大貫勇輔&中河内雅貴&安西慎太郎出演×鈴木勝秀作・演出『喜びの歌』が開幕 - 2016年8月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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大貫勇輔&中河内雅貴&安西慎太郎出演×鈴木勝秀作・演出の顔合わせで送る舞台『喜びの歌』が、本日24日にDDD AOYAMA CROSS THEATERで開幕した。

そう遠くない未来。誰かを監視し、誰かに監視される統制社会の片隅で3人の男が出会う。諦めを飼いならすバーのマスター、拝金主義のデイトレーダー、そして海の底に憧れる青年。それぞれの思惑と生きざまが交錯する中で、やがて3人をつなぐただ一つの“線”が浮かび上がる……。“なぜ生きるのか”閉塞した世界の中で示される答えとは?

意味深な水槽が設置された真っ黒な舞台セットの中、照明とノイズを駆使した演出により、現在と過去の二つの時間軸が交錯。180席という密度の高い空間で、注目を集める若手3人がぶつかり合うサスペンス劇が繰り広げられる。

初日を迎えたキャストと鈴木のコメントは以下の通り。

■中河内雅貴
二人とは初共演でしたが、こんな異色の3人で芝居できるのはなかなかないことで、お互いに刺激し合いながら全力で芝居に臨んでいる姿を、お客さまに存分に楽しんでいただけたらと思います。

■大貫勇輔
僕らを生かしてくださる鈴木勝秀さんの素晴らしい脚本と演出のもと僕らは自由に、そして真剣に遊ばせてもらっています。そんな充実した空間をお客さんとも共有できたらうれしいと思っています。

■安西慎太郎
僕たちの言葉や表情や動作から、お客さまそれぞれの価値観や立場によって、さまざまなことを深く考えたり、共感したりしていただける作品だと思います。僕もこの作品を通じて、何か強烈な印象を残すものをお客さまに発信したいです。

■鈴木勝秀
「今、何歳であるかなんて関係ない」企画当初、僕は今回の『喜びの歌』で、1996年につくった『セルロイドレストラン』(古田新太、佐藤誓、田中哲司出演)のリメイクをしようと考えた。『セルロイドレストラン』は、“カットアップによるテキストづくり”と“編集された演劇の上演”を試みた、個人的にとても重要な作品である。舞台上では、ノイズと照明のフラッシュによって、過去と現在が同一空間内で、行ったり来たりする。今回もそれは同様である。だからといって、これは映像ではよくある手法なので、ご覧いただければ、ほとんど違和感を感じることはないと確信している。『喜びの歌』のプロット展開は、基本的に『セルロイドレストラン』とあまり変わりがない。だが、プランの段階で登場人物を3人に限定し、『セルロイドレストラン』には存在した女性キャストを排したことによって、自ずとストーリーに変化が生じることになると考えていた。だいたい、僕がこれまで書いてきたオリジナルは30本以上あるはずだが、プロット展開的には5パターンあるかないかだろう。そしてテキスト(上演台本)を書き始めたのだが、なんといっても『セルロイドレストラン』は20年も前の作品である。自分自身も含めて、いろいろなことが現在と違う。最初はその“違い”にずいぶんと手こずらされた。自問自答……、これじゃオッサンの戯言(たわごと)になりゃしないか? だが、書き進めていくにつれ、“違い”ではなく、年を経ても“同じ=変わらない”部分に目が向くようになっていった。人間社会の根本的な構造は、基本的には何も変わっていない。同時に、それに向き合う僕個人の考え方、価値観も……、それは僕の中に深く広く根を張り続け、誰であってもそう簡単に抜き去ることができないものになっているようだ。結果として、僕はテキストを書くことによって、現在の自分と深く向き合うという、いつもと同じこと経験することになった。結局、僕にはそれしかできない。そして、僕は自分と向き合うことが大好きなのだろう。ただ最近では、それを若い世代の役者に投げつけるのが、かなりの楽しみになっている。「明日死ぬかのように生きよ。永遠に生きるかのように学べ……、今何歳であるかなんて関係ない」

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インフォメーション

『喜びの歌』

【スタッフ】作・演出=鈴木勝秀 音楽=大嶋吾郎 振付=大貫勇輔
【キャスト】大貫勇輔/中河内雅貴/安西慎太郎

2016年8月24日(水)〜28日(日)
・会場=DDD AOYAMA CROSS THEATER
・料金=全席指定7,800円

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