市村正親が8役に挑戦 ミュージカル『紳士のための愛と殺人の手引き』製作発表会 - 2016年12月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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『紳士のための愛と殺人の手引き』会見 1 左から春風ひとみ、宮澤エマ、ウエンツ瑛士、市村正親、柿澤勇人、シルビア・グラブ

▲ 左から春風ひとみ、宮澤エマ、ウエンツ瑛士、市村正親、柿澤勇人、シルビア・グラブ

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『紳士のための愛と殺人の手引き』会見 14 市村正親

▲会見オープニングでは市村正親が演じる8役が集結

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市村正親の出演で4月に日生劇場で上演されるミュージカル『紳士のための愛と殺人の手引き』の製作発表会が、12日に都内のホテルで行われた。

本作は、2014年のトニー賞で、ミュージカル部門作品賞をはじめ4部門を受賞したヒット作。エドワード朝時代のイギリスを舞台に、伯爵継承権8番目の青年モンティが、相続権を奪取するため、自分の上位にいる相続者たちをあらゆる手段で排除していくというコメディーだ。

市村は、モンティに命を狙われる8人の貴族たちを一人で担当。このほか、モンティをウエンツ瑛士&柿澤勇人がWキャストで演じるほか、キャストにはシルビア・グラブ、宮澤エマ、春風ひとみらが顔をそろえる。

会見での主なコメントは以下の通り。

■春風ひとみ ミス・シングル役
いただいた第1稿の脚本には「押しの強い、カマキリのごとくの乳母桜」と書いてありまして、今からどのような花が咲かせられるのかワクワクしています。私は初めて市村さんと共演させていただくのが最高の楽しみです。
【役づくりについて】
私は、一番最初に登場して、物語のきっかけとなる役。楽しいナンバーを最初に歌わせてもらうので、この作品は楽しいんだな、どうなるんだろう? という入り口を見せられたらと思います。

■宮澤エマ フィービー・ダイスクイス役
2014年にブロードウェイでこの作品をたまたま観ていて、ブラックユーモアの作品は絶対に日本でウケるだろうと思っていました。フィービー役の方は、すごく高音のソプラノで「あの役をやる人は大変だろうなぁ」「誰がやるんだろうなぁ」と思っていたので、オーディションを受けてこの役をいただけたのは、うれしいと同時にハラハラドキドキで怖いなと思っています。
【役づくりについて】
この作品は、階級の違いを描いたお話。19世紀のイギリスは階級を超えた交わりが少ない社会で、その中でも、良いお家の家柄ながら、経歴だけで判断されたくないという考えを持ったお嬢さまです。彼女の生い立ちや、お嬢様だから持つ外の世界への興味、モンティと触れ合い成長する物語もあるのでそこを大事に演じたいです。

■シルビア・グラブ シベラ・ホルワード役
私もたまたまブロードウェイで観ていて、その時に「これは市村さんしかできないな」と思っていたんです。日本版で市村さんがやると聞いた時はすごくうれしかったし、そこに私が加われるのはすごく幸せでです。実は日本のミュージカルの俳優さんで一番最初に憧れたのが市村正親さん。なのでご一緒させていただけるのはすごくうれしいです。そして全キャストがすごく濃いので、観た後はさわやかなシャーベットでも食べていただければいいかなと思います(笑)。
【役づくりについて】
私のテーマは一言「若づくり」!(会場笑)

■柿澤勇人 モンティ・ナヴァーロ役(Wキャスト)
僕は今、『フランケンシュタイン』という作品の稽古中で、その作品はまあ暗くて切ない話で、これからやる『デスノート』という作品もまあ暗くて切ない話で、振り返ってみると、僕の役者人生には、殺人犯・殺人鬼・人を追い込む役が多いんです。今回はコメディーだと聞いて、ワクワクして内容を聞いたら「人を殺します」と(会場笑)。でも、コメディーなので劇場でたくさん笑って楽しい思いをしてもらえる作品になると思いますので楽しみにしてください。
【役づくりについて】
僕のテーマは、市村正親さんにビビらないこと(会場笑)。しかも、何回も殺させていただく立場なので、殺す前に自分が死んじゃうんじゃないかというくらいです。今も隣にいるだけで心臓がバクバクなんです。本番はビビらずに殺したいなと思います(笑)。

