中川晃教&柿澤勇人、加藤和樹&小西遼生出演 韓国発ミュージカル『フランケンシュタイン』製作発表会 - 2016年8月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
サイト内検索
すべて|
公演名|
人名・劇団名|
劇場|
演劇ニュース
様々な条件で検索
こだわり検索
注目キーワード

演劇ニュース

このエントリーをはてなブックマークに追加
ニュースを購読する
『フランケンシュタイン』会見 1 左から板垣恭一、相島一之、音月桂、加藤和樹、中川晃教、柿澤勇人、小西遼生、濱田めぐみ、鈴木壮麻

▲ 左から板垣恭一、相島一之、音月桂、加藤和樹、中川晃教、柿澤勇人、小西遼生、濱田めぐみ、鈴木壮麻

ギャラリーで見る(全16枚)


中川晃教&柿澤勇人、加藤和樹&小西遼生出演のミュージカル『フランケンシュタイン』の製作発表会が都内で行われた。

時は19世紀ヨーロッパ。科学者ビクター・フランケンシュタインは戦場でアンリ・デュプレの命を救ったことで、二人は固い友情で結ばれる。しかし、アンリは殺人事件に巻き込まれたビクターを救うため、無実の罪で命を落としてしまう。ビクターはアンリを生き返らせようと、アンリの亡き骸に自らの研究の成果を注ぎ込むのだが、誕生したのは、アンリの記憶を失った“怪物”だった……。

本作は、誰もが知っているゴシックロマンの名作を大胆なストーリー解釈とメロディアスな音楽でリマジネーションした韓国発のミュージカル。メインキャスト全員が一人二役を演じるというトリッキーな仕掛けも好評を博し、韓国でロングランヒットを記録した作品だ。

会見での主なコメントは以下の通り。

■ワン・ヨンボム(脚本・歌詞) 代読コメント
私の魂とも言える作品『フランケンシュタイン』の日本での上演を心からお祝い申し上げます。日本版『フランケンシュタイン』がどのような姿で観客の皆さまの前に登場するか、とても期待しております。私はこれまでにいくつかの作品を通して日本の観客の皆さまとお会いしてまいりました。そして思ったことがあります。日本の観客の皆さんは、世界のどの観客よりも熱い心をお持ちだということです。『フランケンシュタイン』が日本の観客の皆さんに特別な感動をお届けできることを願っております。今、世界は葛藤の時代を生きています。もとより歴史というものは葛藤を通じて発展してまいりました。しかし、われわれ芸術家がするべきことは、この葛藤の末に平和と和解が訪れるよう導いていくことだと信じております。私たち皆の平和を祈願いたします。2017年1月、東京でお会いしましょう。次回作執筆中の書斎より、ワン・ヨンボム。

■板垣恭一(潤色・演出)
韓国で大ヒットした舞台の演出を引き受けさせていただいて光栄に思います。これは新解釈の『フランケンシュタイン』。怪物をつくるために友達の身体を使っているのが本作の新しいところです。博士と怪物の関係を、神と人間や父と子にたとえることがありますが、今回はそこに人間対人間が入っているのが、新しく面白くもあり、演出的にも苦労するかもしれません。関係が複雑になり潤色のポイントもそこになっています、人間が人間を改造して、優しい心を持っていた人を違うものにしてしまうという悲劇を、お客さまにきれいに腑に落ちてもらうために、細かい言葉のニュアンスなどを書き直しています。愛と憎しみの話であり、そこに友情というスパイスが振りかかっているという感じです。僕なりの解釈なのですが、二役の根っこは同じだったら面白いかもなと考えています。僕らもごきげんな時とそうでない時、攻撃的な時と慈悲深い時とかがあって、その時々で違うもの。一人の人格の光と影から2つのキャラクターができるているのかもしれません。役者さんに要望があるとしたら、自分と向き合うお風呂タイムとかをつくって(笑)、人間の中にいる悪魔と天使に向き合って楽しんでもらえたらと思います。

■中川晃教(Wキャスト) ビクター・フランケンシュタイン/ジャック(ギャンブル闘技場を営む悪党)
稽古に向けて準備している最中ですが本当に壮大な音楽です。物語も同様にとてもすてきです。隣国でつくられたことをすごく魅力的に感じていますし、同じアジア人として楽しみにしてます。人間の倫理を覆してはいけないけれど、そこに触れたいと思う博士の葛藤はどんなものか? 博士は一見異常なように見えてしまいますが、自分の愛する仲間を生き返らせたいという理由を、しっかりと歌で見せることで説得力が生まれるのではと考えています。博士が愛するものにすべてを注ぎ込みたいという思いと、自分が歌やミュージカルに命を懸けるところは、ちょっとつながるところかもしれません。クリエーターの皆さんが作品に込めた情熱や中身の濃さをどうやってお客さんに届けるのか、毎回考えるのですが、いろいろなもののタイミング、その瞬間で生まれる関係性があるんです。そういうものを大切にしていくことが、作品を最高に仕上げるヒントになると考えています。二役を演じますが、僕らにもオンとオフのいろいろな面があるはずで、そういうものを包み隠さずに、カンパニーの力にしていけば「今日のあのサウンド、震え上がったよね!?」というようなハーモニーが生み出せる瞬間がくるのではと思います。

