日本発の現代サーカス ジャグリング&音楽集団ながめくらしつ『心を置いて飛んでゆく』が開幕 - 2016年12月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
サイト内検索
すべて|
公演名|
人名・劇団名|
劇場|
演劇ニュース
様々な条件で検索
こだわり検索
注目キーワード

演劇ニュース

このエントリーをはてなブックマークに追加
ニュースを購読する

ジャグラー・演出家の目黒陽介が中心となり結成された「ジャグリング&音楽集団ながめくらしつ」の新作公演『心を置いて飛んでゆく』が、本日16日にシアタートラムにて開幕した。

オブジェと身体、音楽が融合した舞台空間の創出を目指した表現に取り組んでいる彼ら。前作ではジャグラーによるボールと身体の群舞的小作品『誰でもない』と、ゲスト・アーティストを中心にモノを媒介にした表現を模索する抒情詩的本編『終わりをみながら』という別々の作品を創作した。

その2作品を一つに再統合することに挑戦した今回。メンバーには、5名の実力派ジャグラーに加え、ゲストパフォーマーに、谷口界、長谷川愛実らを迎えた。ミュージシャンや美術家によって重層的に支えられた舞台空間を立ち上げ、日本人ならではの現代サーカスの世界を繰り広げる。

■目黒陽介
人と人との物理的な距離感、心の距離感、そういったことを“物(道具)”を介して目に見えるかたちにしてみたいという思いが、一つとしてありました。人への関わり方というのは、例えば、目の前で話をするという関係から、現代では電波に依存するところも多く、SNSなどウェブ上のどこかで見知らぬ誰かが自分のことを話したり、自分が何かを発信したりすることで、繋がっているような、いないような曖昧な関係までさまざまです。いくつもの距離感、距離の種類、距離の幅などが考えられると思うんです。特に、“自分が今、そこにいなくても存在している”感覚というのは、言葉にすると難しいですけれど、現代に生きているからこそ、より感じ得る現象ですよね。そのこと自体の善し悪しではなく、そういった多種多様の距離感を表現することに強く興味がわきました。例えば、直接触れることや、道具を投げるなど物を介して触れることを幾つも試していく中で見えてくるものを表現したいと思っています。
お客さまの目の前で起こっていることがすべてですので、どのように観ていただいても大丈夫です。うーん、全部観なくても大丈夫です(笑)。というのは、舞台上で同時にいろいろなことが起きるので、1回では追い切れないかもしれません。どの部分をどのように楽しんでいただくかは、お客さま次第です。シアタートラムでの公演は2度目になりますが、慣れるということはまったくありませんね。回を重ねるごとにハードルは上がるもの。“日本の現代サーカス”というジャンルの作品をつくるということは、それだけの覚悟が必要です。ものづくりの環境から、何かを試してみるにしても、練習したいと思っても全く条件が整っていない。その点から自分たちで出来るようにクリアしていかないと、誰もやらなくなってしまうんじゃないかと思うんです。こういうことができたら面白いだろうな、と何かを思いつくことすらできなくなるような危機感があります。だから、まずは無理にでも“やる”必要があると。ときに、心が折れそうになりながらも(笑)、前回よりも更に“できるかわからないことをやろう”と自分たちへのハードルを上げつつ、日々、挑戦しています。

公演は18日(日)まで。

この記事の写真

  • ながめくらしつ『心を置いて飛んでゆく』開幕 1
  • ながめくらしつ『心を置いて飛んでゆく』開幕 2
  • ながめくらしつ『心を置いて飛んでゆく』開幕 3
  • ながめくらしつ『心を置いて飛んでゆく』開幕 4
  • ながめくらしつ『心を置いて飛んでゆく』開幕 5
  • ながめくらしつ『心を置いて飛んでゆく』開幕 6
  • ながめくらしつ『心を置いて飛んでゆく』開幕 7
  • ながめくらしつ『心を置いて飛んでゆく』開幕 8

インフォメーション

関連サイト

トラックバック

この記事のトラックバックURL

http://www.theaterguide.co.jp/mt/mt-tb.cgi/8936