和田琢磨、伊崎龍次郎が女役に初挑戦 極上文學『春琴抄』が開幕 - 2016年6月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
サイト内検索
すべて|
公演名|
人名・劇団名|
劇場|
演劇ニュース
様々な条件で検索
こだわり検索
注目キーワード

演劇ニュース

このエントリーをはてなブックマークに追加
ニュースを購読する
極上文學『春琴抄』開幕 1

▲ 藤原祐規(左)と和田琢磨

ギャラリーで見る(全14枚)


日本文学にフォーカスを当てた朗読劇シリーズ「極上文學」の第10弾『春琴抄』が、16日に全労済ホール/スペースゼロにて開幕した。

“読み師”と“具現師”による表現、配役の組み合わせが全公演異なる“マルチキャスティング制”といった独自の手法で、名作の世界観を立体的に再構築する同シリーズ。谷崎潤一郎の「春琴抄」を取り上げた今回は、生演奏のほか、朗読演劇で描く“盲目表現”も見どころの一つとなっている。

初の女性役・春琴と佐助の2役に挑戦する和田琢磨は「今回、責める側と責められる側の両方を演じることができるので、僕にしか表現できないような春琴と佐助を演じたいと思っています」とコメント。クールで艶やかな春琴と、柔らかで優しい佐助を演じ分けている。そして、同じく初の女性役でもう一人の春琴・伊崎龍次郎は「観ていただいた皆さまの心の中に少しでも残る物語になればいいなと思います。マルチキャストということで、何度観てもまた別の作品に思えるような仕上がりになっていると思いますので、ぜひ劇場に遊びにいらしてください」とアピールした。

佐助役の藤原祐規は「佐助という役は、とにかく“よくここまで春琴を愛したな”という役なので、究極の愛がお客さまに伝わるように演じたいです。ちょっと怖かったり気持ち悪かったりするシーンもあると思いますが、最終的には応援してもらえるような二人になったらいいかなと思います」と仕上がりに胸を張った。

前作『高瀬舟・山椒大夫』に続いて出演し、佐助と鶯の二役を演じる松本祐一は「二役演じることによって佐助や鶯の表情・感情などが見えてくると思うので、それを大切に舞台上で皆さまにお届けできたらいいなと思います」と意欲を見せた。

シリーズ初出演で、春琴に横恋慕する利太郎役の富田翔は「『極上文學』という世界観の中で、利太郎で自分なりのスパイスを加えられたらいいなと思います」と意気込み、同じくシリーズ初出演で利太郎を演じる足立英昭は「佐助と春琴の二人の物語ですが、そこに入ってくる利太郎や鶯、私というキャラクターが、どういう味を出しているのか、またWキャストなので、富田翔さんと僕とで違った利太郎を見せ、僕だけにしかだせない利太郎を出していきたいなと思います」と気合いを入れた。

松本とともに鶯を担うのは鈴木裕斗と桝井賢斗。『走れメロス』から2作目の参加となった鈴木は「前回以上に鶯という役を自分の中で咀嚼して体現して、まっとうしていけたら。普段は声の仕事を中心に活動しているということもあって、声の持つ力や声からにじみ出る色気のようなものを大切に演じていきたいと思います」と彼ならではの意気込みを語った。そして、今回は読み師として参加する桝井は「以前、『Kの昇天〜或はKの溺死〜』で“うたかた師”として出演しまして、今回は『春琴抄』で読み師として帰ってきました。本当に感謝しながら全力で鶯役を演じています。つま先から髪の毛一本一本まで全身全霊で鶯役を演じます」と気を引き締めた。

私役の大高洋夫は「非常に原作のプレッシャーが重くのしかかっておりますが、頑張りたいと思います」とコメント。同役で『走れメロス』から2作目の出演の川下大洋は「この『春琴抄』というお話は、小説のスタイルでまるで実話を取材したかのように描かれていますが、実は全部創作だそうでして、つまり私がこの物語を生み出したということで、みんな俺の掌で頑張ってくれよという感じです」と手をコロコロさせる仕草で会場を笑わせた。

最後に初の女性役について聞かれた和田は「今まで女性の役を演じたことがないので、いろいろななものから、例えば歌舞伎だったり、男性が女性を演じる方々の映像を拝見して、自分なりにやってみたんですけれど、気が抜けると足が開いたりしてしまうので、約2時間最初から最後まで女性として生きたいと思います」とエピソードを披露した。また伊崎は「役が決まった時、最初は街にいる女性を見て勉強をしようと思ったのですが、歌舞伎などで男が演じる女形の方がすごく女性らしくしているなと思い、それをもとに勉強をしました。また、盲目ということで、目の見えないということについてもすごく考えた期間もありました。それこそ気を抜いたら普段の自分に戻ってしまいかねないので、2時間弱気を抜かずにしっかりと女性らしく演じていきたいと心がけています」と明かした。

東京公演は19日(日)まで。25日(土)・26日(日)には大阪ビジネスパーク円形ホールにて公演が行われる。

この記事の写真

  • 極上文學『春琴抄』開幕 1
  • 極上文學『春琴抄』開幕 2
  • 極上文學『春琴抄』開幕 3
  • 極上文學『春琴抄』開幕 4
  • 極上文學『春琴抄』開幕 5
  • 極上文學『春琴抄』開幕 6
  • 極上文學『春琴抄』開幕 7
  • 極上文學『春琴抄』開幕 8
  • 極上文學『春琴抄』開幕 9
  • 極上文學『春琴抄』開幕 10
  • 極上文學『春琴抄』開幕 11
  • 極上文學『春琴抄』開幕 12
  • 極上文學『春琴抄』開幕 13
  • 極上文學『春琴抄』開幕 14 後列左から、川下大洋、足立英昭、伊崎龍次郎、鈴木裕斗、桝井賢斗、前列左から、大高洋夫、富田 翔、和田琢磨、藤原祐規、松本祐一

インフォメーション

関連サイト

トラックバック

この記事のトラックバックURL

http://www.theaterguide.co.jp/mt/mt-tb.cgi/8517