■柿澤勇人(Wキャスト) ビクター・フランケンシュタイン/ジャック(ギャンブル闘技場を営む悪党)
そうそうたる先輩方とこの場にいるだけで、恐怖におののいております(笑)。実は中川さんの大ファンで、研究生時代は毎日のように中川さんの歌を聴いて、なんて歌のうまい人なんだろう、こんなに自在に歌を操れるんだったら人生楽しいだろうなと思っていました(笑)。憧れの存在でした。3日前に今日のための歌稽古でお会いしたのですが、緊張してあの日の記憶がほとんどないんです(会場笑)。中川さんと一緒にいい作品をつくろう! と思いながら下を見たら社会の窓が全開でした。それくらい興奮していたんだと思います(笑)。昨年、僕が出演した『デスノート』は韓国でも上演されて、同じホンなのにまったく違うものになっていました。今回は逆ですが、これも韓国と違うものになると思うし、韓国版に負けたくないという思いも一緒につくるという意識もあります。新解釈に挑戦できることが楽しみです。前回の公演(『ラディアント・ベイビー』)では(アキレス腱断裂の)負傷をしてしまって、大千秋楽まで役をまっとうすることができず悔しい思いをしたし、たくさんの人に迷惑をかけてしまいました。今、かろうじて、歩くことができるまでに回復しています。来年1月には元気な姿で恩返しをしたいなと思っていますし、一生懸命頑張りますのでよろしくお願いします。

■加藤和樹(Wキャスト) アンリ・デュプレ(ビクターの親友)/怪物
韓国で作品を観て、言葉は分からないけど、なんとも言えない気持ちの高ぶりがあり、自然に涙が出てきました。男が見ても惚れるというか、自分でも初めての感覚でした。今度は、自分が舞台上でこの感覚になるのかと思うとまた気持ちが高ぶりました。今回は自分を押し込めずに演じたいですね。カンパニーの感じって舞台にすごく出るんです。“みんなで一丸となって”とはよく言われる言葉だけど、家族のように通じ合えるものができてくれば、このメンバーでしかできない『フランケンシュタイン』をつくり上げられると思います。

■小西遼生(Wキャスト) アンリ・デュプレ(ビクターの親友)/怪物
僕もお話をいただいてから韓国で観て、言葉が分からなくても身体から感じるエネルギーや生命力はなんだろうと以前から思っていたんです。板垣さんの言葉を聞いて、命を大切に扱うことを思ったら当たり前に気持ちが強くなるんだなと感じました。まだ、作品のすべてを分かっていなくて……、さっき、アッキー(中川)は自分の名前が“ビクター”だと分かっていなかったし(笑)、濱田さんは「あ、私もフランケンシュタインなんだ」って言ってました(会場笑)。そのくらいですが(笑)、音楽を聴くととてつもなく壮大で、そこに乗っている一人ひとりの歌声が力強い。そして、二役は真逆のエネルギーですが核は一緒のようなところがあり、振り幅が大きく難しいのですが、とてもやりがいがある作品だと感じています。命を尊び、大切にして、役を大切に紡ぎたいと思います。

■音月桂 ジュリア(ビクターの婚約者)/カトリーヌ(怪物に思いを寄せる闘技場の下女)
数年前まで、宝塚歌劇団で15年くらい男性として生きてきまして、今回のような本格的なドレスを着るのは初めてて、スースーするんですけど……(笑)。こういう挑戦の場を与えてもらうことに感謝しています。どんどん自分を断崖絶壁に追いやって落とす際までいって、一皮むけたらいいなという期待を胸にお話を受けました。実は私は“明るい人見知り”なので(笑)、2〜3日前から緊張MAXでした。今日、皆さんのお顔を拝見してちょっとホッとしている自分もいて、とても心強い皆さんの中に入れるのが幸せだなと実感しています。私も韓国で拝見して、セリフの細かいところは理解できないけれど、やはり韓国のアクターの皆さんのパッションが心の奥底まで響いてきました。この感動を日本のお客さまの前でお届けできると思うとワクワクドキドキしています。皆さまに熱い熱い感動をお届けできるように、今は気合十分でお稽古を楽しみに待っています。