■ウエンツ瑛士 モンティ・ナヴァーロ役(Wキャスト)
かつて、初めてのミュージカルの初日を迎えるにあたり、あまりにも緊張し過ぎて、市村さんに電話をして「もうダメだ、降ります」と言ったのが2年前。「お前はやれるよ」と励ましていただいたんですが、僕は日生劇場の前の公園でちっちゃいゲロを吐いて本番に臨みました(会場笑)。そこからまさか2年経って、“レジェンド”市村さんと共演できると思っていませんでした。今回は、Wキャストということもあり、それぞれの色の違いも出せたら。それにアンサンブルキャストの方々にも、見せ場があるのですてきな舞台になると思います。
【役づくりについて】
(柿澤に)ウソはいらないよ。全然ビビってないし、ウラじゃ「市村」って呼んでたでしょ(会場笑)(柿澤から「やめてよ!」とツッコミ)。僕はモンティは受けの芝居だなと思っています。コメディーだけど、モンティは笑いを取るより、真摯に自分の思いの通りに話を進めていく。殺していく中、出会いの中で、心情が変わっていくのでそこを丁寧にやっていくのが、大事かなと考えています。

■市村正親 ダイスクイス・ファミリー役(8役)
柿澤君とウエンツ君とトリプルキャストと聞いて、ミュージカルを引き受けたのですが……(会場笑)。そうではなくて8役やらせるから引き受けてくれと言われて、全部死んでいく役なんです。蜂に刺されたりとか水に溺れたりとか、アクシデントに巻き込まれたように見える死に方なんですが、楽しく死ねたらいいですね(笑)。お客さんも笑えるような死に方にしたいと思います。だんだん僕も歳とともにキツい役が増えてきて、今回も正直どうなるか、自分でも皆目検討がつきません。昨日、盛岡でやってきたばかりの『ミス・サイゴン』は、ファイナル公演と銘打ってますが、これもやれるんだったら、まだまだあれ(ミス・サイゴン)もやれるんじゃないでしょうか。でも非常に楽しい作品です。僕も向こうで観てきました。日本でミュージカルを志している俳優さんたちが「あの役は市村さんしかいない」とチラホラと言っているというのを小耳に挟みまして、そういう方たちの期待を裏切らないように8人の役をしっかり演じて、楽しい役をつくれたらいいなと思います。
【役づくりについて】
確かにコメディーだけど、やっている人間が笑わそうと思ってやるコメディーものではなく、必死に生きてること、それぞれの道を生きること自体が、傍から見るとおかしいく見えるんです。笑いを取りに行くより、8役を懸命に生きたいですね。

■寺崎秀臣(演出)
皆さんの役づくりを取りまとめて、お客さんの前に提案する時には最も良い形になるようにするのが僕の仕事。“日本版演出”とあるのですが、僕らはブロードウェイのものをそのままやるのではなくて、日本のオリジナリティーや、市村さんや皆さんの良さを出していかないといけない。作品の面白さはもともとあるので、それにもっともっと良さにプラスして、もしかしたら向こうより圧倒的に面白いものが出来上がるような、そんな期待を込めて演出に参加したいと思います。

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  • 『紳士のための愛と殺人の手引き』会見 1 左から春風ひとみ、宮澤エマ、ウエンツ瑛士、市村正親、柿澤勇人、シルビア・グラブ
  • 『紳士のための愛と殺人の手引き』会見 2 市村正親
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  • 『紳士のための愛と殺人の手引き』会見 13 ウエンツ瑛士(左)と柿澤勇人
  • 『紳士のための愛と殺人の手引き』会見 14 市村正親
  • 『紳士のための愛と殺人の手引き』会見 15

インフォメーション

ミュージカル『紳士のための愛と殺人の手引き』

【スタッフ】脚本・歌詞=ロバート・L・フリードマン 作曲=スティーブン・ルトバク 翻訳=徐賀世子 訳詞=高橋亜子 演出=寺崎秀臣
【キャスト】市村正親/ウエンツ瑛士、柿澤勇人(Wキャスト)/シルビア・グラブ/宮澤エマ/春風ひとみ ほか

2017年4月8日(土)〜30日(日)
・会場=日生劇場
・チケット発売中
・料金=全席指定S席13,000円/A席8,000円/B席4,000円

*寺崎秀臣の崎は正しくは「立つ崎」

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