました。その間、今の事務所の社長と副社長は、演じることや舞台の素晴らしさ、希望や夢、生きる喜びを伝えることができる舞台の力を語り、「あなたは絶対にやらなきゃ駄目よ」と言ってくださいました。この出会いがなかったら、今の私はなかっただろうと思います。そしてもう一つ、『エリザベート』という役は、私にとってかけがえのない役で、ちょうど20年前の宝塚での日本初演でエリザベートの役をさせていただきました。今、もう一度このエリザベート役に、再チャレンジすることを私に与えてくださったすべての方々、そして、役づくりにたくさんの力を私に与えてくださり、毎日一緒に舞台をつくってきたキャスト・スタッフの方々に感謝の気持ちでいっぱいです。一人ではやってこれなかったと思います。こんなに大きな素晴らしい賞をいただき、私はこれから迷うことなく、演じる道を頑張っていかなければいけないと実感しております。これからも日々精進してまいりたいと思います。

【菊田一夫演劇賞】

「第41回菊田一夫演劇賞」授賞式 3 梅沢昌代

▲ 梅沢昌代

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「第41回菊田一夫演劇賞」授賞式 4 駒田一

▲ 駒田一

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「第41回菊田一夫演劇賞」授賞式 5 ソニン

▲ ソニン

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「第41回菊田一夫演劇賞」授賞式 6 小川絵梨子

▲ 小川絵梨子

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■梅沢昌代(『ピアフ』のトワーヌの役の演技に対して)
大好きな『ピアフ』の再々演で、トワーヌの貧しさ、品のなさ、たくましさ、情の深さをもっと細かく演じられたらと努力したつもりです。評価していただいたことを大変うれしく思います。当たり前のことですが、舞台は一人でつくれるものではありません。細かい演出の栗山民也さん、毎回いろいろな球を投げてくれるピアフ役の大竹しのぶさん、そして9人の仲間たち、バンドさん、裏でしっかり支えてくれる演出部さん、照明さん、音響さん、衣裳さん、ヘアメイクさん、制作さん、何十人もの良い“気”をいただいて、毎回楽しく舞台に立てたことを、本当に心から感謝しています。また個人的ですが、所属事務所のスタッフ、ずっと応援してくれる姉夫婦、サンドバックになってくれる夫(笑)、その人たちの協力がなくては、ここまで役者が続けられるとは思っていません。ありがとうとともにこれからもよろしくお願いします。私を丈夫に産んでくれた94歳になる母も今回の受賞を大変喜んでくれまして、ますます長生きしてくれることと思います。この賞を誇りにまた一つひとつの役を愛して大切に演じていくつもりです。ありがとうございました。

■駒田一(『ラ・マンチャの男』のサンチョ、『レ・ミゼラブル』のテナルディエ、『ダンス オブ ヴァンパイア』のクコールの役の演技に対して)
ミュージカルをやっている人間にとって、正直、一番欲しかった賞です。いつも妄想を抱いていました。こうして賞を取って演説することを。でも、だいたい飲み屋でそういう話をするばかりで、「まさか自分が」と思っていました。昨年、この場所で僕の愛する妻(マダム・テナルディエ)役・モリクミ(森公美子)ちゃんが受賞しました。みんなでお祝いして喜んで分かち合っていた時に、久美ちゃんが一言「今度はハジメの番だよ」と。その時は「いやぁ」と笑い飛ばしましたけど、内心グッときて、いつかそんな日が来たらと思っていました。事務所のマネージャーから受賞の知らせを受けた時は「うおぉー」叫びながら、スーッと涙が出たました。16歳の時にミュージカルの世界に飛び込んで36年、いろいろなことがありました。20代のころはキャストとして出ることがなく演出部でアルバイトをしていころもありました。いつかやりたいと思っていたサンチョ・パンサ役が実現した『ラ・マンチャの男』で、僕の大好きな(松本)幸四郎さんが言います。「夢は思うものでもなく語るものでもなく、その夢をかなえようとするその人の心意気だ」と。僕はそれに胸を打たれて、いろいろな芝居を演じております。サンチョで(賞を)獲れたこと、10数年やってきた大好きなテナルディエ、そして、ある意味セリフも歌もないクコール(会場笑)、非常にうれしく思います。僕を支えてくれる、関係者、役者、オケ、スタッフ、選考委員会の皆さま、家族・友達みんなに感謝をするとともに、天国にいる師匠・いずみたく、そして、坂上道之助、親父、爺ちゃん、婆ちゃん、弟……、名前を挙げるとキリがないのですが、感謝をしながら。今日はおいしいお酒を飲みたいと思います。

