中村勘九郎主演×堤幸彦演出『真田十勇士』製作発表会 - 2016年8月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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『真田十勇士』2016 会見 1 左からマキノノゾミ、篠田麻里子、加藤和樹、中村勘九郎、浅野ゆう子、加藤雅也、堤幸彦

▲ 左からマキノノゾミ、篠田麻里子、加藤和樹、中村勘九郎、浅野ゆう子、加藤雅也、堤幸彦

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今秋、再演される中村勘九郎主演×堤幸彦演出『真田十勇士』の製作発表会が、都内で行われた。

「天下の名将と名高い真田幸村が、実は腰抜けの武将であった」という大胆な発想をもとに、2014年に初演された本作。今年は、堤自らがメガホンを取った映画版の公開と同時期に、舞台版の再演もされるというビッグ・プロジェクトが進行している。

現在放送中のNHK大河ドラマ「真田丸」も好評を博し、真田幸村が注目を集める今年。先だって大阪で行われた会見で、「真田丸」を“パクり”扱いしてしまった勘九郎は、「真田丸」脚本の三谷幸喜から指摘のメールを受けたという。勘九郎は三谷に謝罪したが「“真田イヤー”に乗っかって、むしろ食う勢いでやります」と気合を見せた。

また、前回はマッサージや鍼治療を行うスタッフが常に準備をしていたというほど、ハードな作品だったという本作。今回も、堤は「人間は“慣れる”という性質があります。前回は人間の能力が100としたら120くらいの激しい舞台でした。120ができたということなので、人間は慣れる動物ですから、130〜140を目指していただこうかと」と意欲たっぷりに語った。さらに「今回は舞台が縦に長くできるのでこれは非常に立体的に面白い。山のようなセットがゴロゴロ動きますが、なんとなく使い勝手が分かってきた」など、壮大な構想をほのめかすと、キャストたちはうんざりしたような表情を見せ会場を笑わせた。

そのほか、登壇者の主なコメントは以下の通り。

■マキノノゾミ(脚本)
再演は作者にとっては最大のご褒美。初演の会見では、すっかり脚本が出来ているような顔をしていましたが、実は1行も書けていない状況で大見得を切っていたんです(笑)。初演の時は、堤監督から「どんどん場数を(多く)書いてくれ」と言われて、こんなにも場数の多い台本を書いたことがなくて、どうなっても知らないぞと思ったのですが(笑)、でも実際に舞台を観るとなるほどと。これは掛け値なしに観る人はたっぷり楽しめる作品だと思いました。再演となると大船に乗った気になって、のんきに初日までを楽しみにしています。こればっかりは作者の特権ですから(笑)。

■堤幸彦(演出)
この舞台ができることを幸せに思っています。映画は現在、絶賛編集中で、両作で大ブームになると確信しています。演技や殺陣はもちろん、プロジェクションマッピングに衣裳、照明と何もかもに手を加えて、前作をしのぐ勢いにしたいと思います。お出になる方には、一言申しますと“大変です”(会場笑)。どうか覚悟の上で稽古に参加してください。身の安全は自分で確保してください(笑)。

■中村勘九郎 猿飛佐助役
自分で言うのもなんですが、2014年に大好評をいただきました、あの『真田十勇士』が帰ってまいります。再演が決まった時は“マジか!”と思いました(笑)。大変だったんです。初演の時に、冗談半分で映像になんないですかねって言ったら映画になったんですが、再演がくっついてきちゃった(笑)。先ほど、堤さんがデジャブのような言葉(初演の会見と同じ“大変です”というコメント)を聞いて、内心ヘコんでます(笑)。構想や舞台機構などをうかがいまして、再演は初演と比較されたりしますけど、比較する必要がないくらいすごいことになると思います。初演、映画を経ての再演の何が一番か? キャスト・スタッフ一同がこの大変なものに挑んで、どうにかして成功させようという気持ちが溢れているのがとても心地いいんです。魂が皆一緒になる、その空間にまたいられること。幸せを噛みしめながら大変な日々を送りたいと思います。

■加藤和樹 霧隠才蔵役
初演は由利鎌之助でしたが、今回は、松坂桃李君が演じた霧隠才蔵を演じます。霧隠才蔵として舞台上で精いっぱい生き抜きます。再演ですが、新たなメンバーもいますし、通り比べることもできないくらいの新『真田十勇士』をつくる勢いで頑張りたいと思います。間違いなく歴史を変える作品になると思います。大変なのは重々承知しております(笑)。

■篠田麻里子 火垂(ほたる)役
お話をいただいて「絶対やります」と即決して期待に胸を膨らませてきましたが、今日、マキノさんと監督から「すごく大変」だと言われて、今は不安でたまらないです(笑)。でも、大変だったり無理だよと言われるほど、私は燃えるので、この舞台が自分の最後の仕事だと思うくらいの気持ちで乗り切ろうと思います。

■村井良大 根津甚八/豊臣秀頼役
初演と映画版で海野六郎を演じていて、役が変わるのは、正直、最初は寂しかったのですが、これは自分のチャレンジだと考えています。再演とはいえ新作のような意気込みで、またイチからつくりあげて成功できるようにキャスト・スタッフ一丸となって頑張っていきますので、応援よろしくお願いします。

