KERA演出×麻実れい&秋山菜津子&常盤貴子&音月桂出演『8月の家族たち』が明日開幕 - 2016年5月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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『8月の家族たち』開幕 1

▲ 『8月の家族たち』

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ケラリーノ・サンドロヴィッチ(KERA)の演出によりピュリツァー賞、トニー賞に輝いたトレイシー・レッツの傑作戯曲が日本初演。舞台『8月の家族たち August:Osage County』の公開舞台稽古が、明日7日(土)の初日を前に行われた。

物語の舞台は、オクラホマ州の片田舎。父ベバリー(村井國夫)が突如、失踪してしまったとある家族の物語が描かれる。

薬物の過剰摂取の上に夫が失踪したことで錯乱気味の母バイオレット(麻実れい)のもとに集まったのは、三人の娘バーバラ(秋山菜津子)、アイビー(常盤貴子)、カレン(音月桂)と、彼女たちの夫や縁者たち。互いに微妙な噛み合わなさを抱えながら、一家は家長の行方を心配するが、ベバリーは近くの湖で亡くなっていたことが分かり……。

舞台上に組み上げられているのは、一軒家の断面が丸ごと収まっているかようなダイナミックなセット。家族の再会シーンでは、個性の強い登場人物たちが、滑稽さとリアルさが奇妙に混ざり合う会話を繰り広げていく。

母バイオレット役の麻実は、異常と正常の揺らぎを、シニカルに時にコミカルに演じ抜く。しっかり者の長女バーバラ役の秋山は、頼れる長女でありながら、夫との関係にも揺れる妻としての顔も表現する。次女アイビーを演じる常盤は、柔らかな空気をまとい、家族をどこか観客的にとらえる目線を担う。そして、音月演じるカレンは、三女らしく屈託なく自由に生きているように見えるが、どうにも男運が悪く、今回のパートナーにも何かある様子だ。

やがて、母と娘たちのそれぞれの生きてきた人生、奥底に抱える思いが、一気にぶつかり語られなかった秘密が次々に明らかに。さらに、中盤の食卓のシーンでは、一家を巻き込む母と長女の大ゲンカまでもが展開されていく。

これまでに、『百年の秘密』『わが闇』(ナイロン100℃)、『黴菌』、『祈りと怪物』『三人姉妹』など、一家や姉妹をめぐる群像劇を多く手掛けてきたKERA。今回も丹念に、そしてテンポよく会話劇を練り上げている。

東京公演は29日(日)まで。大阪公演は6月2日(木)から5日(日)まで森ノ宮ピロティホールにて行われる。

なお、現在発売中の本誌「シアターガイド」6月号では巻頭特集で本作を紹介。麻実、秋山、常盤、音月の座談会や、KERAのインタビューなどから作品に迫っている。公演と併せてぜひこちらもチェックしていただきたい。

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