■鈴木壮麻 ルンゲ(ビクターの執事)/イゴール(ピエロのような闘技場の召使い)
素晴らしい脚本と美しい世界観に彩られた作品で、日本初演の参加にとてもワクワクしています。1幕と2幕で違う人物になるなんて、休憩中の楽屋はどんな壮絶なことになるんだろうとか……(笑)、今から楽しみにして1月を待ちたいなと思います(会場笑)。日本中をワクワクさせるミステリアスで美しい『フランケンシュタイン』をどうぞ楽しみにしていらしてください。ホテルマンになりたかった人間としては、ホスピタリティを前面に出せる執事は大好きなんです。別の作品では、濱田さんが女主人で、カッキー(柿澤)演じる若い変な闖入者にしぶしぶとお仕えするというシチュエーションでしたが、今回はビクター(中川、柿澤)を“おぼっちゃま”と呼び、居心地よくさせてあげるという、ヨダレが出るくらい楽しそうな役だと思いまして(笑)、執事役を拝命しました。

■相島一之 ステファン(ジュリアの父)/フェルナンド(闘技場に出入りする守銭奴)
美しくカッコいい男優さんの中で、おじさん枠として混ぜていただきました。30年くらいお芝居をやっていますが、今、非常に緊張しています。今回は初めてづくしであります。ほとんどの皆さんが初対面でございます。ミュージカルをやったことはありますが、すべてコメディーでございました。それが今回は、とてもカッコよくクールで美しいミュージカル……、初めてでございます。そして日生劇場でございます! 初めてでございます! 僕は30年以上何をやっていたんだ!?(会場笑) 演劇をやっていたんですが、ここに立つことはございませんでした。今、緊張して手も足も震えております。でもその緊張がとても楽しみです。この皆さんの中でどんなことができるのか? どうやって彩りを加えることができるのか? 参加できるのかとても楽しみです。

■濱田めぐみ エレン(ビクターの姉)/エヴァ(闘技場の女主人)
3人目のフランケンシュタインの濱田めぐみです(会場笑)。すでに皆さんのお話でワクワクしていますが、自分の中では今日、第1日目が始まったなという気持ちです。ビクターの姉役でビクターの小さいころからの成長を歌で紡ぐシーンがあるのですが、そこで彼が神の領域に触れ精神を崩していくさまを客観的に見守りどのように接していくか? それは私自身とエレンの距離感にもかかわるなと感じています。また、普通の一般的な家族に天才が生まれてしまったことの喜びと悲しみ、葛藤、天才への嫉妬と誇らしい気持ちとか、いろいろな心の機微を想像して下準備できたらと思います。

この記事の写真

  • 『フランケンシュタイン』会見 1 左から板垣恭一、相島一之、音月桂、加藤和樹、中川晃教、柿澤勇人、小西遼生、濱田めぐみ、鈴木壮麻
  • 『フランケンシュタイン』会見 2 板垣恭一
  • 『フランケンシュタイン』会見 3 中川晃教
  • 『フランケンシュタイン』会見 4 柿澤勇人
  • 『フランケンシュタイン』会見 5 加藤和樹
  • 『フランケンシュタイン』会見 6 小西遼生
  • 『フランケンシュタイン』会見 7 音月桂
  • 『フランケンシュタイン』会見 8 鈴木壮麻
  • 『フランケンシュタイン』会見 9 相島一之
  • 『フランケンシュタイン』会見 10 濱田めぐみ
  • 『フランケンシュタイン』会見 11
  • 『フランケンシュタイン』会見 12 左から、加藤和樹、中川晃教、柿澤勇人、小西遼生
  • 『フランケンシュタイン』会見 13 柿澤勇人
  • 『フランケンシュタイン』会見 14 中川晃教
  • 『フランケンシュタイン』会見 15
  • 『フランケンシュタイン』会見 16

インフォメーション

ミュージカル『フランケンシュタイン』

【スタッフ】音楽=イ・ソンジュン 劇作・脚本・作詞=ワン・ヨンボム 潤色・演出=板垣恭一 作詞=森雪之丞
【キャスト】中川晃教、柿澤勇人(Wキャスト)/加藤和樹、小西遼生(Wキャスト)/音月桂/鈴木壮麻/相島一之/濱田めぐみ ほか

■東京公演
2016年1月8日(日)〜29日(日)
・会場=日生劇場
・一般前売=9月10日(土)開始
・料金=全席指定S席13,000円/A席8,000円/B席4,000円

■大阪公演
2017年2月2日(木)〜5日(日)
・会場=梅田芸術劇場 メインホール
・一般前売=10月1日(土)開始
・料金=全席指定S席13,000円/A席8,000円/B席4,000円

■福岡公演
2017年2月10日(金)〜12日(日)
・会場=キャナルシティ劇場
・一般前売=9月17日(土)開始
・料金=全席指定S席13,000円/A席11,000円

■愛知公演
2017年2月17日(金)・18日(土)
・会場=愛知県芸術劇場 大ホール
・一般前売=10月8日(土)開始
・料金=全席指定S席13,500円/A席10,500円/B席7,500円

関連サイト

トラックバック

この記事のトラックバックURL

http://www.theaterguide.co.jp/mt/mt-tb.cgi/8672