関ジャニ∞・安田章大×福原充則で土田世紀の漫画「俺節」が舞台化 - 2016年12月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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『俺節』シャーロット・ケイト・フォックス(左)と福士誠治

土田世紀の漫画「俺節」が、関ジャニ∞・安田章大主演×福原充則作・演出のタッグで舞台化。5・6月に東京・TBS赤坂ACTシアター、大阪・オリックス劇場で上演される。

土田が小学館「ビッグコミックスピリッツ」で1991年から93年にかけて連載した原作漫画は、青森県津軽出身の高校生・コージこと海鹿耕治(あしか・こうじ)が単身上京し、演歌歌手を目指して奮闘する涙と感動の青春群像劇。若者たちの愚直なまでの情熱、愛と友情、苦悩、焦燥感を、それらを象徴するような演歌の歌詞とともに濃厚なタッチで描き土田の代表作の一つとなった。また、作中のコージのデビュー曲「俺節」は、土田の詞と北島三郎の作曲・プロデュースで実際にCD化(歌:小林ひさし)もされ話題となった。

約2年半ぶりの舞台に取り組む安田。今回は、恐ろしく不器用だが演歌への煮えたぎるような情熱を持つコージで主演を担う。このほか、コージと恋に落ちる東欧出身の不法滞在中のストリッパー・テレサを演じるシャーロット・ケイト・フォックス、お調子者のギター弾きで、コージの相棒・オキナワを演じる福士誠治、演歌界を代表する大物歌手・北野波平役を演じる西岡徳馬、流しの歌手・大野を演じる六角精児、ストリップ小屋の支配人・金村などを演じる中村まこと、元アイドル歌手・寺泊行代とストリッパーのリーダーの二役を演じる高田聖子、ストリッパーなどを演じる桑原裕子と、共演には個性豊かな実力派たちが集結する。

高校時代から原作ファンであり、「いつか舞台にしたいと思っていた」という福原。舞台化にあたり、原作の熱量と泥臭い味わいはそのままに、若干設定を変え、コージとオキナワ、テレサの関係を中心に物語を構成するとのことだ。また、登場人物たちが劇中で歌う演歌の名曲やギターの生演奏も盛り込まれる。

■福原充則
連載当時から漫画「俺節」を読んでいました。誰に頼まれたわけでもないのに、負けても負けても立ち上がって、リングに上がり続けような主人公を中心に、今というものからちょっとズレている人たち、世の中とコミットしたいんだけれども上手くいかない人たちが、右往左往しながらも前に進んでいく物語は、いまも僕の心の拠りどころになっています。この作品に描かれた、言葉にするのはちょっと恥ずかしいようなSOULとLOVEを伝えたくて、素晴らしいキャストに集まってもらいました。初対面でいきなり歌ってもらったにもかかわらず、僕が漫画を読んで想像していたコージの歌そのものの、人間味がにじむ演歌を聞かせてくれた安田さん。“人の悲しさがわかった上での優しさ”を感じさせるシャーロットさん。高い“アニキ力”をとてもさりげなく発揮してくれる福士さん。そして西岡さん、六角さん、まことさん、高田さん、桑原さんと、いずれも原作の熱と泥臭さを存分に体現できるメンバーです。物語に沿って、登場人物たちが劇中で実際に演歌を唄うところも、舞台ならではの面白さ。原作ファンのかたに「こんなの俺の『俺節』じゃない!」と言われても、「でもこれが、稽古場でみんなでつくった『俺節』です」と胸を張れるようにはしたいですね。リングに上がろうとすらしない人が増えている気がする今、この作品を通して、お客さんに「あなたにもSOULとLOVEはありますよね?」と問うてみたいと思います。

■安田章大
今回のお話をいただいて初めて原作を読みました。不器用だけど一途で、何度つまずいても必死に喰らいついていくコージの姿がすてきでカッコよくて、土田さんの熱量と思いを感じました。あがいても上手くいかないことって、誰にでもあると思うんです。そこで必死にもがく姿、諦めずに貫き通す心の清らかさや強さは、人の心を打つ美しさを持っていると思う。そんな世界観を、まだまだもがいている僕がコージを演じることで伝えられたら、ものすごくうれしい。関ジャニ∞のデビュー曲が「浪花いろは節」で、もともと演歌には縁があります。その演歌に気持ちを乗せて、舞台で目いっぱい歌えることも楽しみです。毎ステージ惜しみなく全力を出し切って、感情が爆発しているような舞台になればと思います。

■シャーロット・ケイト・フォックス
お話をいただいた時は、私が日本語の舞台に!? と驚きました。大きなチャレンジなので怖さもありますが、ストリッパー役というのもなかなか経験できないと思うので、楽しみたいです。試しにポールダンスのレッスンを始めたら想像以上に大変で、最初はアザだらけになりました。役の背景まで掘り下げながら、孤独なサバイバーとして生きてきたテレサの人間性や愛を見出したいです。子どものころから舞台が大好きだった私は、劇場の匂いに包まれると家に帰ってきたような気持ちになります。エネルギッシュな素晴らしい舞台になることを、とても楽しみにしています。

■福士誠治
演歌という大きな主軸を持った、芝居と音楽が融合したこの舞台で、コージの相棒・オキナワを演じます。コージと切っても切れない関係をつくって、お客さんに何か届けられたら幸せです。この12月に初めて舞台の演出を経験して、より一層、演劇の世界が好きになったと感じているので、まずは稽古場でのセッションを楽しみたいですね。ギターの生演奏もあるので、四六時中ギターに触れて猛特訓して備えたい。それでももし足りない時は、音楽に対する熱い気持ちで勝負できたらと思います。芝居もギターも原点に戻る気持ちで、覚悟を決めて頑張ります。

インフォメーション

『俺節』

【スタッフ】原作=土田世紀 脚本・演出=福原充則
【キャスト】安田章大/シャーロット・ケイト・フォックス/福士誠治/六角精児/高田聖子/桑原裕子/中村まこと/西岡徳馬 ほか

■東京公演
2017年5月28日(日)〜6月18日(日)
・会場=赤坂ACTシアター

■大阪公演
2017年6月24日(土)〜30日(金)
・会場=オリックス劇場

各公演とも
・一般前売=3月18日(土)開始
・料金=全席指定S席11,000円/A席9,000円

*記事中の西岡徳馬の「徳」は正しくは旧字体

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