■望月歩 真田大助役
初舞台で緊張していますが、先輩方やスタッフの方々に、迷惑をかけないように精いっぱい頑張っていこうと思います。

■高橋光臣 筧十蔵役
前回、急に「君はゲイね」と言われてゲイキャラになりまして。映画版に続き再演でもゲイを演じます。皆さんおまちかねのゲイです(会場笑)。前回とちょっとキャストが変わっていて、僕はどこに恋心を抱けばいいのか?(笑) 皆さんに楽しんでいただけるように、僕も全力でやりますのでよろしくお願いします。

■栗山航 海野六郎役
村井良大さんから引き継いで海野六郎をやらせていただきます。初参戦なのでどんなつらい状況が待っているのか僕も怖いのですが、一生懸命、真田家の家臣として、十勇士の一人として誇りを持って精いっぱいやっていこうと思います。

■荒井敦史 三好伊三役
僕は映画版からの参加です。関西弁をしゃべるのですが、映画では相当苦労しました。今回は兵庫もあるので、ちゃんと教えてもらって精いっぱい頑張ろうと思います。舞台版には初参加ですが、精いっぱい自分の三好伊佐の人物像をつくりあげて頑張ります。

■青木健 望月六郎役
初演、映画に続き望月六郎を演じます。真田家の家臣として、忠誠心を持ち、剣術指南役としての威厳や品格などを、今回の再現ではより表現していきたいと思います。

■駿河太郎 三好清海役
一番不安なのは2年経っていること。(十勇士では)一番年上で、今年38歳。身体がもつかなと(笑)。ただ、作品としては、勘九郎君を筆頭に、一緒にお芝居をしてこんなに飽きないメンツがそろう舞台はなかなかないと感じています。勘九郎君の持つ空気や堤さんの演出とか、いろいろなものの相乗効果で、こんなにも楽しい舞台になるんだと思います。これを2年前に経験して、舞台が楽しくなったとっても過言ではないです。初演を超えるように僕もお力添えできるように頑張ります。

■石垣佑磨 仙九郎役
初演、映画、再演と仙九郎を演じます。佐助や才蔵とは同門で幼なじみながら、時代の運命に乗れずに、彼らに嫉妬し敵役となる男です。前作以上に彼らを苦しめたいと思っています。敵役ですが、勘九郎さん筆頭にかわいがっていただいて、本当にすばらしいチームワークなので、それをお客さんに伝えたいと思います。

■丸山敦史 由利鎌之介役
初参戦ですが、先代というのもおかしいですけど(笑)、加藤和樹さんもいますし、加藤さんに負けないようにしっかりと、(筧十蔵の)恋心をつかめるように(笑)、しっかり演じたいと思います。

■山口馬木也 久々津壮介役
僕は、初演の時はもう一つの『真田十勇士』(上川隆也主演、宮田慶子演出)に参加していて、まさかこちらの真田にもお世話になるとは夢にも思いませんでした。向こうのメンバーからは「裏切り者」「やるからには楽しんでこい」という温かい言葉をいただきましたので(笑)、楽しんでいこうと思ってます。ただ、今のところはこのチームワークの良さがちょっと鼻につくかなと(笑)。自分も早くなじんで空気を共有できたら。皆さんの期待を裏切らないように、素晴らしい作品づくりをしていきます。

■加藤雅也 真田幸村役
再び演じられるのは光栄です。映画の登場人物が実際に出てくる“生3D”のような、新しいことに挑戦します。ステージが大きくなりまして、監督からどんどん走ってくれと言われてまして……、駿河太郎さんは38歳ですが、みんな同じように年をとってます。私も53歳ですが千秋楽まで、修行僧のような生活をして必ず成功させたいと思います。

■浅野ゆう子 淀殿役
私は堤監督が大好きだったので、掃除のおばさん役でもいいからと耳元でささやき続けて、今回淀殿をゲットしました(笑)。この中で明らかに最高齢ですから、立ち回りなんてしたら疲労骨折で大変なことになります(笑)。ですのでおとなしく笑っていただけるパートをまかせていただいて、あとは若い皆さんに守っていただけたらと思います(笑)。

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  • 『真田十勇士』2016 会見 1 左からマキノノゾミ、篠田麻里子、加藤和樹、中村勘九郎、浅野ゆう子、加藤雅也、堤幸彦
  • 『真田十勇士』2016 会見 2 マキノノゾミ
  • 『真田十勇士』2016 会見 3 堤幸彦
  • 『真田十勇士』2016 会見 4 中村勘九郎
  • 『真田十勇士』2016 会見 5 加藤和樹
  • 『真田十勇士』2016 会見 6 篠田麻里子
  • 『真田十勇士』2016 会見 7 村井良大
  • 『真田十勇士』2016 会見 8 望月歩
  • 『真田十勇士』2016 会見 9 高橋光臣
  • 『真田十勇士』2016 会見 10 栗山航
  • 『真田十勇士』2016 会見 11 荒井敦史
  • 『真田十勇士』2016 会見 12 青木健
  • 『真田十勇士』2016 会見 13 駿河太郎
  • 『真田十勇士』2016 会見 14 石垣佑磨
  • 『真田十勇士』2016 会見 15 丸山敦史
  • 『真田十勇士』2016 会見 16 山口馬木也
  • 『真田十勇士』2016 会見 17 加藤雅也
  • 『真田十勇士』2016 会見 18 浅野ゆう子
  • 『真田十勇士』2016 会見 19

インフォメーション


■神奈川公演
2016年10月8日(土)〜10月10日(月・祝)
・会場=KAAT神奈川芸術劇場

■兵庫公演
2016年10月14日(金)〜10月23日(日)
・会場=兵庫県立芸術文化センター KOBELCO大ホール

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