■ソニン(『RENT』のモーリーン、『トロイラスとクレシダ』のクレシダ、『ダンス オブ ヴァンパイア』のマグダの役の演技に対して)
このたびはこのような名誉ある賞をいただき、本当に感無量でうれしく、とても感謝しております。まず最初に、役者は作品の力とカンパニーの力がなければ輝くことはできないと思っていますので、『トロイラスとクレシダ』『RENT』『ダンス オブ ヴァンパイア』に関わるすべての方々に感謝の気持ちを表し、皆さんの賞だと思って、代表している気持ちでここに立っています。私個人としては、演劇で賞をいただくのはこれが初めてのことです。正直、自分はこんな大きな賞には縁のないものと思っていました。もともと演劇出身でもなく、未熟なころから舞台に立たせていただき、このような日が来るとは想像していませんでした。でも、いつかはたくさんの人に認めていただけるほどの力をつけて、賞をいただけるようになればと夢を見てきました。まさかこんなに早く実現するとは思わず、本当に胸がいっぱいです。今回は、作品がシェイクスピア劇、ブロードウェイ・ミュージカル、ファンタジーで、役はヒロイン、スパイス的な役、色気担当と、それぞれに違う3役でいただけました。ミュージカルとストレートプレイをバランスよく演じて、いろいろな役を垣根なくやっていことを目標にしていたので、そこを見ていただけたんだと、うれしく思っております。この3作品だけでなくて、演劇を始めてからの約10年間でやってきたすべての作品、その前のアイドルとして歌手活動していたころから育ててくださったすべての方々から、教えとエネルギーをいただけたことで受賞できたのだと思っています。世の中、いろいろな立場の方がいらして、マイノリティーで悩んでいる方もいらっしゃると思いますが、こうして負けずに精進して諦めなければ、見てくださる方もたくさんいらして、こうして認めていただける日もあるんだと、私を通じて感じていただけたらと思います。これからもまったく変わらず、精進して謙虚に頑張っていこうと思います。これからの演劇界がもっともっと盛り上がり、たくさん方が演劇の魅力に気付くことを心より願ってこれからも頑張ります。この後も1時から帝国劇場で本番があるので(笑)、気持ちを切り替えて『1789』を頑張って生きたいと思います。

■小川絵梨子(『夜想曲集』『RED』『スポケーンの左手』の演出に対して)
選考委員の皆さま、菊田一夫先生の家族の皆さま、関係者の皆さま、本当に本当にありがとうございました。また、3作品のキャスト・スタッフ・プロデューサーの皆さま、この場を借りて心から感謝を申し上げます。受賞者の方々がおっしゃった通り、演劇は一人ではできないのだなと、毎回作品をやるたびに感じます。その割には自分は感謝が足りないなと。感謝をする気持ちを大切にしないと演劇はできないなと痛感するこのごろです、芯は持ちつつも謙虚に、演出をしていけたらと思います。今、こうしてたくさんの方の前に立っていると、すごく緊張するんですけど、これが役者さんの感じていることなんだ思わされます。稽古場では忘れてしまって、「緊張する」と言われても「大丈夫、大丈夫」なんて、簡単にひと事みたいに言っていしまうのですが(笑)。人間的にもまだまだ未熟ですし、演出家としてもまだまだ弱いところのある私ですが、たくさんの良い方々に出会ってきたと思います。今日来ている両親が「人の運だけはあるよ、あなたは」と言ってくれたのは、本当にその通りだと思います。いろいろな方に支えていただき、教えていただき、一緒にものをつくってけたらと思っています。これからも精進して参ります。

【特別賞】

「第41回菊田一夫演劇賞」授賞式 7 竜真知子

▲ 竜真知子

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■竜真知子(永年のミュージカルにおける訳詞の功績に対して)
本日は栄えある賞をいただきまして、本当にありがとうございます。私は、ずっと長く裏方としてやってきまして、このような光栄な賞とは無縁だと思っていましたので、お電話をいただいた時は、まったく耳を疑っておりました。小さい時から本さえ読んでいれば幸せな子どもでした。小学生くらいのころから、両親と日比谷の映画館へ行って、映画を見るのが大好きになりました。そして中学の時に出会ったのが映画版の「サウンド・オブ・ミュージック」でした。その時は、ビデオもDVDもないですから、見ている素晴らしさを何とか自分の中に残したくて、映画館の暗がりの中でノートを広げて、字幕の歌詞を必死に書き取ろうとしていたことを今でもはっきりと覚えています。そうしてミュージカルと出会い、ただの観客として子ども時代を過ごしました。20歳の学生時代、世の中はミュージカルのように、ハッピーエンドだけではないと分かりはじめてきたころに、仲間の曲に歌詞を書いたことをきっかけに、この仕事を始めました。それ以来好きなことだけをして、続けてこられたのは、私の大切な幸せな経験だったと思っています。これまで長く続けてこられたのも、関わってくださった優れたキャスト・スタッフ、関係者の方、作品に恵まれたせいだと思って、あらためて深く感謝しております。私は丈夫なだけがとりえですので、今後も少しでも役に立てればと思っております。表に出なくとも、演劇を愛し、舞台を支え、情熱を持ってお仕事をなさっているたくさんの方々の黒子の一人として、今日、賞をいただけたことをあらためてうれしく思っております。これからも精進いたしますので、どうぞよろしくお願いいたします。

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