藤山直美主演で吉本興業創始者の生きざまを描く 大阪松竹座『笑う門には福来たる』が上演中 - 2016年11月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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大阪松竹座『笑う門には福来たる』開幕 1 喜多村緑郎(左)と藤山直美

▲ 喜多村緑郎(左)と藤山直美

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藤山直美が主演を務める舞台『笑う門には福来たる〜女興行師 吉本せい〜』が、4日、大阪松竹座にて開幕した。

“笑いの王国”として多くの人びとに親しまれている吉本興業の創始者・吉本せいの波乱万丈の人生を描いた本作。桂春団治やエンタツ・アチャコ、笠置シヅ子といった、一時代を築いた芸人たちの生きざま、華々しい演芸史の変遷も盛り込みながら、興行界で成功を収めたせいの強さや哀しさが、軽妙かつ情感溢れる物語として舞台に立ち上がる。

初日公演を終えて囲み会見に登壇した藤山は「無事に終わりました。皆さんのおかげです。本当にありがとうございます。感謝いたします」と感謝の言葉を述べた。

2014年に福岡、東京で上演され、満を持して“本場”大阪での上演が実現した今回の公演。藤山は「大阪のお客さまはこういう芝居を待っていてくれてはるんやなと特に感じました。こういうお芝居もいいかなと思っていただけたらうれしいですね」と手応えを感じているようだ。

劇中ではアドリブのように見える掛け合いを見せているが、藤山によるとアドリブはほとんどないとのこと。「アドリブを入れたとしても、それは1回きりで、次はまた違うことをやったりしますね」と応え一座の仕上がりぶりをうかがわせた。

また、客席からは「藤山!」という大向うのような声も飛び出しており、これに藤山は「歌舞伎ではありませんが、お客さまからお声をかけていただくと、力をいただくような気がしますね」とコメントした。

せいの弟・林正之助を担う喜多村緑郎は「お姉さん(藤山)とする芝居は本当に楽しいですね。僕も吉本新喜劇が大好きなので、伊賀健二さんと新幹線のネタができたのは、一生の思い出ですね」と感慨深い表情。大阪弁については「歌舞伎の上方なまりとは違い、リアルな関西弁なので、まだまだです。もっと勉強しなければと思っています。出演者のみなさんは生粋の関西人で、なおかつ今回は大阪の中心で舞台をやっているので、もっともっと精進しなければと思います」と気を引き締めた。

せいの息子・頴右を演じる西川忠志は、父・きよしからは「気を引き締めてやりなさい」と言葉を送られたという。西川は「せいさんと泰三さんが吉本をつくってくださったからこそ、父と母が出会い、僕が生まれ、さらに吉本新喜劇でお世話になっています。その吉本の作品を大阪松竹座で上演するという本当に縁を感じています。また、せいさんを直美さんが演じられる。父は、寛美先生にも大変お世話になっていましたので、本当に深い深い縁いっぱいの作品に参加させていただき、本当に感謝の気持ちでいっぱいです」と謙虚に語った。

藤山との親子役での共演に西川は「舞台では親子役ですが、役者としては本当に大先輩。“とにかく気をもって演じてください”との言葉をいただきました。その役の気構え、一つひとつを千秋楽まで積み重ねていきたいと思っています」と気合を入れた。

そんな西川に藤山は「忠志さんは本当に吉本が詰まったような人。関西のビバリーヒルズにお住まいです。やすきよ漫才といったら、本当にもうすごいことで、その血を受け継ぐ忠志さんは本当に一級品というかホンマもんです。私こそ恐れおののいています(笑)」と笑わせた。

公演は25日(金)まで。

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  • 大阪松竹座『笑う門には福来る』開幕 1 喜多村緑郎(左)と藤山直美
  • 大阪松竹座『笑う門には福来たる』開幕 2 西川忠志(左)と藤山直美
  • 大阪松竹座『笑う門には福来たる』開幕 3 田村亮(左)と藤山直美
  • 大阪松竹座『笑う門には福来たる』開幕 4 左から、林与一、藤山直美、奥野此美(子役)
  • 大阪松竹座『笑う門には福来たる』チラシ

インフォメーション

『笑う門には福来たる〜女興行師 吉本せい〜』

【スタッフ】原案・原作=矢野誠一 劇作・脚本=佐々木渚 脚色=小幡欣治 演出=浅香哲哉
【キャスト】藤山直美/喜多村緑郎/林与一/田村亮/石倉三郎/仁支川峰子/松村雄基/大津嶺子/西川忠志/東千晃/鶴田さやか/いま寛大

2016年11月4日(金)〜25日(金)
・会場=大阪松竹座
・料金=全席指定一等席13,000円/二等席7,000円/三等席4,000円

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