関ジャニ∞・横山裕×倉持裕タッグで手塚治虫の異色作「上を下へのジレッタ」を舞台化 - 2016年11月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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倉持裕

▲ 倉持裕

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手塚治虫の漫画「上を下へのジレッタ」が、関ジャニ∞・横山裕の主演と、倉持裕の脚本・演出で舞台化。5月にBunkamuraシアターコクーンにて上演される。

1968年に「漫画サンデー」に連載された原作は、数多ある手塚作品の中でも異色作として知られる一作。あまりに斬新すぎる演出から業界を追放されてしまったTVディレクターが、妄想世界「レジッタ」を使い、覆面歌手をスターダムにのし上げることで復讐を企むというストーリーだ。

マスコミ社会を舞台に、さまざまな角度から湧き出る人間の欲望を風刺したほか、現代で言うヴァーチャル・リアリティーの世界を「ジレッタ」と称した独特の表現でつくり出すなど、手塚作品ならではの文明批判と先見性が織り込まれたSFドラマが繰り広げれる。

脚本・演出を手掛けるのは倉持裕。彼は幼いころに原作を読み、その衝撃から、主人公のキャラクターが自身の作品世界に大きな影響をもたらしているという。今回は、“妄想歌謡劇”と銘打ち、現実(日常)と非現実(非日常)の混沌とした世界を、ストレートプレイにとどまらない、音楽劇とは一味違う、歌とダンスを取り入れた新しいジャンルの演劇を打ち出す。

そして、主演の横山が演じるのは“自称・天才TVディレクター”の門前市郎。つねに野心満々で、己の欲望に飲み込まれて破滅するエゴイストという強烈な個性を放つダークヒーローに挑む。

■倉持裕
今回の原作である「上を下へのジレッタ」に出会ったのは、もう三十年以上前、僕がまだ小学生の頃でした。作中の「ジレッタ」と呼ばれる荒唐無稽で少しエロティックな妄想世界にドキドキしたのを覚えています。その興奮と、「ジレッタ」を利用して成り上がろうと動き回る主人公・門前の魅力は、いつまでも頭から離れず、今の僕のドラマツルギーは確実にその影響を受けています。混沌から生まれる面白さへの興味、エンタメの主人公は常に能動的であれという 信条などは、すべてこの「ジレッタ」からの影響だと思うのです。
巨大メディアのテレビがかつての勢いをなくし、ネットが世界を席巻する今、現実よりも妄想 に耽ろうとする人間たちを描いたこの「ジレッタ」は、むしろ発表当時よりも批評性を増し、観客の目に生々しく映ることでしょう。
主人公の門前を演じる横山裕さんには、目的達成のためには手段を選ばず猛進する野心家の顔と、プライドの高さゆえに傷つきやすい顔の両面を、楽しんで演じ分けてもらえたらと期待します。

■横山裕
原作漫画を読んで、連載された1968年という時代にこんなブッ飛んだ世界観が描かれていたことにまず驚き、これをどうやって舞台化するんだろう!?と興味が湧きました。主人公がダークヒーローだというのも面白さの1つだと思います。このアクの強いキャラクターの成り上がり、堕ちていく姿があまりにも生々しくて…。門前市郎という人はすごく人間らしくて、自信家なんでしょうね。自分と照らし合わせた時に、僕はここまで我が強くないし、もっと気を遣って生きてるからなあ…と気後れしましたけど(笑)。でもだからこそ憧れるし、やってみたいな!と強く思いましたね。
倉持さんの舞台「家族の基礎」を拝見して、その面白さに、とても緻密な計算のもとにモノ作りをされる方なんだろうなと感じました。その時「すでに『上を下へのジレッタ』の舞台の世界観は見えている」とおっしゃっていたので、もうこの人について行こう!と。倉持さんの世界と手塚治虫さんの世界が交わって、どんな化学反応が起きるのか楽しみですし、僕にとっても挑戦の舞台です。まだ明確に何とは言えませんが、そこに向かって今も頑張っているので、新しい横山裕を見せられるんじゃないかなと。僕自身、期待を持って楽しく作品に身を委ねようと思っています。

インフォメーション

妄想歌謡劇『上を下へのジレッタ』

【スタッフ】原作=手塚治虫 脚本・演出=倉持裕 音楽=宮川彬良 振付=振付稼業air:man
【キャスト】横山裕 ほか

■東京公演
2017年5月
・会場=Bunkamuraシアターコクーン

■大阪公演
2017年6月
・会場=森ノ宮ピロティホール

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