妻夫木聡&緒川たまきらと紡ぐKERA流ファンタジック・コメディー 世田谷パブリックシアター『キネマと恋人』が開幕 - 2016年11月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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『キネマと恋人』開幕 1 妻夫木聡(左)と緒川たまき

▲ 妻夫木聡(左)と緒川たまき

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ケラリーノ・サンドロヴィッチの新作『キネマと恋人』が、プレビュー公演を経て18日に世田谷パブリックシアターにて開幕した。

ウディ・アレン監督の映画「カイロの紫のバラ」にインスパイアされ、KERAが書き下ろした新作。舞台は昭和11年(1936年)秋、東京から遠く遠く離れた、日本のどこかにある小さな島の小さな港町で繰り広げられる。町唯一の映画館では、東京で封切られてから半年遅れで、ようやく新作映画がかかる。ある日、映画の登場人物・寅蔵は、同じ映画を何度も観賞するハルコに気付き、あろうことかスクリーンから現実の世界へと飛び出し、彼女を連れ出してしまう。寅蔵を演じた俳優・高木は騒動を聞きつけ、寅蔵を映画の中へ戻すべく二人を探し始めるが……。

キャストには、高木と寅蔵の二役を演じる妻夫木聡、ハルコを演じる緒川たまきをはじめ、ともさかりえ、三上市朗、佐藤誓、橋本淳、尾方宣久、廣川三憲、村岡希美など多彩な面々が集結。映画への愛あふれる、ロマンティックでファンタジックなコメディーが紡がれる。

初日を迎えたKERA、妻夫木、緒川のコメントは以下の通り。

■ケラリーノ・サンドロヴィッチ(台本・演出)
『キネマと恋人』は、「カイロの紫のバラ」というとても好きな映画がモトネタなので、そういう意味でも特別な作品なのですが、プレビュー3公演を経て、今日の芝居が一番良かったです。みんな楽しんでやってくれていて、今日も妻夫木に「楽しい?」って聞いたら「めちゃくちゃ楽しいです」という答えが返ってきたのでホッとしたんですけどね。今回は振付の小野寺(修二)君や映像監修の上田(大樹)くんの力をいつもの倍以上費やしてもらい、スタッフや色んな人の力を借りて完成に至りました。演劇は総合芸術だということをまさに体現したような作品になったんじゃないかと思います。

■妻夫木聡 高木高助(俳優)/間坂寅蔵(映画の登場人物)役
「カイロの紫のバラ」のように、観ている間は夢見心地で、劇場を出た後も「ああ、良い夢だったな」と甘くも苦い切なさが余韻として残れば良いなと思っていましたが、やはり人間が生で演じることによって、自分の想像以上に、さらに豊潤な作品になったと感じています。きっとエンディングにはいろいろな受け取り方があって、僕が演じる寅蔵の「考え方だな」というセリフにもあるように、皆にとってのいつかのハッピーエンドにつながればと思っています。とにかく僕たちは演じていて楽しくて、いつまでも続けば良いという気持ちでいるので、これから一日一日、一分一秒を本当に大切にしながら演じていきたいです。

■緒川たまき 森口ハルコ役
この作品の中の登場人物は皆、厳しい現実と、甘い夢を見る時間とを行き来するようなところがあるんです。例えば私が演じるハルコさんは、大好きな映画を観ることでつらい現実を忘れることができます。上演時間が3時間を超えるお芝居ですが、疲れるというよりはむしろ、演じるたびにまたこの作品に会えたという喜びで元気がチャージされていきます。私にとってそういう力がある作品なので、観てくださる方にとってもそうでありますように、と思っています。

東京公演は4日(日)まで。その後、大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ、長野・まつもと市民芸術館 実験劇場、愛知・名古屋市芸術創造センターを巡るツアー公演が行われる。

なお、現在発売中の「シアターガイド」12月号ではKERA&妻夫木、緒川&ともさかの対談を掲載している。公演と併せてぜひこちらもチェックしていただきたい。

この記事の写真

  • 『キネマと恋人』開幕 1 妻夫木聡(左)と緒川たまき
  • 『キネマと恋人』開幕 2 緒川たまき(左)と妻夫木聡
  • 『キネマと恋人』開幕 3 中央は緒川たまき
  • 『キネマと恋人』開幕 4 中央は緒川たまき(左)と妻夫木聡、右はともさかりえ
  • 『キネマと恋人』開幕 5 中央は尾方宣久

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