片岡愛之助主演 十月花形歌舞伎『GOEMON 石川五右衛門』製作発表会 - 2016年9月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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片岡愛之助が主演を勤める十月花形歌舞伎『GOEMON 石川五右衛門』の製作発表記者会見が、8月31日に都内で行われ、愛之助と作・演出を手掛ける水口一夫が登壇した。

本作は、11年に徳島の大塚国際美術館で『システィーナ歌舞伎』として初演され、大阪でも2度上演。4回目となる今回、東京での初上演を迎える。歌舞伎にフラメンコを取り入れた意欲作で、大泥棒・石川五右衛門が、明智光秀の家来の娘・石田局とスペイン人宣教師とのハーフというユニークな設定で送る。五右衛門役は、初演から続投の愛之助。大阪公演で五右衛門の父親である神父カルデロン役として参加した今井翼が、今回は、同役に加え、霧隠才蔵役としても五右衛門と絡んでいく。

主なコメントは以下の通り。

■水口一夫 作・演出
五右衛門は、実説がございませんので、いろいろ想像ができまして、本作では、新しい赤毛の五右衛門というようになっています。もともと江戸時代の随筆に五右衛門の師匠が赤毛であったと書かれていたことからヒントを得て、愛之助さんという俳優さんと『GOEMON』をつくることになりまして、本当に良い舞台が出来上がったと思っております。
公演の目玉の一つであるフラメンコは、昔、スペインを旅した時に見まして……。その非常に土着的な匂いというのがいわゆる西洋のものとは違って感じられました。その踊りというのは、東洋と共通するものがありまして、歌舞伎の要素を使って芝居を進行していきながらフラメンコの手法も擦り合わせていくことはできないかと。約40年前、渋谷ジァン・ジァンという小劇場で、嵐徳三郎さんが芝居をつくっていたころに、一度やりかけたことがありましたが、当時は完成できなかったので、長い歴史を経て、『GOEMON』にフラメンコを取り入れさせていただきました。
前回、翼君は五右衛門のお父さんの役で、成人した五右衛門と接点がなかったんですよね。翼君と愛之助さんが二人で顔を合わせる場面をつくるのが難しかったのですが、それではお客さんが満足しないだろうということで、今回は新しい役を付け加え、芝居をつくらせていただきました。

■片岡愛之助 石川五右衛門役
どのようにつくっていけばいいのか水口先生の想いを聞きながら、僕も「ハーフの五右衛門は、赤毛の方が良いのではないか」と提案するなど楽しい話し合いの中で、出来上がった作品です。
もともとはシスティーナ礼拝堂の中で上演するための作品でございましたので、大阪公演では、これを舞台、劇場でやるという難しさを本当に実感しました。大道具をしっかり建て込む方が良いのか、屋台をがっつり組んだ方が良いのか、抽象的舞台で展開した方が良いのかというのを議論した結果、やはり、抽象的な舞台で、どんどん進めていった方が『GOEMON』本来の良さが伝わるのではないかと思いまして、今のような形になりました。
初めて歌舞伎をご覧になられるお客様にも、そして、普段から歌舞伎を観てくださっているお客様にも楽しんでいただけるようにいろんなところに歌舞伎のパロディーが入っております。そしてやはりこの作品というのは、正直、未完成でございます。「あそこは、どうなっているのだろう」。これはお客様が想像する。そういうことを大切にしたいなと思います。盗賊の五右衛門が、歌舞伎を始めたという出雲阿国に芸を教えたりとか、そもそも阿国と会うというのも時系列でいうとあり得ない設定なのですが、そういう面白みもあったりするので、楽しんでいただけたらと思っております。
前回の公演では、翼君がお忙しいということだったので(一役だったが)、再演する時は「翼君二役やってよね」というお話をしました。その後、彼の方から連絡が来まして、「今回の舞台でやらせていただきたい」という力強い言葉があり、今回二役やっていただくことになりました。前回よりも更にパワーアップした場面も加わります。いろんな意味でパワーアップしておりますし、また新たな『GOEMON』を観ていただきたいです。私も久しぶりの東京での舞台でございますので、力いっぱい勤めたいと思います。

この記事の写真

  • 『GOEMON』会見 1 片岡愛之助
  • 『GOEMON』会見 2 水口一夫
  • 『GOEMON』会見 3 片岡愛之助
  • 『GOEMON』会見 4 片岡愛之助

インフォメーション

十月花形歌舞伎『GOEMON 石川五右衛門』

【スタッフ】作・演出=水口一夫
【キャスト】片岡愛之助/今井翼/中村壱太郎/中村種之助/中村寿治郎/上村吉弥/中村鴈治郎

2016年10月3日(月)〜27日(木)
・会場=新橋演舞場

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