秘蔵音源も公演に使用 冨田勲×初音ミク『ドクター・コッペリウス』製作発表会 - 2016年10月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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『ドクター・コッペリウス』会見 左から安藤裕康、ことぶき光、渡邊一正、辻本知彦、冨田勝

▲ 左から安藤裕康(国際交流基金理事長)、ことぶき光(演出)、渡邊一正(指揮)、辻本知彦(振付)、冨田勝

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『ドクター・コッペリウス』初音ミク

▲ 初音ミク

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今年5月に死去した音楽家・冨田勲さんの追悼公演『ドクター・コッペリウス』の製作発表会が、26日に都内で行われた。

本作は、冨田さんが亡くなる1時間前まで創作に取り組んでいた舞台作品。ストーリー原案と音楽の構想のほとんどを遺しており、彼が長年追い求めてきた“宇宙への夢と希望”に満ち溢れた壮大なストーリーを、バーチャルシンガー・初音ミクとバレエダンサーの競演、そして、オーケストラ、シンセサイザーがコラボレーションした“スペースバレエシンフォニー”として舞台に立ち上がる。

まずは国際交流基金理事長・安藤裕康があいさつ。冨田さんは作年、国際交流基金賞を受賞し、最後の講演となった同基金の記念講演会上で『ドクター・コッペリウス』の構想を明かしたそう。安藤は「作年の講演会で発表されたこの公演が実現したことを感無量に感じております」と語り、冨田勲と初音ミクという日本文化の真髄を体現した両者の融合を、今後は海外でも公演してもらいたいと締めた。

続いて、『ドクター・コッペリウス』のティザー・トレイラーを報道陣の前で初めて上映し、ベールに包まれていた内容の一部も公開。冨田さんの息子・冨田勝は「これは父が必ずやりとげたいと並々ならぬ意欲を持って取り組んだ企画でした」と『ドクター・コッペリウス』の完成を喜び、父の想いを一人でも多くの方に聴いてもらいたいと呼びかけた。

公式パンフレットの解説を担当した音楽ライター・前島秀国は公演の全体像について報道陣へレクチャー。この企画は、初音ミクにバレエを踊らせたいということと、日本のロケット工学の創世記に携わった糸川英夫博士をモチーフにした作品をつくりたい、その二つの構想を合体させた作品であったことを明かした。また、本公演の最大の注目ポイントは3DCGとバレエダンサーが交わる立体映像装置の導入。演出を手掛けることぶき光は「当日のお楽しみ!」と期待感をあおった。

振付を担当したのは、日本人初のシルク・ドゥ・ソレイユのダンサーとして活躍する辻本知彦。昨年の初顔合わせで「どうしてもこの人の前で踊りたい!」と別れ際に、タクシーに乗ろうとする冨田さんの前で踊ったエピソードを話し、会場でもその時のダンスを披露してみせた。公演の最後にある振付は「自分の人生の中で最大のヒット作!」と自負。そして「必ず泣けます!」と締めた。

オーケストラを指揮するのは渡邊一正。小学校のころ、(冨田さんのアルバム)「惑星」を擦り切れるほど聴いたという思い出を話し「あの世から怒られないように、スコアをしっかりと読み込んで取り組みたい!」と意気込んだ。

なお、この日、バレエのコスチュームに身を包んだ初音ミクの画像も初公開。さらに、70〜80年代に冨田さんがオープンリール・テープに残していた秘蔵音源が見つかったことも伝えられ、その一部を報道陣の前で聴かせ、その音源は公演にも使われることを明らかにした。

インフォメーション

冨田勲 追悼特別公演
冨田勲×初音ミク『ドクター・コッペリウス』

第1部『イーハトーヴ交響曲』「惑星 Planets Live Dub Mix」
第2部『ドクター・コッペリウス』

【スタッフ】制作・ストーリー原案=冨田勲 『ドクター・コッペリウス』振付=辻本知彦
【キャスト】初音ミク/風間無限
指揮=渡邊一正 演奏=東京フィルハーモニー交響楽団

2016年11月11日(金)・12日(土)
・会場=Bunkamuraオーチャードホール
・チケット発売中
・料金=全席指定S席10,000円/A席8,500円

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